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財政政策と金利の関係

記事作成日:2015年8月23日

財政政策は景気や国債需給を通じて金利に影響を与えます。積極的な財政政策で政府が支出を拡大すると景気や物価が強含みとなるため金利上昇要因となります。また、財政の拡大は財政への懸念を高めるという点からも金利の上昇要因となる場合があります。緊縮的な財政政策で政府が支出を縮小すると景気や物価が弱含みとなるため金利低下要因となります。

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財政政策が拡大路線の時

財政政策が拡大方向で動いている場合、財政出動の拡大によって経済が刺激されることになるため、景気が回復し物価が上昇に向かうため、金利の上昇要因となります。

また、財政を拡大する場合には税収だけでは足りず、政府予算の拡大を賄うため国債発行を増やさなければならない場合があります。国債発行額が増加すると市場に出回る国債の量が増えることになるため、国債の需給バランスが緩み、国債の買い手がつきづらくなることから需給の面からも金利の上昇要因となります。

財政の拡大は財政への懸念を高めるという点からも金利の上昇要因となる場合があります。

財政政策が緊縮路線の時

財政政策が緊縮方向で動いている場合、財政出動の縮小によって経済を刺激する効果が弱まり、景気や物価が弱い動きをするようになるため、金利の低下要因となります。

また、財政緊縮は国の支出を減らすことになるので、国債発行を減らすことができるようになります。国債発行額が減少すると市場に出回る国債の量が減ることになるため、国債の需給バランスが引き締まり、国債が買いづらくなることから、需給の面からも金利の低下要因となります。

財政の緊縮は財政への懸念を和らげるという意味でも金利の低下要因となります。

財政の持続性への懸念

財政政策によって財政の持続性への懸念が強まり金利が大きく変動する場合があります。

財政状況が悪化している国では、財政再建が進まず財政収支の悪化が続いている場合、財政拡張的な予算や景気対策を発表すると、国債市場で嫌気されて金利が上昇する場合があります。

逆に財政再建策や緊縮財政的な予算が発表されると、国債市場で評価されて金利が低下する場合があります。ただし、実現性が薄いと受け止められた場合には、失望感から金利が上昇することがあります。

財政状況が良い国でも大規模な財政出動を行うことを表明した場合には格付け会社による格下げへの懸念や将来の財政悪化懸念から金利が上昇する場合があります。

財政政策は国の予算や財政再建方針で確認する

財政政策で注目されるのは国の予算です。予算が変更される場合に組まれる補正予算にも要注意です。前年よりも政府支出が増えているのかどうか、国債発行額が増えているのかどうかなどを確認します。

また、政府が財政再建目標などを掲げている場合は財政再建の進捗度合いや実現の見通しなどが市場の関心を集めます。

まとめ

  • 積極的な財政政策で政府が支出を拡大すると景気や物価が強含みとなるため金利上昇要因となります。また、国債発行額が増えれば国債需給が緩むため、金利上昇要因となります。
  • 緊縮的な財政政策で政府が支出を縮小すると景気や物価が弱含みとなるため金利低下要因となります。また、国債発行額が減れば国債需給が引き締まるため、金利低下要因となります。

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【財政政策と金利の関係の記事は終わりです】

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