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金利のコリドー・コリドーシステムとは

記事作成日:2019年10月16日

金利のコリドーとは、ある金利が動く一定の範囲のことを意味します。コリドー(corridor)とは回廊という意味です。コリドーシステムとは、中央銀行の金融政策において誘導目標とする金利に上限値と下限値を設けて、一定の範囲内で変動するように促す仕組みのことを意味します。

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金利のコリドー・コリドーシステムとは

金利のコリドー・コリドーシステム

コリドーシステムとは、中央銀行が誘導目標とする金利(政策金利)などについて、上限となる金利と下限となる金利を定めて、一定水準の範囲内で推移するよう誘導する仕組みのことを意味します。コリドー(corridor)とは回廊を意味し、金利はコリドー(回廊)の中で推移するということになります。コリドーの上限金利と下限金利に加えて中心となる金利を設定する場合もあります。上限となる金利をキャップ、下限となる金利をフロア(フロアシステム)と呼ぶ場合もあります。

コリドーシステムを採用する場合、中央銀行などはあらかじめ誘導目標とする金利が上限金利と下限金利を超えないような仕組みが組み込んでおくか、超えそうな場合には市場に介入するかなどして、金利をコリドーの中で推移するように促します。

政策金利などの水準として特定の1つの水準を指定するのではなく、範囲に収まるように金融政策の対象となる金利などを誘導する仕組みがコリドーシステムです。コリドーの上限値や下限値の水準を上げたり下げたりすることで金利水準を調整できるほか、コリドーの幅を広げたり、狭めたりすることでも調整が可能です。

なお、コリドー(corridor)は中央銀行の金融政策以外の場面でも、上限となる値と下限となる値の一定の範囲内で何かが推移することを指して用いられることがあります。

コリドーシステムのメリットとデメリット

コリドーシステムは、一定の範囲内で誘導目標とする金利の変動を許容するため、目標とする金利を一定反内で市場の変動に委ねることができるというメリットがあります。

しかし、誘導目標とする金利が何らかの理由によって上限値か下限値に張り付いてしまうと、金利の誘導に失敗していると市場にみなされてしまうことがありますし、上限値か下限値に張り付いてしまうことによって金利の上昇圧力あるいは低下圧力が強いことがさらされてしまうことにもなります。そのため、コリドーの中で誘導目標の金利が極端な推移をしてしまった場合、コリドーを設けている意味が薄れてしまうことがあることがデメリットです。

コリドーを設けていても実際には誘導目標の金利が上限あるいは下限に貼りついてしまい、コリドーの水準や幅の変更を迫られるということもしばしばあります。金利の動きを制限がある中で市場に委ねることによって、逆に市場の動きの圧力を受けてしまうことがあるのです。コリドーの上限あるいは下限に誘導目標の金利が貼りついてしまうと、市場関係者の間で金利の誘導が上手くいっていない、金融政策が機能していないとみなされてしまうことがあるのです。

まとめ

  • 金利のコリドーとは、金利が動く一定範囲のことを意味します。コリドーとは回廊を意味します。
  • コリドーシステムとは、中央銀行が誘導目標とする金利などに上限値と下限値を設定し、一定の範囲内で変動するように誘導する仕組みです。

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【金利のコリドー・コリドーシステムとはの記事は終わりです】

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