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レバレッジとは

記事作成日:2018年3月27日
最終更新日:2021年9月3日

レバレッジとは

資産運用・投資でのレバレッジとは、自分が用意した資金よりも大きな金額の取引ができる仕組みをいいます。レバレッジ(leverage)とは「てこ」を意味します。「てこの原理」の「てこ」です。少ない自己資金で大きな金額の取引ができる仕組みです。例えば、レバレッジの倍率が10倍であれば、10万円の資金があれば、100万円分の取引ができるのです。レバレッジ効果とは、少ない自己資金で多額の投資を行うことができ、より多くの利益を生み出すことができる効果のことをいいます。

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レバレッジ取引はハイリスクとなることがある

レバレッジ取引は、自分が持っている資金よりも大きな金額の取引をすることができます。資産運用の利益は「投資金額×利回り」なので、利回りが一定であるならば投資金額が大きくなるほど、大きな利益を得られる可能性が高まります。

しかし、相場の見通しを誤った場合には利益ではなく損失が大きくなってしまうリスクがあることに注意が必要です。投資金額が大きくなればなるほど損失も大きくなる可能性があり、一瞬で資産のほとんどを喪失してしまうことすらあります。

レバレッジ取引は、大きく儲かる可能性がある一方大きな損失を被る可能性があるハイリスクハイリターンとなる場合があるので、どの程度のリスクを負うことになるのかをしっかりと理解することが重要です。

レバレッジ取引では損失をどの程度受け入れられるか明確にする

レバレッジ取引を行う場合、損失が発生しても再起不能とならない程度に抑えることが必要でリスク管理が重要になってきます。どの程度の損失ならば受け入れられるのか、許容できる損失額を見積もっておいて、レバレッジ取引によって発生しうる最大損失額が許容できる損失額の範囲内に収まるようにしておく必要があります。

つまり、レバレッジを利用して取引を行う場合、損失が発生した場合でも再起不能とならない程度にレバレッジの倍率や取引金額を抑えておくことが重要になります。考えられる最大の損失が発生した場合でも、損失が一定範囲内に収まるようにして、保有資産を超える損失が発生するような事態を避け、保有資産の一定割合に損失が収まる程度にしておくのです。

レバレッジ取引でリスクを取り過ぎてしまうと、上手くいっている間はいいのですが、上手くいかなくなった瞬間に多額の損失を出してしまい、再起不能となってしまうことがあるのです。

レバレッジ取引で何回か成功して巨額の利益を得た後に、油断して許容できない大きな損失を出してしまい、最終的に投資どころではない状況に追い込まれてしまうような失敗をしないことが大切です。

レバレッジ取引では素早い損切りも重要に

レバレッジ取引は狙いが当たれば大きな利益が得られる一方で、狙いを外してしまうと大きな損失を出してしまう可能性があります。そのため、レバレッジを利用した取引では、通常の取引以上に損切りのタイミングが重要となります。

損切りしなければいけない局面なのに、損切りを躊躇してしまうと損失が拡大してしまう恐れがあるためです。損切りばかりしていても儲かりませんが、損切りをためらっていても損失が拡大してしまうのです。

どの時点で撤退をするのか、事前に明確に決めておいて、その事前に決めた損切りのルールを厳格に守ることが、自分の資産を守るために重要になってきます。

レバレッジを利用できる取引方法

レバレッジを利用できるのは、信用取引、先物取引、オプション取引、外国為替証拠金取引(FX)、差金決済取引(CFD)などがあります。株式の信用取引や外国為替証拠金取引(FX)は個人投資家にも取り組みやすく、ハイリターンハイリスクの投資を行う場合によく利用されます。

企業財務におけるレバレッジ効果

レバレッジ効果は企業財務の分野でも用いられます。財務レバレッジ(効果)とも呼ばれます。財務レバレッジ(効果)とは、銀行などの金融機関からの融資や社債の発行などによる借入金を活用することで、株式発行による自己資本に対する利益を大きくすることをいいます。

銀行融資を受けて事業活動を行い、借入金利以上の利益率の収益事業を行えば、借入金を活用してより多くの利益を得られることになります。株式発行によって自己資本を増やさなくても、借金を利用すれば自己資本当たりの利益を増やすことができるのです。

まとめ

  • 資産運用・投資の世界におけるレバレッジとは、少ない自己資金で、自己資金の何倍から何十倍もの取引が行える仕組みのことをいいます。
  • レバレッジによる取引は、ハイリスクハイリターンの取引となるため、レバレッジの倍率を抑えたり、損切りタイミングに気を付けたりして、損失が膨らみ過ぎないようにリスク管理が大切となります。

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【レバレッジとはの記事は終わりです】

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