生活に役立つお金の情報です。

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安とは

記事作成日:2018年5月11日

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安とは、銀行の経営不安などを背景に、お金のやりとりが行われる金融市場の機能が低下して、お金の流れが悪くなり、更に金融機関や企業の経営が悪化し、経済活動などが停滞することを意味します。金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安はほとんど同じような意味となります。

スポンサーリンク

金融危機とは

金融危機(financial crisis)とは、資金のやりとりが行われる金融に何らかの問題が生じ、金融機能が低下することによって、経済や社会の混乱がもたらされることを意味します。

景気後退や不動産価格下落などによる融資の焦げ付きによって銀行の経営不安が生じることなどによって、金融機関が融資を手控えたり、企業が取引に慎重になったりして、経済活動の停滞を招きます。

金融システム危機とは

金融システム危機とは、基本的に金融危機と同じ意味で、銀行による融資などお金のやりとりをするシステムが正常に機能しなくなることによって生じる危機を意味します。

過剰な融資や不動産価格の急落などによって金融機関の不良債権が増加し、金融機関の経営不安が生じるなどして、銀行間での資金のやりとり、金融機関による融資、企業間の信用供与などの金融システム全般が機能しなくなり、経済活動の深刻な停滞を招きます。

銀行危機とは

銀行危機(banking crisis)とは、銀行の経営不安に端を発する危機を意味します。銀行が融資を積極的に行い、回収できない可能性がある案件まで融資を行った結果、融資が回収できない事例が相次ぎ、経営不安に陥ってしまうことがあります。

預金者は、預金が引き出せなくなることを恐れて銀行から預金を一斉に引き出そうとし取り付け騒ぎが発生するため、引き出し制限などが行われ、ますます預金者の不安を掻き立て、連鎖的に取り付け騒ぎが起きてしまうことがあります。

信用不安(信用収縮)とは

信用不安(信用収縮:credit crunch)とは、金融機関や企業が倒産してしまうかもしれないという不安が高まっている状態を意味します。

取引先が倒産してしまうと、取引先に対する債権(金融機関であれば融資、企業であれば売掛金など)が回収できなくなってしまうため、金融機関や企業は取引に慎重になってしまい、経済活動が正常に行われず停滞してしまいます。

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安が発生する原因

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安は、金融システムを構成する銀行などの金融機関の経営不安によって生じます。

銀行などの金融機関の経営不安が生じる要因としては、景気の悪化によって企業が融資の返済をできなくなる、バブルの崩壊などによって不動産価格が下落し融資の担保価値が減少してしまう、リスクが高い貸出先にも過剰な融資を行い融資が回収不能となってしまう、企業の倒産が相次ぎ融資が回収不能となる、などが挙げられます。

融資の焦げ付きによって不良債権が増加し、預金者は預けたお金が返ってこなくなるのではないかと不安になり、預金者の取り付け騒ぎが発生し更に信用不安が拡大することがあります。

また、銀行間での金融取引の手控えなど金融市場における信用収縮が発生し、資金のやり取りが行われなくなって、経営体力がない金融機関に更に信用不安が生じ、連鎖的に危機が広がっていくことがあります。

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安の影響

金融市場の機能低下

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安が発生すると、お金のやりとりをする金融市場が機能しなくなります。経営危機に陥る金融機関が出てくるかもしれないと疑心暗鬼になると、金融市場でお金を貸し借りすることが難しくなるためです。

金融機関の間だけでなく、金融機関と企業、企業間でも信用収縮が発生し、貸し渋りや貸しはがし、掛け取引の手控えなどが発生し、経済活動全般に影響を及ぼすことがあります。

株価などの下落

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安が発生すると、株式市場、債券市場、短期金融市場、外国為替市場などの金融市場全般に影響が波及します。

お金の流れが悪くなると、投資した資金が返ってこなくなる可能性を恐れて、なるべく現金・預金(キャッシュ)など安全性が高い形にして資産を守ろうとする動きが生じるため、株価などの急落を招くことがあります。例えば、投資した株式や債券を発行している企業が倒産してしまったら資金を回収することができなくなるため、投資を手控えるようになるのです。

経済の停滞・不況・恐慌

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安が発生すると金融市場の機能が低下し、株価などの金融市場で金融資産の価格が下落します。金融市場の機能低下によって企業や家計の資金調達が困難となり投資や消費活動が鈍化するほか、株価などの金融市場で金融資産が下落すると企業や個人のマインド(心理)を悪化させ、経済活動を鈍化させてしまいます。

金融危機・金融システム危機・銀行危機の影響が大きいと、不況となったり、恐慌と呼ばれるような経済の深刻な停滞を招くことがあります。

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安の例

金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安の例としては、2007年から2008年にかけて深刻化した世界金融危機(日本では2008年のリーマンショックとして有名)があります。また日本での1990年代前半のバブル崩壊を中心とする金融市場の混乱も金融危機の例として有名です。

まとめ

  • 金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安とは、銀行の経営不安などを背景に、お金のやりとりが行われる金融市場の機能が低下して、お金の流れが悪くなり、経済活動などが停滞することを意味します。
  • 金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安によって、株価などの大幅な下落が引き起こされることがあります。

スポンサーリンク

【金融危機・金融システム危機・銀行危機・信用不安とはの記事は終わりです】

「資産運用|お金を増やす」のページに戻る

最近よく読まれているページ

関連コンテンツ

関連コンテンツ(一部広告を含む場合があります)

家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ