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ストリップス債とは

記事作成日:2019年11月20日

ストリップス債とは、利付債の元本部分と利子部分(クーポン部分)をバラバラに切り離して、それぞれの部分を1つの債券として扱われて取引されるものを意味します。ストリップス債は分離前は一定期間ごとに利子が支払われる利付債ですが、分離後はそれぞれ1つの利子や元本の支払いごとに債券として扱われるため、満期まで利子の支払いがなくなり、ゼロクーポン債となります。

ストリップス債(STRIPS)は「Separate Trading of Registered Interest and Principal of Securities(分離して売買される利子と元本の登録された証券)」から来ています。

ストリップス債は米国債の取引で良く用いられます。米国債投資を行う場合は、利付債だけではなく、ストリップス債の取引が行われることがあります。利付債とストリップス債は途中の利子の支払いがあるかどうかが違いますが、投資対象としては同じ米国債となります。

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ストリップス債の例

ストリップス債は利付債の元本と利子の支払いを分離してそれぞれ別の独立した債券にしたものです。例えば次のような利付債があったとします。利子の支払いが途中で3回あります。

ストリップス債(分離前の利付債)

この利付債の元本の償還と3回の利子の支払い分離して、それぞれ独立した債券として売買できるようにしたものがストリップス債になります。

ストリップス債(分離後)

ストリップス債の特徴

ストリップス債は途中で利子の支払いがないゼロクーポン債であるということが特徴になります。

利子がないゼロクーポン債になる

ストリップス債は利付債の元本と利子のお金の支払いをそれぞれ分離して独立した債券としたものです。そのため、各ストリップス債は満期に支払いが行われるだけとなり、保有期間中で利子(クーポン)の支払いはなくなりゼロクーポン債となります。

なお、ストリップス債はゼロクーポン債になりますが、ゼロクーポン債が全てストリップス債という訳ではありません。最初からゼロクーポン債として発行されていて、元々利付債ではなかったものもあり、ストリップス債でなくてもゼロクーポン債の場合があります。

購入金額と額面金額の差が投資家の利益になる

ストリップス債を途中で売却しないで満期まで保有する場合は、購入金額と満期での償還額、すなわち額面金額との差が利益となります。マイナス金利など特殊な状況でなければ、ストリップス債は額面よりも割り引かれて販売されます。例えば、額面が100円で満期時に100円が償還される場合には、95円や90円といったように額面を下回る金額で販売されます。購入金額が95円であれば、満期時には100円-95円=5円が利益となります。

元々の利付債の時の元本と利子の部分はそれぞれ独立して取引される

ストリップス債は元々は利付債の元本と利子を構成していますが、ストリップス債になると、元本や利子はそれぞれ独立して取引の対象とすることが可能となります。元本と各利子の部分の所有者が別になっても問題ありません。

まとめ

  • ストリップス債とは利付債の元本部分と利子部分(クーポン部分)を分離して、それぞれの部分を1つの債券として扱い、独立して取引できるようにしたものを意味します。
  • ストリップス債は、利付債が分離されて、それぞれ満期にだけ支払いが行われるようになっているので途中で利子の支払いがないゼロクーポン債(割引債)となります。

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【ストリップス債とはの記事は終わりです】

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