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パーセントポイント(%ポイント、%pt)とは・意味と使い方

記事作成日:2018年4月18日
最終更新日:2021年6月29日

パーセントポイント(%ポイント、%pt)とは・意味と使い方

パーセントポイントとは、百分率(パーセント)で表示された数値同士を比較した差に使う単位です。例えば、ある調査に「はい」回答した人が、前回は50%で、今回は40%だった場合、「10%ポイント」減ったと表現します。もし「10%」減ったとすると、50×(1-0.10)=45%になってしまいます。なお、「パーセントポイント」は単に「ポイント」と表現することもあります。

パーセント(パーセンテージ)は割合、比を示していますが、パーセントで表示された割合の数字の差をとった場合にそのまま「パーセント(%)」という単位を付けるのは不適切であるため「パーセントポイント」と表記します。「ポイント」(pt)はパーセントに限らず、2つの数量の差分を表現することができます。

パーセントポイント(percent point)は「pp」、「%pt」、「ppt」などと表記されることがあります。またパーセントは「パーセンテージ」ともいうため、パーセンテージポイント(percentage point)という表記することもあります。

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パーセントポイントの使い方

パーセントポイントは、パーセント(パーセンテージ)の値同士を比較し、計算した差に使用します。例えば以前は賛成と回答した人が30%であったのに、今は50%の人が賛成と答えた場合、賛成と回答した人は20%ポイント(パーセントポイント)増加したことになります。「20%増加」したのではなく、「20%ポイント(パーセントポイント)増加」したのです。

もし、20%増加したなら、30%×120%=36%になるからです。20%ポイントの増加なら30%+20%pt=50%になるのです。

パーセントとポイントの使い分け

パーセントは割合で、元の量が100となるようにした百分率です。百分率(%)=(比較する数量÷基準の数量)×100で、割り算で求めた数値です。

ポイントは比較する2つの数量の差で、「パーセントポイント」はパーセント同士の比較にしか用いませんが、「ポイント」はどのような数量の比較でも使うことができます。

  • パーセント→割合(割り算で計算)
  • パーセントポイント→パーセント(百分率)の値同士の差
  • ポイント→パーセント(百分率)に限らず2つの値の差

パーセントポイントはDIなど各種統計でも用いられる

日本銀行が公表している統計の短観で業況判断DIという項目があります。これは、業況判断について「良い」と回答した企業の比率から「悪い」と回答した企業の比率を引いたものです。良いと回答した企業が30%、悪いと回答した企業が20%なら、30-20=10ですが、百分率同士の差を計算しているので、単位がパーセントポイント(%ポイント、%pt)なのです。

30%と20%は共にパーセントで、両者の差は10パーセントとしたくなるのですが、割合ではなく差であるということを明確にするためにパーセント(%)ではなくパーセントポイント(%ポイント、%pt)と付けるのです。

個人や企業のマインドを調査している経済指標では回答の比率同士を引いて算出しているものがありますが、このような経済指標の単位はパーセントポイントになります。

統計によっては、「パーセントポイント」ではなく、単に「ポイント」としていますが、ポイントでも意味は変わりません。

世論調査の支持率の変化もパーセントポイント

世論調査で内閣支持率などが調査されていますが、内閣支持率の差もパーセントではなくパーセントポイント(%ポイント、%pt)と表記する値になります。「パーセント」を省略して単に「ポイント」という場合もあります。

例えば、前月の内閣支持率は50%であったのに対して、今月は40%でした。前月から10%ポイント(あるいは単に10ポイント)低下しました、と表現します。10%低下しましたとすると、50%×(100%-10%)=45%となりかねないのです。割合や比ではなく、差であることを明確にするためパーセントポイントと表記するのです。

政策金利の引き上げ・引き下げ(利上げ・利下げ)もパーセントポイント

各国の中央銀行の政策金利の引き上げや引き下げ(利上げや利下げ)による政策金利の変化幅も本来はパーセントポイント、あるいはポイントで表記します。

例えば、ある国が政策金利を6.00%から6.25%に引き上げた場合、「0.25%引き上げ」という表現が使われることもあるのですが、本来は「0.25%ポイント引き上げ」が正確な表現になります。

0.25%引き上げといっても、誰も間違えないだろう、分かるだろうということで厳密にパーセント(%)とパーセントポイント(%ポイント、%pt)を使い分けないことも多いのですが、政策金利の変化幅は百分率同士の差をとっているため、0.25%ポイント(あるいは単に0.25ポイント)とした方が正確なのです。

まとめ

  • パーセントポイント(%ポイント、%pt)とは、パーセント(百分率)で表示された値同士の差をとった場合の単位で、割合や比ではなく差を意味しています。
  • パーセントポイントは、パーセントと区別されないで用いられる場合や単にポイントと省略されて用いられる場合がありますが、百分率の差をとった場合は、%ポイントすると厳密な表現となり、誤解を防ぐことができます。

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【パーセントポイント(%ポイント、%pt)とは・意味と使い方の記事は終わりです】

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