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FX(外国為替証拠金取引)のメリットとデメリットや注意点

記事作成日:2019年2月7日

FX(外国為替証拠金取引)のメリットとデメリットや注意点についてです。FX(外国為替証拠金取引)のメリットには、スプレッドが小さいため取引手数料が安い、買いだけでなく売りもできる、レバレッジをかけて大きな金額の取引ができる、などがあります。デメリットには、レバレッジを掛けた取引で大きな損失を出してしまうことがある、スリッページが発生してしまうことがある、などがあります。

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FX(外国為替証拠金取引)のメリット

FX(外国為替証拠金取引)のメリットには、通常の外貨購入(両替)や外貨預金などと比べて買いレートと売りレートの差(スプレッド)が小さい、買いも売りもできる、レバレッジをかけられる、取引時間が長い、少額から投資ができる、などがあります。

手数料が安い(スプレッドが小さい)

FXの手数料は買いレートと売りレートの価格差(スプレッド)に含まれることになりますが、通常の外貨購入(両替)や外貨預金などと比べるとFXはスプレッドが極めて小さく設定されていることがあり、ほとんど手数料の負担を感じることなく売買を行うことができる場合があります。

買いも売りもできる

FXは売りも買いもできるということが大きなメリットになります。ドルと円の通貨ペアの場合、ドルを売ることで取引を開始する売りポジションを持つこともできますし、ドルを買うことで取引を開始する買いポジションを持つこともできます。

買いだけしかできない場合は、買った通貨が値上がりしない限り利益になりませんが、売りもできる場合には、投資対象が値上がりする相場でも、値下がりする相場でもどちらでも利益を得る機会があります。

レバレッジを掛けて証拠金以上の金額の取引ができる

FXは証拠金取引で、証拠金を積めば、証拠金以上の金額の取引ができるようになっています。例えばレバレッジが5倍であれば、証拠金の5倍の金額の取引ができます。10万円の証拠金でレバレッジが5倍なら10万円×5倍=50万円相当の取引が行えることになります。

少ない金額で大きな取引ができるため投資効率が良くなります。

平日はほぼ24時間取引ができる

土日の前後を除いてFXは平日のほぼ24時間取引が可能です。為替市場は世界中で取引が行われているため東京で取引が行われていない間はウエリントン(ニュージーランド)、シドニー(オーストラリア)、ロンドン(イギリス)、ニューヨーク(米国)で取引が行われるため、FX業者は24時間取引ができるようにサービスを提供しています。

特定の市場が休みの場合など特殊な場合は24時間取引ができない場合があるため注意が必要です。

時間がある時に取引ができる

FXは平日はほぼ24時間取引が可能なので、自分の時間がある時に集中して取引することができます。仕事をしている間に投資をしようとすると値動きが気になってしまい仕事に集中できないということが起きてしまいますが、FXであれば仕事が終わってから集中して投資をすることが可能なのです。

少額から投資ができる

FXは少額から投資をすることができます。少ない通貨単位で投資が可能なこと、証拠金取引なので証拠金以上の金額の投資ができることから、少額での投資が可能なのです。

取引可能な通貨単位はFX業者によっても異なりますが、少ない通貨単位から投資可能なFX業者の場合は更に少ない投資金額から投資をすることができます。

スワップ金利がある

FXは通貨間の金利差によって得られるスワップ金利というものがあります。例えば低金利通貨(円)を売って高金利通貨(オーストラリアドルなど)を買うと、スワップ金利と呼ばれる金利差調整分の利益が日々得られるのです。高金利通貨を持っていれば高金利での運用が可能なので、低金利通貨の金利との差額が金利のような形で支払われるということになります。

通貨数が少なく選びやすい

FXは通貨の数だけ取引の組み合わせが考えられますが、取引可能な通貨の数はそれほど多くないため投資対象を選択しやすいということがメリットの1つです。株式の場合は1000を超える銘柄の中からどの銘柄に投資するかを選ばなければいけません。投資信託も膨大な数の投資信託があるためどれに投資すればよいか迷います。FXの場合は通貨数は限られているためどれに投資をするか選びやすいのです。

強制ロスカットで損失の拡大を防ぐ仕組みがある

FXでは強制ロスカットと呼ばれる仕組みがあります。強制ロスカットとは、一定以上の損失が生じることが見込まれる場合に、強制的に持っているポジションが解消される仕組みです。

強制ロスカットにより、損失が一定範囲に限定されるというメリットがある一方、大きな相場変動が発生した場合に耐え切れずポジションが解消されてしまい戻りを待てず投資機会を逃してしまうというデメリットもあります。

また、相場変動が急な場合には強制ロスカットが働いても、不利な約定価格となってしまい、損失が拡大してしまうことがあります。

通貨のみに投資できる

FXでは通貨のみに投資ができます。外国株式や外国債券に投資をすると、通貨だけではなく株式や債券にも投資することになり、通貨と株式や債券の動きが異なる場合には投資しづらくなってしまうことがあります。FXであれば、純粋に通貨だけに投資が可能なので、分かりやすくなります。

なお、通貨の影響を除いて純粋に外国株式や外国債券に投資したいという場合は為替ヘッジ付きの外国株式投資や外国債券投資を行うことになります。

FX(外国為替証拠金取引)のデメリットや注意点

FX(外国為替証拠金取引)のデメリットや注意点には、レバレッジで大きな損失を出してしまうことがある、スリッページが発生することがある、買いレートと売りレートの差(スプレッド)が開いてしまうことがある、などがあります。

高倍率のレバレッジ取引で大きな損失を出してしまうことがある

FXはレバレッジを掛けることで証拠金の数倍の金額の取引ができることが魅力の1つです。ただし、レバレッジは利益が数倍になりますが、損失も数倍になるため、取引金額の調整を間違えると大きな損失を出してしまうこともあります。

高い倍率のレバレッジを掛けて、自己資金を大きく超える金額の取引を行った場合、方向感を誤って巨額の損失を出してしまい、資金のほとんどを失ってしまうということが起きてしまうため、注意が必要です。

FXをする人の中にはレバレッジによって大きな金額を動かせることでのめり込んでしまい、身を滅ぼしかねないようなリスクを負うことがあるのです。

スリッページが発生することがある

FXではスリッページと呼ばれる、注文価格と約定価格のずれが生じてしまうことがあります。例えばドル円で、110円20銭で買いをいれた場合に、110円25銭で約定してしまうというようなことがあります。

市場の価格変動が急な場合には、注目を入れてから約定するまでの間に価格が変動し、自分にとって不利な価格で約定してしまうことがあるのです。

急激に市場が動いている場合には思わぬ価格で取引が約定してしまうことがあるため注意が必要です。

買いと売りの価格差(スプレッド)が開いてしまうことがある

FXの取引では、極端な相場変動が発生した場合などは提示される買いのレートと売りのレートがかけ離れてしまい取引がしづらくなってしまうことがあります。

例えばドル円の場合、通常のスプレッド(価格差)は数銭となっていて売りレートは110円22銭、買いレートは110円25銭、スプレッドは3銭というようになっています。しかし、為替介入や何らかのイベントによって急激な相場変動が発生した場合はスプレッドが10銭、20銭と拡大してしまうことがあります(ドル円ではなく取引量が少ない通貨でより発生しやすくなります)。

元本以上の損失が発生することがある

FXの取引は為替変動リスクがあるため当然元本保証ではありません。一方でFXでは強制ロスカットの仕組みがあるため、損失が一定以上に膨らむことを防ぐことができます。しかし、強制ロスカットは万能ではなく、価格変動が急な場合には不利な約定価格でしか約定できず、損失が拡大してしまうことがあります。

そのため、レバレッジをかけた取引をしている場合、急激な相場変動があると強制ロスカットになっても、元本以上の損失が生じてしまうことが稀にあります。通常は強制ロスカットによって元本以上の損失が発生することはないのですが、特殊な環境下では元本(証拠金)を超える損失となることがあるのです。

長期投資には向かない側面がある

為替レートは2国間の通貨の需給の強弱によって価格が変動します。株式のように企業の業績を背景に価格が変動するわけではありません。FXはゼロサムゲームだと言われることもありますが、投資対象国の経済成長が続いているからといって、通貨価値が上昇し続けるという訳でもないのです。そのため、FXは長期投資をするのには向かない側面があるのです。

為替レートは妥当な水準の目安を見出しづらい

株価であれば背景に企業業績があって、1株当たり利益とPER(株価収益率)から妥当な株価水準を探ることができます。金利であれば、インフレ率や経済成長率などから、妥当な金利水準を推察することも可能です。一方為替レートに関しては、水準を推し量ることができるような経済指標などを見出しづらく、どの水準が妥当なのかということを見つけづらい性質があります。そのため、投資が難しい部分があります。

為替変動リスクがある

FXは通貨に投資するため、当然ですが為替変動リスクがあります。為替変動リスクは株価変動リスクよりは相対的に低くなることが多いですが、債券価格の変動リスクよりは高くなります。

また、通貨によっては価格変動リスクが大きいものがあり、短期間で極端な価格変動が生じてしまうことがあるため注意が必要です。

流動性リスクがある

FXにも流動性リスクがあります。FXは為替取引なので、流動性は通常は十分なのですが、取引参加者が少ない日や時間帯、取引参加者が少ない通貨では、流動性リスクの影響を考慮しなければいけない場合があります。希望する価格でなかなか取引が成立しなかったり、取引参加者が少ないため価格変動が大きくなってしまったりすることがあります。

取引リスクがある

FXは取引が正常に行えなくなる取引リスクがあります。取引リスクといった場合、取引のリスクを広く指す場合がありますが、ここでは取引ができなくなるリスクを意味します。FX業者のシステムダウンなど何らかの異常事態によって取引が行えず、その間に価格変動が発生し損失が発生してしまうリスクがあります。

信用リスクがある

FXは取引所取引と店頭取引(相対取引)がありますが、FX業者との相対取引となる場合には、FX業者の信用リスクがあります。FX業者の信用状況に何らかの問題が生じた場合には、FX業者と行っている取引が正しく履行されなくなり、何らかの損害が生じるリスクがあります。

まとめ

  • FX(外国為替証拠金取引)のメリットには、スプレッドが小さい、買いだけでなく売りから取引を始められる、レバレッジをかけられる、取引時間が長い、などがあります。
  • デメリットには、レバレッジをかけた取引で大きな損失をだすことがある、スリッページが発生することがある、スプレッドが拡大してしまうことがある、などがあります。

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【FX(外国為替証拠金取引)のメリットとデメリットや注意点の記事は終わりです】

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