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スワップレート(スワップ金利)・スワップスプレッドとは

記事作成日:2019年5月8日

スワップレート(スワップ金利)とは、スワップ取引の際の取引金利のことを広く意味する場合もありますが、通常は同一通貨内における固定金利と変動金利の金利スワップ取引の固定金利の交換レートを意味します。

スワップスプレッドとは、スワップレート(スワップ金利)と国債利回りの利回りの差を意味します。通常はプラスになります。

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スワップレート(スワップ金利)とは

スワップレート(スワップ金利)とは、通常は同じ通貨内で固定金利と変動金利を交換する金利スワップ取引の固定金利の支払いレートを意味します。特に、Liborを変動金利とした標準的な金利スワップ取引とされる「プレーン・バニラ・スワップ」の取引レートのことを意味することが多いです。

交換する固定金利の年限をつけて呼ぶことが多く、5年の固定金利と変動金利を交換する場合は5年のスワップレート、10年の固定金利と変動金利を交換する場合は10年のスワップレートというように呼びます。

金利スワップ取引とは

金利スワップ取引とは、同一通貨内で固定金利による支払いと変動金利による支払いを交換する取引です。

金利スワップ取引の例・スワップレート

金利スワップ取引の例

例えば固定金利で資金調達(借入等)を行った債務者と変動金利で資金調達(借入等)を行った債務者間でのスワップ取引を想定します。固定金利で資金調達をした投資家(上記図表のA)は変動金利に変更したいと考え、変動金利で資金調達した投資家(上記図表のB)は固定金利に変更したいと考えています。

この時、固定金利債務者(A)が変動金利債務者(B)に変動金利の支払いをし、変動金利債務者(B)が固定金利債務者(A)に固定金利の支払いを相互にするというスワップ契約を新たに結ぶこととします。

固定金利債務者(A)の支払いは実質的に「変動金利の支払い」に変換され、変動金利債務者(B)の支払いは実質的に「固定金利の支払い」に変換されます。ただし、固定金利債務者の元々の資金調達の固定金利水準と変動金利債務者が支払う固定金利水準に差がある場合、AとBに金利差分の金額の余りか不足が生じます。

この時の、金利スワップ契約(金利スワップ取引)における固定金利の支払いの固定金利の水準がスワップレート(スワップ金利)なのです。

一方、変動金利の支払いの変動金利水準はLiborの6か月物などが用いられます。標準的な金利スワップ(プレーン・バニラ・スワップ)はLiborによる変動金利と固定金利を交換し、この時の固定金利の水準がスワップレートとして良く用いられます。

プレーン・バニラ・スワップの「プレーン・バニラ」とはアイスクリームの標準的なものがプレーンのバニラであるという発想に由来しています。

スワップレートは市場金利の指標となる

スワップレートは、市場金利の指標として用いられます。金利の期間構造を分析するためにイールドカーブを作成する時は、国債利回りが用いられるほか、スワップレートも良く用いられます。また、金融デリバティブなどの価格を算出する場合などにスワップレートが用いられることがあります。

通常は6か月物のLiborのスワップレートが代表的な指標となりますが、日本では6か月物のTiborのスワップレートも指標として用いられることがあります。

スワップスプレッドとは

スワップスプレッドとは、同じ年限でのスワップレート(スワップ金利)と国債利回りの利回りの差を意味します。なお、比較する年限に関して、スワップレートの年限はLiborと交換した固定金利の年限、国債の年限は国債の残存年限となります。

「スワップスプレッド=スワップレート-国債利回り」となります。スワップスプレッドは通常はプラスとなります。

スワップレートは国債利回りより少し高い

スワップレートは同じ年限の国債利回りと比較した場合、少しだけ高くなります。国債利回りは、その通貨内で最も安全と考えられる国債の利回り(リスクフリーレート)ですが、スワップレートは金融市場におけるスワップ契約でリスクがあるためです。ただし、市場金利の指標として用いられるスワップレートの参照元となるスワップ契約は通常は金融機関同士の取引となるため、リスクは限定的となります。

まとめ

  • スワップレート(スワップ金利)とは、同じ通貨内で固定金利と変動金利を交換する金利スワップ取引で、変動金利(Liborなど)と交換する固定金利の金利水準を意味します。
  • スワップスプレッドとは、同じ年限で比較した場合のスワップレートと国債利回りの差で、通常はプラス(スワップレートの方が大きい)となります。

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【スワップレート(スワップ金利)・スワップスプレッドとはの記事は終わりです】

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