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予想と予測の意味の違い

記事作成日:2019年5月3日
最終更新日:2021年9月9日

予想と予測の意味の違い

「予想」という言葉と「予測」という言葉はとても似た意味を持つ言葉なので、違いを意識して使い分けている人はほとんどいないかもしれません。どちらも将来のことについて見当をつける、こうだと思うという意味があります。しかし、実は少しだけ意味が違っていて、予想の方がより主観的で、予測は何らかの根拠に基づいているという違いがあります。

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予想とは・予想の意味

予想とは、前もって心の中である事柄について思うこと、または思った内容という意味があります。

「予想」という言葉は、「あらかじめ、前もって」という意味の「予」と「心の中である物事について思う」という意味の「想」で構成されています。「想」は心の中で思うことであって、主観的なもので、根拠や理由などは必要とされていません。「予」と「想」を組み合わせると「前もって、心の中である物事について思う」という意味になります。

予測とは・予測の意味

予測とは、前もって何らかの根拠を持ってある事柄についてこうだろうと考えること、またはその考えた内容という意味があります。

「予測」という言葉は、「あらかじめ、前もって」という意味の「予」と「はかる、おしはかる」という意味の「測」で構成されています。「測」の「おしはかる」には「何らかの根拠に基づいて別の事柄を見当づける」という意味が含まれていています。「予」と「測」を組み合わせると「前もって、何からの根拠に基づいて別の物事について見当をつける」という意味になります。

予想と予測の意味の違いと共通点

予想と予測は非常に似ていますが、少しだけ意味が違います。予想と予測は「何か物ごとについて前もって思うこと」や「思った内容」という意味になることは共通点となっています。

一方、予想は単に思うだけで、根拠は特に必要なく、主観的なものです。予測は何らかの根拠に基づいて推し量るので、強い根拠ではないかもしれませんが、何らかの根拠があるのです。

つまり、予想は根拠とは関係なく主観的に思ったこと、予測は何らかの根拠で考えたことという違いがあるのです。

予想と予測の言葉の使い分け

「予想」という言葉よりも「予測」という言葉の方が、根拠があって推し量っているということになるのです。例えば、過去に似た事例があってそのことを踏まえて考えて将来について見当をつける場合は「予想」よりも「予測」の方が適していることになります。過去の事例を踏まえて予測するとこうなる、といった具合です。

逆に、特に何か物事の根拠などがあるわけではなく、自分がこう思った、という場合は「予測」よりも「予想」という言葉が近いということになります。例えば、根拠なく判断する場合で、僕はこの人は将来成功すると予想する、といった具合です。

予想値と予測値の違い

予想と予測の違いは、予想値と予測値についても同じことが言えます。予想値というと主観的に思った数値、予測値というと何らかの根拠によって推し量った数値という違いがあります。ただし、厳密には使い分けられてないことも多いため、あまり細かく気にする必要はありません。

まとめ

  • 予想と予測は、あらかじめ物事についてこうだと思う、という意味が含まれる点は共通していますが、少しだけ意味の違いがあります。
  • 予想は主観的に物事について思うという意味があり、予測は何らかの根拠に基づいて物事について推し量るという意味があり、違いがあります。

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