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債権と債券の違い

記事作成日:2017年10月17日

債権と債券の違いについてです。混同しやすく、間違えやすい言葉に「債権」と「債券」があります。債権とはある人に何らかの行為を要求することができる権利で、債券は発行体である国や企業に元本や利息の支払いを求めることができる権利を示した有価証券です。資産運用では基本的に債券に投資するのであって、債権に投資するのは一般的ではありません。債券投資とは言いますが、債権投資とは一般的には言わないのです。

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債権とは

債権とは人に何らかの行為を要求できる権利

債権とは、他の人(債務者)に一定の行為(給付)をすることを要求することができる権利のことです。物の支配を目的とする所有権のような物権と同じ財産権の一種です。所有権などの物権は物に対する権利、債権は人に対する権利です。

債権によって何らかの行為を要求されることを債務と言います。誰かに対して権利を有している人を債権者、他人に義務(債務)を負っている人を債務者と言います。

債権の例

典型的な債権は金銭債権で、金銭の支払いを要求することができる権利です。他にも特定の物を引き渡すことを要求する権利である特定物債権などがあります。

債権は人と人の約束(契約)によって発生しますが、不法行為による損害賠償請求権のように契約以外の理由で発生する場合もあります。

債券とは

債券とは元本や利息を受け取る権利を示した有価証券

債券とは、所有者の財産の権利を表す証券である有価証券の一種で、国や地方自治体、民間企業などが投資家からお金を借りて資金調達をする際に発行される証券です。ただし、ペーパーレス化(電子化)されている場合があり、必ずしも紙の債券が発行されるわけではありません。電子的な記録によって権利を記録する場合があります。

有価証券は権利を紙の証書・証券の上に載せて具現化したものですが、債券は国や企業などに貸した(投資した)お金を返してもらう権利を証券の上に載せて形にしたものです。

債券を持っていると元本や利息を受け取ることができる

債券は、株式とは違って国や企業などの発行体が投資家からお金を借りる際に発行されるため、満期になれば元本が返済(償還)されます。例外的に満期がない永久債がありますが、基本的に債券は満期になれば額面の金額が支払われます。

また、債券はお金を借りる際に発行されるため、基本的に利息(利子、クーポン)も一定期間後に支払われます。例外的にゼロクーポン債(割引債)と呼ばれる利息(利子、クーポン)の支払いがない債券があります。

ゼロクーポン債(割引債)は満期で償還される額面金額よりも割引されて安く発行されるため、投資家は発行時の購入金額と満期の償還額(額面金額)の差額分の利益を得ることになります。

債券は債権の一種

債券は、投資家が発行体に元本や利息の支払いを要求することができる権利を表す有価証券です。つまり、債券は金銭債権であるため、債券で表される権利は債権の一種です。ただし、債権と債券は同じではなく、違うものです。債権の一部に債券が含まれる関係です。

債権投資ではなく債券投資

資産運用では基本的に債券投資と言い、債権投資とは言いません。広い意味では債券も債権なので、債券投資は債権投資でもあるはずなのですが、債券投資と言います。

もちろん、資産運用において、債券以外の債権に投資することも想定されますが、債権投資は一般的な言葉ではありません。

他の人に何かを要求することができる権利である債権も売買することができる場合があり、債権を買うことも、債権を売ることもできるため、資産運用の対象とならないわけではありませんが、通常は資産運用で投資対象になるのは「債権」ではなく「債券」です。

まとめ

  • 債権は他の人に何らかの行為をすることを要求することができる権利で、債券は発行体である国や企業から元本や利息の支払いを受けることができる権利を示した有価証券です。
  • 資産運用で投資をするのは通常は債券で、債券投資とは言いますが、債権投資は一般的な言葉ではありません。債券は債権の一種で、債券だけでなく、債権も売買の対象となりえますが、投資で売買するのは通常は債券です。紛らわしいので混同しない様に注意が必要です。

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【債権と債券の違いの記事は終わりです】

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