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債券のフォーリンエンジェル(堕天使)とは

記事作成日:2019年7月10日

債券投資でのフォーリンエンジェル(fallen angel:堕天使、堕ちた天使)とは、財務状況の悪化などによって発行体の格付けが引き下げられて、格付けが相対的に高い投資適格債から、格付けが低い非投資適格債(投資不適格債、ジャンク債)に位置付けられることになった債券を意味します。フォーリンエンジェルは相対的に利回りが高くなりますが、発行体が破綻するリスクが高い債券でもあるため、投資には注意が必要です。

債券のフォーリンエンジェル(堕ちた天使)

フォーリンエンジェルは社債に限らず、地方債や国債などでも用いられることがあります。社債であれば、売上の低迷やコストの増加、保有資産の価格の下落などから財務状況が悪化したことによって、フォーリンエンジェルとなることがあります。地方債や国債であれば、税収が伸び悩むか、歳出の拡大が止まらない状況になると、フォーリンエンジェルとなることがあります。

なお、投資適格の債券のことをエンジェル債(angel bond)と言います。また、非投資適格の債券のうち、投資適格となる可能性がある有望な発行体の債券はライジングスター(rising star:希望の星)と呼ばれます。

非投資適格債(ジャンク債)には、投資適格から落ちてきたフォーリンエンジェルと、投資適格になりそうなライジングスターなどがあることになります。

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フォーリンエンジェルの特徴

フォーリンエンジェルとなった債券の特徴です。フォーリンエンジェルは利回りが高いですが、破たんリスクが相応に高いことに注意が必要です。投資適格から非投資適格に落ちているので、通常は投資の危険性が高くなります。状況が改善する明確な理由がなければなかなか手が出づらい投資先となります。

フォーリンエンジェルは相対的に利回りが高い

安全性を確保するため投資適格債だけに投資を行い、非投資適格債には投資を行わない投資家がいるため、格下げとなって投資適格債から非投資適格債になってしまった債券は、投資家が売却を行うことがあり、債券価格は大きく下落し、利回りが大きく上昇する傾向があります。

リスクが高い債券なので、利回りが高くないと投資家が購入しないため、債券価格が下落して利回りが高くなるからです。

フォーリンエンジェルは破綻リスクが高い

一般的に格付けが下がってフォーリンエンジェルになってしまった債券は、財務状況が悪いために格下げになっています。そして、財務状況が改善する要因がなければ、財務状況の悪化が続き、更に格下げが下がって、最悪の場合は破綻してしまう可能性があります。

そのため、フォーリンエンジェルは利回りが相対的に高いため魅力があるように感じられるかもしれませんが、リスクが高い債券でもあります。

フォーリンエンジェルとなった債券投資の注意点

フォーリンエンジェルとなった債券への投資にはリスクが伴います。財務状況が悪化したからフォーリンエンジェルとなっていて、更に格付けが下がるリスクがあるからです。

そのため、フォーリンエンジェルに投資をする場合は、発行体の財務状況の改善が期待できることが重要となります。発行体の財務状況の改善の兆しがなければ、そのまま破綻してしまうリスクがあるためです。

まとめ

  • 債券のフォーリンエンジェルとは、発行体の財務状況が悪化し、格付けが高い投資適格債であったものが、格付けが低い非投資適格債となった債券を意味します。
  • フォーリンエンジェルとなった債券は、相対的に利回りが高くなりますが、デフォルトリスクも高くなるため注意が必要です。

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【債券のフォーリンエンジェル(堕天使)とはの記事は終わりです】

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