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新発債とは・特徴やメリットとデメリット

記事作成日:2018年5月13日
最終更新日:2021年10月26日

新発債とは

新発債とは新しく発行される債券のことを意味します。新発債券と呼ぶこともあります。新発債は、発行日、発行金額、満期日、利率などの発行条件はあらかじめ決まっているため、購入金額や利回りなどが確定していることが特徴です。

新発債は、直接発行体から購入するか、証券会社などを通じて間接的に購入します。個人投資家が購入する場合は基本的に証券会社を経由して申し込みを行います。

新発債は、発行金額があらかじめ決まっているため、申し込みが殺到した場合には購入できない場合があります。要は売り切れとなることがあるのです。また、個人の投資家向けには発行されない債券もあります。

基本的に新発債の購入時には表面上、手数料の支払い負担は発生しません。発行体などが負担しているためで、購入価格と額面価格の差額が利益になります。

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新発債の特徴とメリット

新発債の特徴とメリットについてです。

利回りなどの条件が確定している

新発債の場合には、あらかじめ発行金額、満期日、クーポンの利率等が決まっているため、満期まで保有した場合の利回りが確定しています。そのため、資産運用の計画を立てやすく、購入するかどうかの判断がしやすいということがメリットになります。既発債など投資家同士での売買となると購入条件が変わってきますが、新発債の場合には条件が確定しているのです。

基本的に他の投資家と同じ条件で購入

新発債を購入する場合にはあらかじめ発行の条件が示されます。そのため、他の投資家と異なる不利な条件で購入するということが基本的にはなく、他の投資かと同じ条件で購入できます。

新発債のデメリット

新発債のデメリットについてです。

発行されないと買えない

新発債は、発行体が債券を新たに発行しないと購入することができません。流通市場で購入する場合は、流動性がある債券なら自由に購入できますが、新発債は発行がない場合は全く購入することができないのです。また発行されたとしても、利回りなどが希望する条件に見合っているとは限りません。

銘柄の選択余地があまりない

新発債は、その時新たに発行される債券を購入することになります。そのため、自由に債券の銘柄を選べるわけではなく、発行される銘柄を購入するかどうかを判断することになるのです。銘柄を自由に選べないため資産運用においては制約があり、デメリットとなります。

いつでも自由に購入できるわけではない

新発債は発行日が決まっています。そのため、自分が希望する好きなタイミングで購入できるわけではなく、債券が発行される日に購入しなければいけないのです。そのため、資産運用をしたいと考えていても、希望するタイミングでは投資ができないため、投資タイミングなどを上手く調整する必要が出てきます。

売り切れてしまい購入できない場合がある

新発債の場合には発行金額があらかじめ決まっています。証券会社などを通じて購入の申し込みを行っても、申し込みが多数となったため抽選などが行われた場合、必ず購入できるとは限りません。また、買えた場合でも希望通りの金額分だけ買えるとも限りません。買えるか買えないか不確実である、買えても希望する金額買えるか分からないため、投資がしづらい部分があります。

まとめ

  • 新発債とは新発債券ともいい、新たに発行される債券のことをいい、発行市場で取引が行われます。
  • 新発債は、利回りなどの購入条件が確定していることがメリットですが、発行されないと買うことができず、購入時期や購入できる銘柄にも限定があるということがデメリットです。

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【新発債とは・特徴やメリットとデメリットの記事は終わりです】

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