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外貨投資(外国通貨建て資産投資)の種類

記事作成日:2016年9月13日

外国通貨建て資産への投資、つまり海外投資の種類についてです。外貨建て資産に投資する場合の投資対象には、外国通貨、外貨預金、外貨MMF、外国株式、外国債券、投資信託、海外不動産、外国為替証拠金取引(FX)などがあります。外貨建て資産には、為替変動リスクがあるほか、資産ごとの固有のリスクがあります。

  • 外国通貨(外貨)
  • 外貨預金
  • 外貨MMF
  • 海外資産に投資する投資信託
  • 外国株式(海外株式)
  • 外国債券(海外債券)
  • 外国不動産(海外不動産)
  • 外国為替証拠金取引(FX)

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外国通貨(外貨)

ドル、ユーロ、ポンド、スイスフランなど外国通貨そのもの、つまり現金に対する投資です。外国の通貨を実物で持つため、預金とは異なり金利はつきませんが、外貨預金などの講座を開かなくても金融機関の外貨両替をしてくれる窓口で購入することができます。海外旅行に行ったら、外貨が使い切れずに余ってしまい取ってある場合もあるでしょう。外国通貨に投資する場合には、為替レートの変動による価格変動が収益の源泉になります。

外国通貨投資のメリット

外国通貨に投資するメリットは、多くはありませんが、実物があるので預金や株式・債券などと違って規制によって引き出しが難しくなったり、証券のように価値が急になくなったりすることがないということです。資産防衛の観点からは基軸通貨であるドルなど信頼性が高い外国通貨を少し手元に持っておくということも選択肢の1つです。

外国通貨投資のデメリット

外国通貨に投資するデメリットは、自分で保管する事が必要になり、盗難や紛失のリスクがあるということです。円と外貨を変える場合には、基本的に店舗・窓口まで行く必要があります。また、金融機関の外貨両替窓口などでは、手数料が高く損をしやすいということがあります。

外貨預金

外貨預金とは日本円をドルやユーロなど外国の通貨に交換して預金をする金融商品で、日本円の預金とは異なった金利が適用されます。外貨預金を引き出す場合には、外国通貨のまま引き出すことができる場合もありますが、日本円に交換する場合は引き出す時点の取引レートによって外国通貨を日本円に交換して引き出します。外貨預金に投資する場合には、為替レートの変動による価格変動と金利による利子(利息)が収益の源泉になります。

外貨預金のメリット

外貨預金のメリットとしては、少額から始められることが挙げられます。また、国によっては日本よりも金利が高いため、預金金利が高くなる場合があることもメリットです。外貨預金は外国株式などのように投資対象資産の価格変動リスクが無く、為替変動によるリスクだけなので、取り組みやすいといえます。

金融機関によっては、海外旅行や海外出張などの際に、海外のATMで外貨を引き出せる場合があります。また、金融機関によっては、メンテナンスなどの場合を除いて365日間24時間リアルタイム・オンラインで注文が可能な場合があります。積立購入ができる場合もあります。

外貨預金のデメリット

外貨預金のデメリットとしては、外貨預金を預ける場合や引き出す場合には、為替手数料が考慮された取引レートで取引を行うことになりますが、為替手数料の負担が高いために、預けてから短期間で引き出す場合、預金金利が低い通貨の外貨預金をする場合は、為替変動がなくても、預けて引き出すだけで損をしてしまう場合があります。

なお、為替リスクがあるため、外貨預金は円建てでの元本が保証されていません。元本割れする可能性があります。外貨建てでは基本的に金融機関が元本を保証していますが、日本の預金保険の対象になっているわけではありません。

外貨MMF

外貨MMF(マネー・マーケット・ファンド)とは安全性の高い外国債券に投資をする外国通貨建てファンドのことです。投資対象は短期で国が発行する債券が中心になっています。外貨建てなので取引の際には為替手数料の負担が必要になります。外貨MMFは、為替レートの変動による価格変動と債券投資によるリターンが収益の源泉になります。

外貨MMF投資のメリット

外貨MMF投資のメリットは、少額から始めることができ、外貨預金よりは利回りが高いことがあるということが挙げられます。為替手数料は外貨預金よりも有利になっていることがあります。また、外国債券や外国株式、外国資産に投資する投資信託と比較すると、価格変動リスクが相対的に小さくなっています。

投資信託なので投資されている資産は分別管理されており、運用会社が受託会社(銀行)が破綻しても投資家の資産は影響が出ない仕組みになっているということが挙げられます。比較的流動性が高く、換金がしやすいため気軽に始めることができます。

外貨MMF投資のデメリット

外貨MMF投資のデメリットは、安全性が高い資産とは言え外国債券で運用されているため、価格変動リスクや信用リスクがあります。ファンドなので運用管理費用(信託報酬)が発生することもデメリットです。取引を行う場合には為替手数料の負担が必要となります。そのほか、取引の受渡日が翌日となる場合があること、銀行の営業日や市場の休場などでファンドの取引ができない日があること、為替リスクがあるため元本割れの恐れがあることなどにも注意が必要です。

海外資産に投資する投資信託

海外の資産に投資している投資信託を購入することでも海外投資ができます。投資信託の投資対象資産は、株式、債券、不動産など多岐にわたっていて、投資信託によって期待されるリターンやリスクが大きく変わってきます。日本の法律に基づき組成された投資信託と海外の法律に基づき組成された投資信託(外国投資信託・外国籍投資信託)がありますが、外国籍投資信託でも日本の金融機関が取り扱っていれば、日本国内から購入することができます。

海外資産に投資する投資信託のメリット

海外資産に投資する投資信託のメリットは、株式、債券、不動産など多様な外国資産に対して気軽に投資をできるということ、少額で分散投資ができるということ、運用会社に運用を任せることができることなどが挙げられます。海外投資について深い知識がなくても、投資ができるので、忙しくて投資に時間をかけられないという人に向いています。

海外資産に投資する投資信託のデメリット

海外資産に投資する投資信託のデメリットは何といっても投資信託の手数料です。購入時の販売手数料、保有中の運用管理費用(信託報酬)などが発生するため、投資対象資産の価格や為替レートの変動がなくても元本割れを起こしてしまう可能性があります。海外資産に投資する投資信託は、比較的手数料が高いことが多いことに注意が必要です。

外国株式(海外株式)

外国株式とは、外国の企業が発行した株式のことです。投資信託を通じてではなく、直接外国株式に投資することが簡単になってきているので、個人投資家でも投資がしやすいです。海外には日本よりも経済成長率が高い国があるため、企業収益の高成長を通じた株価の値上がりが期待できる場合があります。

外国株式投資のメリット

日本以外の国の企業に投資できるということが外国株式等の最大のメリットです。日本は少子高齢化で国内市場が拡大していくことは難しいと考えられます。そのため、日本市場を中心にビジネスを行う企業の成長には限界があるため、株価の上昇も期待しづらい部分があります。日本の企業にも海外の市場で稼ぐ企業がありますが、外国の企業であればより企業収益の成長が期待できる場合もあります。

外国株式投資のデメリット

外国株式投資のデメリットは、日本の企業と比べると海外の企業の情報は手に入りづらいため投資判断が難しいということです。また、株価は債券価格と比較すると価格変動リスクが大きく、リスクが高い資産と言えます。外国株式投資には為替変動リスクや信用リスクもあります。取引のための手数料が高くなる場合があることもデメリットです。

外国債券(海外債券)

外国債券とは、外国の発行体が発行した債券、外国通貨建てで発行された債券、外国の市場で発行された債券のいずれかを指します。ここでは外国の発行体が外国通貨建てで発行した外国債券を想定して説明します。外国通貨建ての外国債券は、為替レートの変動や債券価格の変動、償還価格と購入価格の差、利息などが収益の源泉になります。

外国債券投資のメリット

外国債券投資のメリットは、外国株式と比較すると債券の価格変動リスクは相対的に小さいため、リスクを抑えやすいということがメリットです。また、外国の金利水準は日本よりも高いことが多いため、為替リスクを考慮しない場合には、外国債券は高めの利回りが期待できるという点も魅力です。

外国債券のデメリット

外国債券のデメリットは、個人には購入が難しいということです。個人が直接購入できる外国債券は限られていますし、発行体に関する情報もなかなか得られないため、投資の難易度が高くなります。また、満期前に売却しようとしても適正な価格が判断できず、割安で売却してしまうことがあります。外国債券には、為替変動リスク、価格変動リスク、信用リスクなどがありますが、投資の難しさ、選択肢の少なさ、リスクなどを考慮すると個人投資家には手が出しづらい資産であると考えられます。

外国不動産(海外不動産)

外国の不動産に直接投資することも外国通貨に投資することになります。価格の値上がりを狙う場合と、賃料による収入を狙う場合では投資対象の見極め方が変わってきます。不動産価格の値上がりを狙うのであれば、投資対象国全体の不動産価格の動向を把握するだけの荒っぽい投資でも利益が出ることがあります。しかし、賃料による収入を求める場合には、普通の賃貸事業として取り組む必要があります。

外国不動産投資のメリット

不動産は株式や債券とは異なり実物資産なので、株式や債券などの金融資産とは異なった価値があります。土地であれば消えてなくなることは基本的にありませんし、建物は長期間存続します。金融資産以外の資産に分散投資を行いたい場合は、不動産は1つの有力な選択肢となりえます。

外国不動産投資のデメリット

海外不動産は日本の不動産と違って土地勘がないため投資がしづらいです。海外の不動産取引の知識が必要となるため手軽に行える投資ではなく、日本国内で行うのと同じような不動産取引固有のリスクがあります。また、現地に信頼できる仲介業者や管理業者を見つけられないと、適切な取引や管理が行えない場合があります。

現地に行くための旅費が膨らむ可能性があることもデメリットの1つです。現地の不動産取引に関する税制についても注意が必要になります。海外の不動産投資は元本は保証されておらず、不動産価格変動リスクや為替変動リスクがあります。物件に瑕疵があるリスクもあります。

外国為替証拠金取引(FX)

外貨投資として有名なのが外国為替証拠金取引、FXです。外国為替証拠金取引は、少額の資金でも証拠金として担保として差し出すことで、何倍もの金額の取引を行えることが特徴です。為替レートの変動が収益源泉となりますが、投資する通貨によってはスワップポイントと呼ばれる金利差による利息のようなものを得られる場合があります。

外国為替証拠金取引(FX取引)のメリット

外国為替証拠金取引(FX取引)のメリットは、レバレッジをかけられることで投資資金の数倍の金額の取引ができることです。もちろんリスクが大きいのですが、投資が成功した場合にはリターンが大きくなり、わずかな為替レートの変動でも相当な利益を上げられる可能性があります。また、外国為替証拠金取引(FX取引)では、為替手数料の負担が低く抑えられていることもメリットの1つです。

外国為替証拠金取引(FX取引)のデメリット

外国為替証拠金取引(FX取引)のデメリットは、レバレッジをかけることによりリスクが増大することです。投資資金の数倍の金額の取引が出来るため、利益が出来る時だけではなく、損失が出る時も金額が大きくなります。また、わずかな為替レートの変動でも大きな損失を出してしまうリスクがあります。市場が急変している場合には、注文を出してから執行されるまでのわずかな時間の価格変化によって損失が膨らむこともあります。

まとめ

  • 外貨資産(海外資産)の投資対象の種類には、外国通貨、外貨預金、外貨MMF、外国株式、外国債券、投資信託、海外不動産、外国為替証拠金取引(FX)などがあります。
  • 外貨資産には、基本的に共通して為替変動リスクがあるほか、投資対象資産によって固有の価格変動リスクがあります。

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【外貨投資(外国通貨建て資産投資)の種類の記事は終わりです】

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