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NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引とは

記事作成日:2019年11月6日

NDF(ノンデリバラブルフォワード:Non-Deliverable Forward)取引とは、先渡取引の一種で、決済時に通常の先渡取引とは異なり、元本の受け渡しを行わず、差金決済を行う取引です。NDF取引では、あらかじめ取引する元本を想定し、取引開始時に決めたNDF価格と決済時点の価格決定日の価格の差額を、想定元本の大きさに応じて差金決済します。NDF取引は取引規制がある通貨の先物取引を行いたい場合などに利用されます。NDF取引の特徴についてです。

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NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引が行われる場面

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引は為替市場が未発達で取引の規模が小さい場合、通貨に関して強い規制がある場合などに活用されます。通常の先渡取引では十分な取引ができない場合、困難であると考えられる場合に、代わりにNDF取引を行うことで為替ヘッジを行うのです。投資信託の為替ヘッジなどでNDF取引が用いられることがあります。

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引は基本的に差金決済

NDFはNon-Deliverable Forwardの頭文字を取ったものですが、「deliverable」とは「引き渡すことができる」という意味がありますが、「non」と否定されている通り、現物(通貨元本)の引き渡しを行うのではなく、差金決済で差額のみの受渡を行います。相対取引で行われる先渡取引(フォワード取引、Foward)は基本的に現物決済で元本となる通貨の受渡を行いますが、フォワード取引で元本の通貨の受渡を行わなくしたものが、NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引なのです。

例えば、ある投資家がNDF取引である通貨をNDFレートAで買い、NDF取引のレートの決定日のスポットレートがBとなった場合、「A-B」の金額を想定元本の大きさに応じてやりとりすることになります。

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引の決済は基本的にドル建て

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引の決済は、通貨ペアに関わらず米ドルで行われることが多くなっています。米ドルは国際的な取引で中心的な役割を果たしている通貨であるほか、通貨ペアの相手となる新興国通貨などに取引規制があっても、米ドルであれば基本的に自由な取引ができるため、決済ができるからです。

為替のNDF(ノンデリバラブルフォワード)はオフショア(国外)取引が多い

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引では、対象通貨の取引に何らかの規制がある場合などに行われますが、その対象通貨の国内で取引を行うと取引規制にかかってしまい決済に支障がでる可能性があります。そのため、対象通貨(新興国通貨など規制がある側)の国内ではなく、オフショア(国外)で取引が行われることが多いです。

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引は通貨以外でも行われる

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引は通貨の為替ヘッジを目的として行われることが多いですが、通貨に限られた取引ではありません。商品など為替取引以外でも行われることがあります。実際の取引対象物の受渡ができない場合で、取引所取引などが整備されていない場合、NDF取引として相対取引の差金決済が行われることがあります。

NDF取引の価格は理論的な価格から離れている場合がある

NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引は、相対取引となるため、取引参加者が自由に取引条件を決めることができます。一方で取引の片方の当事者は大手の金融機関となることが多いですが、金融機関と取引相手の情報格差が大きいこと、取引における立場に違いがあることから、NDF取引の取引開始時のNDFレートは理論的な価格からはかなり離れてしまう場合があります。

まとめ

  • NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引とは、先渡取引の一種で決済時に元本の受け渡しを行わず差金決済を行う取引です。
  • NDF取引は、取引市場が未発達な場合や通貨の取引に規制がかかっている場合などに行われます。

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【NDF(ノンデリバラブルフォワード)取引とはの記事は終わりです】

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