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アク抜け・アク抜け感とは

記事作成日:2020年4月2日

アク抜け(灰汁抜け)とは、金融市場で良く使われる用語で、相場の悪材料が出尽くすことによって先行きの不安材料がなくなることにより、株価などの相場の下落が止まり、安定化し始めることを意味します。アク抜け感というような形でも使われ、悪材料の出尽くしによる下げ止まり感というような意味になります。

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アク抜け・アク抜け感という言葉の由来

アク抜けのアクは料理で肉や野菜を煮込んだ時に出るアク(灰汁)が由来だとされていて、料理の灰汁は取り除くと美味しくなりますが、相場用語に転じて相場の悪材料が出尽くすことをアク抜けというようになったと考えられています。アク抜けは漢字で灰汁抜けと表現されることやひらがなであく抜けと表現されることがあります。

アク抜け・アク抜け感という言葉の使われ方

アク抜けやアク抜け感という言葉は、主に株価などの日々価格が変動する相場に対して用いられ、景気や経済環境などについてアク抜けとは基本的に用いられません。経済指標が悪材料となってアク抜けすると言うことはありますが、経済がアク抜けしたという使われ方は基本的にされません。

アク抜けで出尽くす悪材料は複数のこともあれば、影響が大きな1つのこともあります。心配されていた大きな悪材料が全て明らかになって織り込まれる時もアク抜けということがあります。

悪材料に反応しきると下がらなくなるからアク抜けする

アク抜けは悪材料の出尽くしで、いわゆる膿(うみ)を出し切ることです。悪い材料が全てで尽くせば、これ以上悪くはならないと考えることができるわけで、極論すると後は良い材料だけということになります。

株価などは悪材料が発生すると反応して下落していきます。そのため悪材料は出ない方がいいと思うかもしれません。しかし、市場で一度悪材料があるかもしれない、と思われてしまうと不安材料がくすぶり続けてしまいます。大きな悪材料が出てくるかもしれない不安な状況、悪材料が出ても次から次へと悪材料が出続けて止まらないような状況、まだ悪材料があるかもしれないというような状況では、疑心暗鬼に駆られてしまい相場はなかなか下げ止まりません。

特に投資家は先行きの不透明感が強い状況を嫌うため、悪材料は出尽くしてしまった方がかえって相場を好転させることがあるのです。悪材料が出るかどうかわからない状況が長く続き、結果的に悪材料が出なかったとしても、悪材料が出尽くした時よりも軟調な推移が続くことがあるのです。

アク抜けすると相場は戻りやすい

悪材料が出尽くしてしまい、相場が悪材料を織り込んでしまえば、逆にもう悪材料は出ないだろうという心理になり、株価が下がらなくなり、株価の戻りが期待できるような状態になります。

ずっと状況が悪くなり続けることはないことを前提にするならば、悪いことが細々と出続けるくらいなら、悪い材料が全部出てしまった方が良い展望を持ちやすいということになります。悪材料が出尽くしてアク抜け感が意識されるようになると、相場は戻りやすくなると考えられています。

まとめ

  • 金融用語でアク抜けとは、株価などの相場の悪材料が出尽くすことによって先行きの不透明感が晴れて下げ止まることを意味します。
  • 投資家は先行き不透明感が残っている状態を嫌がりますので、悪材料が出るかもしれないという状態が続くよりも出尽くしてしまった方が相場が戻りやすくなるのです。

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【アク抜け・アク抜け感とはの記事は終わりです】

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