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外貨預金のリスクや注意点

記事作成日:2016年7月18日

普通に円預金をすると超低金利のためほとんど利子が付きません。そこで預金金利が少し高い外貨預金をしてみようと思うかもしれませんが、一時的なキャンペーン金利かも知れません。また、外貨預金は為替手数料がかなりかかるため為替レートの変動がなくても元本割れをしてしまうリスクがあることに注意が必要です。さらに、外貨預金の利子や為替差益には税金がかかる場合があります。

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外貨預金はキャンペーンで一時的に金利が高い場合がある

外貨預金では預金金利が高いと思う場合がありますが、一時的なキャンペーン金利の場合もあります。

キャンペーンの預金金利に気を付ける

外貨預金は預金量を増やすため金融機関が一定期間限定で高い預金金利を設定することがあります。例えば、預金してから3か月間だけは年率換算で6%の預金が付くというような感じです。キャンペーンで高い金利が付くため魅力的に感じるかもしれませんが、キャンペーン金利が終了した後は金利が下がり通常の金利に戻ります。

年率換算の預金金利は預金期間に直して考える

年率換算で高く見える預金金利は、実際の預金期間では何%、いくらになるのかを計算する必要があります。短期間しか高金利にならないような場合には、外貨の売買のための為替手数料の方が高くなってしまい、結局損をするという場合があります。年率換算で6%でも3か月の場合には1年=12か月のうち3か月なので、3か月の間ならば6%×(3/12)=1.5%となり思ったほど高くならないのです。

外貨預金は元本保証されず元本割れのリスクがある

外貨預金は預金という言葉がついているので元本割れをしない元本保証の金融商品であるかのように思えますが、外貨預金は元本保証はされないため、元本割れをする可能性があります。

外貨預金が元本割れを起こす可能性がある原因は、為替変動リスクがあること、外貨を売買する時に為替手数料が発生することの2つがあります。

外貨を売買する為替手数料で元本割れする可能性がある

外貨預金は普通の円預金とは違って、円を外貨に替えて預金し、引出時に外貨を円に替える必要があります。そして、円を外貨にしたり、外貨を円にしたりする外貨の売買には手数料が発生するのです。外貨を売買する為替手数料は決して安い金額ではなく、2~3%程度になることもあるので、外貨の預金金利があっても為替手数料だけで元本割れする場合もあるのです。

外貨預金が為替手数料で元本割れで損する例

例えば100万円をドルに年率6%で3か月預け入れ、仲値が1ドル=100円で変化なしと仮定して、預金時に円をドルに替える場合に1ドル=101円で、3か月後の引出時にドルを円に換える場合が1ドル=99円とします。通常は利子に税金が発生しますが、税金がないとして計算します。

預金時:100万円→9,900.99ドル(100万円÷101)

利子加算:9,900.99ドル→10,049.5ドル(9,900.99ドル×1.015)

引出時:10,049.5ドル→99万4,900円(10,049.5ドル×99)

100万円を年率6%につられて3か月間外貨預金して、円に戻したら99万4,900円となり減ってしまっているのです。高い預金金利だけに注目しては行けなくて、外貨を売買する為替レートのTTS(外貨を買うレート)とTTB(外貨を売るレート)の差はいくらなのかを注意する必要があります。

為替変動リスクがある

外貨預金は元本が保証されない金融商品で、為替変動リスクがあります。外貨預金を預け入れた後に、為替レートが外国通貨高(円安ドル高など)となった場合は円換算した際に受け取る金額が増えて利益になりますが、外国通貨安(円高ドル安など)となった場合には円換算した際に受け取る金額が減って損失になります。

預金という名前がついていますが、受け取る金額が大きく変化する可能性がある投資なので注意しましょう。

外貨預金は利子と為替差益に税金がかかる

外貨預金には利子と為替差益に税金が発生するため、税金の負担から思うように利益が得られないこともあります。

外貨預金の利子には約2割税金が差し引かれて支払われる

国内の金融機関への外貨預金で利子が発生した場合には、利子所得として源泉分離課税(国税(所得税15%+復興特別所得税0.315%)15.315%+住民税5%=20.315%:税金は記事執筆時点のもので将来変更となる可能性があります)が行われます。

源泉分離課税とは課税対象となる所得を支払う側(銀行など金融機関)がお金を支払う際にあらかじめ税金を差し引いて支払い(源泉徴収)、課税関係が完結し確定申告が不要となることをいいます。

利子から大体2割程度が差し引かれて支払われると考えておきましょう。

外貨預金の預金金利(利率)は税引き前か税引き後か確認する

外貨預金の預金金利として表示されている金利は税引き前の利率なのか、税引き後の利率なのかを気を付ける必要があります。外貨預金の利子には税金が発生し、利子が支払われる際に税金が源泉徴収されて支払われます。税引き前の利息で考えていると実際に支払われた利子が少なかったと驚いてしまう可能性があります。

外貨預金で為替差益がでると税金がかかる場合も

為替予約などをしない場合で外貨預金によって為替差益が発生した場合には、雑所得となり所得税や住民税が発生する可能性があり、確定申告の対象となる場合があります。なお、為替差損が出た場合には、他に雑所得がある場合には雑所得の中で相殺できる場合があり、確定申告が必要となる場合があります。

外貨預金で為替差益が出た場合には、確定申告が必要になるかどうか確認しましょう。

まとめ

  • 外貨預金は預金という名前がついていますが元本保証の金融商品ではありません。
  • 外貨預金では円を外貨に交換する、外貨を円に交換するという部分で為替手数料が発生することや為替変動リスクがあることから、預金金利が高い場合であっても、最終的に円建てでの金額を減らしてしまうリスクがあります。

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【外貨預金のリスクや注意点の記事は終わりです】

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