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ヘッジとは・リスクヘッジとは

記事作成日:2018年3月27日

ヘッジ(hedge)には生け垣、垣根、塀、境界、障壁という意味の他に損失や危険に対する防止策、保険というような意味があります。資産運用・投資の世界のヘッジは、株式投資、債券投資、為替投資、商品投資などによる価格変動リスクによって生じうる損失を減らしたり、回避したり、緩和したりするための対応方法・手段をいいます。

ヘッジはリスクヘッジとも呼ばれ、資産運用・投資の世界では想定されるリスクに対して、リスクによる損失・危険を減らすために対応策を講じておくことまたはその手段を意味します。

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リスクヘッジの方法にはデリバティブを活用した反対売買がある

ヘッジ(リスクヘッジ)の代表的な方法として反対売買(あるいは反対ポジションの構築)が挙げられます。ある資産を購入した場合、価格変動リスクを減らすため、同じ資産を売り建てておくことで、価格変動リスクを減らすことができます。

リスクヘッジを行うために、デリバティブ(金融派生商品)である先物取引(先渡取引)、オプション取引、スワップ取引が利用されます。先物取引を利用して売り建てたり、オプション取引を利用して反対のポジションをとったり、スワップ取引で変動金利を固定金利に変えたりするなどして、特定の価格変動リスクを減らしたり、避けたりします。

分散投資もリスクヘッジの方法の一種

分散投資もリスクヘッジの方法の1つです。特定の資産だけに投資をすると、その資産が大きく値下がりしたときに損失が大きくなってしまいます。例えば、値動きの特徴が異なる資産(資産間の相関係数が低い資産)や価格変動が小さい資産(リスク(標準偏差)が低い資産)を組み合わせて、全体の価格変動リスクを抑える方法があります。

また、投資する時期をずらす時間分散、同じ金額を定期的に購入するドルコスト平均法などもリスクヘッジの方法の一種といえます。

リスクヘッジを行うとリスクだけでなくリターンも減る

リスクヘッジは価格変動リスクを減らすことになるため、リターンの機会を減らすことになります。リスクが高まれば一般的にリターンも高まる傾向がありますが、リスクが低くなればリターンも低くなるのです。

そのため、資産運用・投資の世界では何でもいいからとにかくリスクヘッジをすればいいというものでもありません。受け入れられないリスクについてのみリスクヘッジを行い、一定のリスクを許容しないとリターンが得られません。

特定の価格変動リスクを回避したい場合のリスクヘッジ

リスクヘッジは特定の価格変動リスクによって収益を得るよりも、損失を出したくない場合によく利用されます。為替ヘッジが代表例で、為替ヘッジとは外国通貨の価格変動リスク(為替変動リスク)を先物取引などのデリバティブを活用して回避することをいいます。為替ヘッジには一定のコスト、ヘッジコストがかかります。

外国資産に投資する際に外国資産そのものの価格変動リスクは受け入れるものの、為替変動リスクを避けたい場合に為替ヘッジを行い、為替の価格変動リスクを低減します。外国資産に投資する投資信託では為替ヘッジありのものと為替ヘッジなしのものを選べる場合があります。

実際の商取引では、貿易取引などにおいて為替レートの変動による損失発生を防ぐために先渡取引によるリスクヘッジが行われています。

ヘッジファンドはリスクを低減したファンド

ヘッジファンドにもヘッジという言葉が含まれています。ヘッジファンドとは、先物・オプション・スワップなどのデリバティブを活用して、投資のリスクを抑えつつ、できる限り高いリターンを追求するファンドのことをいいます。

デリバティブなどによって何らかの価格変動リスクの抑制が行われていることがヘッジファンドの特徴と言えます。

まとめ

  • 資産運用・投資の世界でのヘッジ(リスクヘッジ)とは、価格変動リスクを緩和するための対応策・手段を意味します。
  • リスクヘッジの方法には、先物取引などの金融デリバティブを利用して反対売買や反対のポジション構築を行う方法、分散投資を行う方法があります。

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【ヘッジとは・リスクヘッジとはの記事は終わりです】

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