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FXなど通貨への投資は絶対評価ではなく相対評価

記事作成日:2019年2月14日

FX(外国為替証拠金取引)など通貨への投資は、投資する通貨とペアとなって組み合わせる通貨の相対的な比較によって価値が変動する相対評価なので、株式投資などの絶対評価となる投資とは性質が違うことに注意が必要です。

通貨投資では、投資した通貨だけの価格変動要因を分析するだけでは不十分で組み合わせてペアとした通貨と比べて価格変動要因はどちらが強いのかを考える必要があるのです。

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FXなど通貨への投資は相対評価

FXなど通貨への投資は、ペアとして組み合わされる通貨との相対評価で価値が決まってきます。2通貨間の価格変動要因が組み合わさってどちらがより価値が高いのかということによって通貨の価値が相対的に変動していくのです。

ある通貨の価値が上昇する要因がいくら沢山あったとしても、ペアとして組み合わせられる通貨次第では全く価値が上昇しないことがあるのです。ペアとなる通貨の方の価格上昇要因がより強ければ、ペアとして組み合わされた通貨の価値の方が上昇するからです。

そのため、ある通貨にとって価格上昇要因があるかどうかということを分析するだけでは不十分で、ペアとして組み合わせた通貨と比較して価格上昇する要因が強いかどうかを判断しなければいけなくなります。

株式などへの投資は絶対評価

FXとは異なり、株式などへの投資はその株式に対する絶対評価となります。もちろん、企業は他社と競争していて、かつ、株価も同業他社との相対的な比較で割高か割安かが判断されることがあるため、相対評価の要素もあるのですが、基本的には絶対評価です。

その株式の業績がどうなるかによって株価が動くからです。株価の本質的な価値は企業の利益を背景としているため、企業の利益が増えるのであれば株価は次第に上昇していきます。

ある企業の利益が上昇していたとしても、同業の別の企業の利益の方が高い伸びだからといって、ある企業の株価が相対評価されて下がるということは起きないのです。長い目で見れば利益に見合った株価の動きとなるのです。

債券も同様で、ある国の国債の利払いや償還は別の国の国債の利払いや償還に基本的に影響を受けません。もちろん、金融危機などを通じて国同士が影響を及ぼしあうことはあるのですが、債券も基本的に絶対評価なのです。

相対評価なので通貨投資は長期投資に向きづらい

株式などのように絶対評価となる場合には、長期間保有して長期投資を行うことが容易です。企業の成長性や持続性を評価して投資するかどうかを決めればよいからです。もちろん他社との競争という観点からは他社との相対評価になりますが、通貨よりは相対評価の要素は小さくなります。

一方、FXなど通貨への投資は2通貨間の相対評価なので、投資した通貨の国の経済が成長するなど通貨が上昇する要素があったとしても、ペアとなって組み合わされる通貨の国の価格変動要因によっては、上昇しないで下落する可能性があるのです。そのため、どちらの通貨が勝るかということを評価しなければならず、かつ、通貨の価値は通貨の国の経済成長が続いても一方向に動き続けるわけではないため、投資判断が難しくなり、長期投資に向かない面があるのです。

通貨投資は継続して一方向に動きづらいため価格変動の波を捉えた売買が重要

通貨投資では、ある通貨の価値が一方向に動きづらいため、一度投資してしばらく放っておくことで値上がりを待つということが難しいです。そのため、価格変動の波を捉えてある程度の頻度で売買を行わないとあまり利益を得ることができないことがあります。

通貨の上昇下落は、相手となる通貨との相対比較で決まってくるため、その時々によって通貨価値が上下に変動しやすく、一方向に継続して動きづらいのです。

外国株式や外国債券など他の資産と合わせて通貨にも投資することになる場合は別として、通貨のみに投資する場合には、市場の価格変動をよく確認し、タイミングよく売買をしていくことが大切になります。

まとめ

  • FXなどの通貨投資では、通貨価値がペアとなる通貨との相対比較によって決まる相対評価となり、絶対評価となる株式とは性質が異なることに注意が必要です。
  • 通貨価値は相対評価となることから、通貨同士の相対比較で価格変動要因を考慮する必要があるほか、相対評価なので強弱が入れ替わりやすく、一方的な価格の動きになりづらいことに注意が必要です。

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【FXなど通貨への投資は絶対評価ではなく相対評価の記事は終わりです】

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