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債券で儲かる仕組みと損する仕組み

記事作成日:2015年11月8日

債券投資でプラスのリターンが得られて儲かる仕組みと、マイナスのリターンで損をする仕組みについて説明しています。債券投資では売却益・償還差益やクーポン(利息)によって利益が出ます。逆に債券投資では売却損・償還差損やデフォルト(債務不履行)、手数料によって損失が生じてしまうことがあります。

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債券投資で儲かる仕組み

債券投資で儲かる方法、利益には主に次の3つがあります。

  • 売却益
  • 償還差益
  • クーポン(利息)

売却益

債券を満期まで保有しないで途中で売却した場合に、購入価格よりも売却価格が高かった場合に得られる利益で、値上がり益、キャピタルゲインということになります。

例えば、市場の金利が低下することにより投資対象銘柄の利回りが低下した場合には債券価格が上昇するため、売却すれば売却益が得られます。

また、イールドカーブが順イールドの場合に時間の経過に伴って債券の利回りが低下すると発生するロールダウン効果も売却益の源泉となりえます。

なお、債券は発行時の価格と償還時の償還価格に差がある場合、時間の経過によって一部の償還差損益が生じると考えると、自然と債券の価格は上昇していくことがあるため、値上がり益には変わりありませんが債券の保有によるインカムゲイン的な性質があると捉えることもできます。

償還差益

債券投資を行った場合、満期まで保有すれば額面金額が償還されます。割引債ではクーポン(利息)を支払わない代わりに額面金額から割り引かれた金額で債券が発行され、償還金額と購入金額の差額が儲けとなります。例えば100万円で償還される債券を95万円で購入すれば満期になると100万円-95万円の5万円の償還差益を手にすることになります。

割引債でなく利付債でも割引発行となっている場合はクーポン(利息)以外に償還差益を得られることになりトータルのリターンはクーポン+償還差益ということになります。

償還差益は債券の市場価格の変化がなくても得られるリターンです。ただし、市場価格の変化がなくても当初の債券の購入価格が償還価格まで値上がりしたと考えると、値上がり益、キャピタルゲインと考えることもできますし、利回りの考え方から債券を保有していることにより償還差益を得られたと考え、クーポン収入と同じと考えるとインカムゲイン的な性質があると考えることもできそうです。

クーポン(利息)

債券投資を行うと、利付債の場合には1年ごとや半年ごとなど一定期間ごとにクーポン(利息)を得ることができます。ほとんどの債券では固定の利息となっていて、額面金額に対して(表面)利率が定められています。

割引債ではクーポン(利息)はなく、償還差益が儲けとなります。

債券投資で損をする仕組み

株式投資で損をしてしまう場合には主に次の4つがあります。

  • 売却損
  • 償還差損
  • デフォルト(債務不履行)
  • 手数料

売却損

市場で流動性ががある債券を途中で売却した場合に、取得価格よりも売却価格が安い場合には売却損が発生します。ただし、既に得ていたクーポン(利息)を考慮するとトータルリターンではプラスとなることもあります。

市場金利が上昇していると、投資している債券の利回りが上昇し債券価格が下落することがあり、売却した場合には売却損が出ることがあります。

また、イールドカーブが逆イールドの場合に時間の経過に伴って債券の利回りが上昇すると発生するロールダウンと逆のロールアップによる効果も売却損を生じさせる可能性があります。

償還差損

債券を満期まで保有した時に、取得価格が償還価格よりも高いと償還差損が発生します。機関投資家による国債の流通市場では、打歩発行と呼ばれる償還金額よりも高い金額で国債が発行されることがあります。償還金額よりも高く買っても、通常はクーポン(利息)を考慮するとプラスのリターンとなります。

ただし、国債でもマイナス金利になることがあり、クーポンを考慮してもマイナスリターンとなる場合もあります。個人投資家が償還差損を被るようなことは通常は想定しづらいと考えられます。

デフォルト(債務不履行)

債券で最も気を付けなければいけないのがデフォルト(債務不履行)です。デフォルトとは債券のクーポン(利息)や償還金の支払いが一部あるいは全部が行われなかったり、予定されていた期日よりも遅れて行われることを言います。

デフォルトになってしまうと、予定していたクーポンや償還金が得られなくなるため、多くの場合で元本を割り込むことになり、大きな損失が発生します。

手数料

個人向け国債では中途換金をすると直近2回分の利子(税引き前)相当額×0.79685が差し引かれて支払われます。また、利子には、×0.20315(20.315%)の税金がかかるため、中途換金をすると利子がほぼ無くなってしまうような場合があります。一方で個人向け国債を購入する場合には、口座管理手数料が発生する場合があり、利子がほとんどない中で手数料が発生し、実質的なリターンがマイナスとなり損をすることがあります。

中途換金をしないような場合でも、利子収入の金額が極めて少額であれば手数料がかさんでしまい実質的にはリターンがマイナスとなることも考えられます。

まとめ

  • 債券投資では売却益・償還差益やクーポン(利息)によって利益が出ます。
  • 逆に売却損・償還差損やデフォルト(債務不履行)、手数料によって損失が生じることがあります。
  • 利息が少額で償還差益がほとんどない場合には手数料負担で実質的にリターンがマイナスとなることもあるので注意しましょう。

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【債券で儲かる仕組みと損する仕組みの記事は終わりです】

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