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調整局面・踊り場とは

記事作成日:2018年5月25日
最終更新日:2021年9月6日

調整局面・踊り場とは

株価の調整局面や景気の踊り場というような言葉がありますが、調整・調整局面・踊り場という言葉の意味についてです。調整とは、株価などが横ばいとなることや下落することを意味し、調整局面は株価などの横ばいや下落が続いている状態を意味します。踊り場とは階段の踊り場から来ていて、株価などが上昇トレンドにある中で一時的に横ばいとなっている状態を意味します。

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調整とは・調整の意味

調整とは、株価などの市場価格を示す指数(ベンチマーク)や生産や在庫などの経済指標や景気指標の上昇が続いた後で横ばいや下落の推移となることを意味します。調整は短期間の横ばいや下落の動きを指すことがあれば、持続的な横ばい基調や下落基調を意味することもあります。

また、単に横ばいとなったり、下落したりすることを、表現を和らげる形で調整と表現することもあります。

調整局面とは・調整局面の意味

調整局面とは、株価などの市場の指数や経済・景気指標が上昇した後、横ばいや下落の動きとなっている状況・状態を意味します。調整局面の長さは特に決まっておらず、短い場合でも長い場合でも調整局面という言葉が用いられます。

調整局面という言葉は株価で良く用いられますが、経済指標でも用いられます。例えば、生産の増加が続いていたが、輸出の低迷を受けて生産は調整局面に入った、というように用います。

調整局面とみられる動きが終わった後は必ず上昇するとは限らず、調整局面だと思っていたらその後下落基調となってしまい、調整局面ではなく、天井だったということもあります。

踊り場とは・踊り場の意味

上昇が続いた後で、しばらく横ばいの動きが続き、再び上昇に転じた場合、横ばいの状態を「踊り場」と呼ぶことがあります。階段の途中で階段が途切れて広い平面になっている部分を踊り場といいますが、この階段の踊り場が由来です。

上昇した後でしばらく下落が続く場合は調整局面ということはあっても、踊り場とは言いません。下落してしまう場合は踊り場ではないのです。

踊り場も調整局面と同様に、株価などの市場の指数でも、経済・景気指標でも用いられます。どちらかといえば、経済・景気指標で踊り場という言葉が用いられることが多いです。また、景気の状態を指して踊り場ということもあります。例えば、個人消費が伸び悩んでいるため景気は踊り場に差し掛かっている、というように用います。

踊り場も、基本的には再び指数・指標が上昇することを想定していますが、踊り場だと思っていたら実はその後指標が低下してしまったということも良くあるため注意が必要です。

調整局面や踊り場での対応方法

株価が調整局面や踊り場に差し掛かったとみられる場合には、上昇が下落基調に転じる可能性があることを意識して慎重な対応を行うことが望ましいです。利益確定売りや損切りなどを行って持ち高を減らすことも有効です。

ただし、全ての保有銘柄を手放してしまうなどポジションをすべて解消してしまうと、調整局面や踊り場を脱して再び上昇トレンドに乗った場合に機会損失となってしまうため、全てのポジションを解消することも望ましいとは言えません。

まとめ

  • 調整とは株価などの市場価格を示す指数(いわゆるベンチマークを含む)や経済・景気指標が上昇の後、横ばいとなったり、下落したりすることを意味します。調整局面とは株価などの市場の指数や経済・景気指標の横ばいや下落が続いている状態のことを意味します。
  • 踊り場とは階段の踊り場に由来し、市場指数や経済・景気指標が上昇トレンドになっている時に一時的に横ばいとなっている状態を意味します。

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【調整局面・踊り場とはの記事は終わりです】

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