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利率と利回りの違い

記事作成日:2015年8月6日

利率と利回り、同じような言葉ですが意味は違っています。利率とは利息(利子)の額面金額に対する割合で、利回りとは収益の投資金額に対する割合です。似たような言葉で分かりづらいですが、投資を行う場合には、利率ではなく利回りに注目しましょう。ただし、意味を混同して用いている場合もあるのでどちらの意味か確認するようにしましょう。

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利率とは

利率とは、債券投資の時に良く使われる言葉で、債券を購入した場合に受け取る利息(利子)の額面金額に対する割合を指しています。利息は年1回の場合もあれば、年に複数回払われる場合もありますが、通常は利率は年あたりの率で表すので、1年間に支払われる利息÷額面金額ということになります。

利率は、通常は債券が発行されてから満期に償還されるまで固定されている固定利率のものが多いですが、市場金利の動向によって利率が変化する変動利率のものもあります。代表例は変動10年の個人向け国債です。

利率は、債券を発行する時の市場金利や債券の発行体の信用力、債券需要の強さなどにを踏まえて決められます。

具体例

具体的には額面金額100万円の債券があり、毎年2万円支払われるとしたら2÷100=0.02=2%で、利率は2%ということになります。利率はクーポンとも呼ばれます。

利回りとは

利回りは、債券投資の時に使われますが、債券投資以外の場面でも良く使われます。得られる収益を投資した金額で割ったものが利回りで通常は年当たりの割合で示されます。利率と同じように見えますが、利回りは利息(利子)以外の収益も含めたすべての収益を投資金額で割ったものです。

具体例

具体例を挙げると1年後に100万円で償還される額面100万円の債券があったとします。債券は1年当たりの利息が2万円で98万円で発行されることになりました。この場合、利率は2÷100=2%となります。

この債券に投資すると得られる収益は利息の2万円と、購入金額と償還金額の差の100万円-98万円=2万円を合計した4万円になります。投資金額は98万円ですから、4÷98≒4.08%が利回りとなります。

株式投資では配当利回り

株式投資では配当利回りという言葉がありますが、この場合は配当に限定して利回りを出しています。10万円の株が3000円の配当を出せば3000円÷100000円=3%が配当利回りです。

不動産投資でも利回り

不動産投資でも利回りという言葉が使われますが、主に年間家賃÷不動産購入金額を意味していて家賃収入が月10万で2400万円の物件なら年間の家賃収入は10万円×12か月=120万円、120万円÷2400万円=5%が利回りです。実際には税金などの費用が引かれるので、費用を引く前の利回りは表面利回りとも言います。

利息と利子

ちなみに利息と利子は同じ意味で用いられます。お金をも貸している時にもらう場合は利子、お金を借りている時に払う場合は利息というような語感はありますが、実際には区別はありません。

投資では利回りに注目する

特に利率と利回りの意味の違いは債券投資で重要になってきますが、利回りに注目する必要があります。投資のリターンを利息だけでは考えるのではなくて、償還や売却時の差益も考えなければいけないからです。

債券の場合、償還金額よりも高い金額で債券を発行する場合もあります。その場合償還時には差損となりますが、利率だけを見ていると実際どのくらいの儲けになるか分からないからです。

具体例を挙げると1年で償還される額面100万円の国債が101万円で発行されたとします。年に2万円の利息が支払われるとすると利率は2%になりますが、利回りは利息2万円-償還差損1万円=1万円が収益となるため1÷100=1%となります。投資の時には利回りに注目しましょう。

まとめ

  • 利率とは利息(利子)の額面金額に対する割合で、利回りとは収益の投資金額に対する割合です。
  • 投資を行う場合には、利回りに注目しましょう。

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【利率と利回りの違いの記事は終わりです】

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