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金融市場や経済のカップリングとデカップリング

記事作成日:2019年8月13日

グローバル化が進んで国際的に物やお金が活発になり、世界中どこでも情報のやりとりができるようになると、各国の金融市場や経済の結びつきは深くなり、同じ特性を持つ資産クラスの価格は各国で連動しやすくなります。金融市場や経済におけるカップリングとは、特定の2つ以上の資産価格や経済などが連動して動くことを意味します。デカップリングとは、これまで連動して動いていた特定の2つ以上の資産価格や経済の動きが連動しなくなることを意味します。

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カップリング・デカップリングとは

カップリング(coupling)とは、結合する、連結するといったような意味がありますが、金融で用いられる場合は、ある資産の市場価格が他の資産の市場価格と連動して同じような動きをすることを意味します。特定の2つの資産間での相関係数が高く、似た価格変動をしている状態です。

デカップリング(decoupling)とは、非結合、非干渉といったような意味がありますが、金融で用いられる場合は、これまで連動して動いていたある資産と別の資産が連動しなくなり、異なった動きをすることを意味します。高かった相関係数が低くなり、価格変動の動きが違っている状態です。

グローバル化が進むと経済や金融市場の動きは連動する

グローバル化が進展して、人やモノ、お金、情報などの国際的な移動が活発化すると、経済や金融市場の動きは似通ってくることになります。

例えば、各国の関係が深まると、国際的な規模で産業の立地の分業化・最適化が行われ、貿易取引が活発化します。貿易取引の活発化を通じて国と国との経済の結びつきは深まり、経済の動きが連動しやすくなります。

金融市場も同様です。国際的な資金の移動が容易になり、リアルタイムで各国の市場の情報が手に入るようになり、売買の意思決定を瞬時に伝達できるようになると、投資家は世界各国で投資を行うようになります。そして、世界的に景気や企業業績の動きは連動していますし、主要国の金融政策の変更などの相場材料は世界の金融市場に同じ方向の影響を与えます。そのため、各国の金融市場は似通った動きをしやすくなります。

デカップリングは一時的か恒久的かを見抜くことが重要

今までカップリングして動いていた2つのものが、別々の動きをするようになってデカップリングした時は、一時的なものなのか、構造的な変化が起きていて恒久的なものになったのかを見極めることが重要になります。

経済や金融市場は国際的な結びつきを深めているので、これまで連動していた2つの資産価格がある時連動しなくなって、一見デカップリングがずっと続くように思えても、また連動して動くようになりカップリングの状態になることもよくあります。

現在では世界の経済や金融市場は結びつきを深めているので、似た特性を持つ資産は基本的に連動して動くことになります。個別の地域や国の特殊要因、一時的な要因によって連動しなくなることはあるかもしれませんが、デカップリングの状態はいずれ解消されることも多いのです。

異なった動きをしていることを前提に投資しても、想定通りの動きとならないことがあるため注意が必要です。

まとめ

  • 金融でのカップリングとは、特定の2つ以上の資産価格などが連動して動くことを意味します。デカップリングとは、これまで連動して動いていた特定の2つ以上の資産価格が連動しなくなることを意味します。
  • 各国の結びつきが深まる中で、基本的に各国の金融市場や経済は連動して動いているため、デカップリングをしてもまた元に戻ることがあります。

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【金融市場や経済のカップリングとデカップリングの記事は終わりです】

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