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マクロ・セミマクロ・ミクロとは

記事作成日:2021年6月20日

マクロ・セミマクロ・ミクロとは

投資や資産運用におけるマクロ、セミマクロ、ミクロとは何かについてです。マクロは「大きい」という意味があり、投資や資産運用では国レベルの経済全体で見た事柄を指します。ミクロは「小さい」という意味があり、個別の企業レベルで見た事柄を指します。セミマクロは、マクロとミクロの中間、業種・産業レベルの事柄を指します。

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マクロ・セミマクロ・ミクロの違い

投資・資産運用でマクロ、セミマクロ、ミクロという言葉を使う場合、話題とする対象は次のような違いがあります。

  • マクロ→国レベル
  • セミマクロ→業種・産業レベル
  • ミクロ→企業・個人レベル

投資・資産運用でのマクロの意味

マクロとは、英語の「macro」から来ていて、大きい、全体的なというような意味があります。マクロ経済、マクロ経済学という言葉でよく耳にすることがあるかと思いますが、マクロ経済は、家計、企業、政府のそれぞれの経済活動によって生じる経済全体の動きを意味する言葉です。マクロ経済学は、国レベルでの経済や社会の動きを対象とした学問で、経済成長率、物価、金融、国際貿易などの動きを分析します。一国経済あるいは多国間での、消費や設備投資、政府支出、公共投資、輸出入、金融政策、為替などがテーマとなります。

投資・資産運用でマクロといった場合、日本や米国など国の経済、物価、金融政策、国際的なニュース、各国の市場の株価指数などを話の対象としています。

投資・資産運用でのミクロの意味

ミクロとは、英語の「micro」から来ていた、小さい、微細なというような意味があります。ミクロ経済、ミクロ経済学という言葉でよく耳にすると思います。なお、「micro」の発音は日本語の表記では「ミクロ」よりも「マイクロ」の方が近いのですが経済分野では「マイクロ」ではなく「ミクロ」と通常表記されることが多いです。ミクロ経済は、経済を構成する個別の家計や企業のそれぞれの動きを意味する言葉です。ミクロ経済学は、個人や企業レベルでの経済的な行動を対象とした学問で、個人や企業の消費や投資の活動などがどのような時に効果(効用)が高くなるか、などを分析します。

投資・資産運用でミクロといった場合には、個別の企業の株価の動きや業績動向、個別企業のニュースなどを対象としています。

投資・資産運用でのセミマクロの意味

セミマクロとは、日本語の投資・資産運用での意味としては、マクロとミクロの中間、経済レベルと個人・企業レベルの中間の、産業・業種レベルの経済活動を指し示す意味となります。セミは「semi」という「半分」や「2回」という意味がある接頭語に由来していると考えられ、マクロの半分、マクロとミクロの中間という意味で用いられています。「semi」が使われている良く知られた言葉だと「semifinal」(セミファイナル)で準決勝を示す言葉があります。

投資・資産運用でセミマクロという時は産業・業種別の話をしています。産業・業種全体の傾向、産業・業種間の関係性、産業・業種別の特徴などが話題となります。株価などで個別企業の銘柄単位の話であればミクロの話、業界全体の話であればセミマクロの話、ということになります。

なお、英語圏では理系分野で「semi micro」(日本語ならばセミミクロ、セミマイクロという表記)という表現はありますが、「semi macro」(セミマクロ)の表現は一般的には見当たらないので、日本語で独自に使われる表現であって、英語圏で広く使われている表現ではないとみられます。

まとめ

  • 投資や資産運用では、マクロといった場合、国レベルの話を意味します。ミクロは、個人・企業レベルの話を意味します。セミマクロは中間の産業・業種レベルの話を意味します。
  • セミマクロは、半分という意味の「semi」と大きいという意味の「macro」に由来していると考えられますが、英語圏で広く用いられている言葉ではなく、日本で使われることがある表現です。

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【マクロ・セミマクロ・ミクロとはの記事は終わりです】

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