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持ち高調整(ポジション調整)・持ち高調整の売り(買い)とは

記事作成日:2017年9月20日
最終更新日:2021年6月17日

持ち高調整(ポジション調整)・持ち高調整の売り(買い)とは

持ち高調整とは何か、ポジション調整とは何か、持ち高調整の売り・買いとは何かについてです。持ち高調整の売りといった言葉は、投資などにおける相場動向を示すニュース記事などで用いられる表現で、「持ち高調整の売りが出たため相場は下落しました」といったように使われます。持ち高調整とは、自分の資産が抱えているリスクを調整するために、売買を行って自分の持ち高を調整することです。

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持ち高調整とは

持ち高調整とは、自分の資産が抱えているリスクを調整するために、売買を行って自分の持ち高を調整することです。

株式・債券・通貨など特定の資産の持ち高が膨らむとその資産のリスクが高まることになりますが、リスクをとり過ぎていると判断した場合には資産の一部を売却してリスクを減らすことになります。

逆にリスクをもう少しとってもいいと判断した場合には資産を追加で購入してリスクを増やすことになります。

持ち高調整では、株式などのリスク性資産を売却して、安全資産と言われる債券を購入する場合や、売却して現金のまま保有する場合があります。

持ち高調整が行われる場合

リスクを減らすための持ち高調整は、通常は資産価格が下落する可能性があるイベント・出来事が予定されている前に行われます。重要な相場材料がある日、大型連休などの前にリスクを減らすために持ち高調整が行われることがあります。

また、相場の上昇トレンドが転換しそうな局面、相場が高値圏にある場合、相場の先行きに自信が持てないような場合にも持ち高調整が行われます。

リスクを増やすための持ち高調整は、相場の上昇が見込まれる前に行われます。相場の先行きの見通しが強気に転じた時などが該当します。

持ち高調整の売り(買い)とは

持ち高調整の売りとは、自分の資産が抱えているリスクを減らすために持ち高調整の売りを行うことです。反対に持ち高調整の買いとは、自分の資産でリスクをとるために持ち高調整の買いを行うことです。

債券にも持ち高調整がある

債券は一般的に安全資産と考えられていますが、債券にも持ち高調整の売りがあります。債券を保有している場合には、金利上昇が価格下落につながるため、金利上昇の可能性があるイベントを控えている場合には持ち高調整の売りを行う場合があります。

日本や米国、欧州など主要国の中央銀行が金融政策を決定する日や重要な国債の入札の日、主要国の中央銀行の総裁などが講演や議会証言を行う日などを控えているような場合です。

ポジション調整も持ち高調整と同じ意味

ポジション調整も持ち高調整と同じ意味で用いられ、ポジションの調整するために売買を行い、ポジションを調整することです。ポジションとは持ち高と同じ意味です。

持ち高という言葉は持っているという語感から買い(買い建て・買い越し)の場合に合っていますが、ポジションの場合には買い(買い建て・買い越し)だけでなく売り(売り建て・売り越し)の両方に合っていて、買いポジション、売りポジションといいます。もちろん持ち高という言葉も売りの場合に使えて、売りの持ち高ということもできます。

まとめ

  • 持ち高調整(ポジション調整)とは、自分の資産が抱えているリスクを調整するために、売買を行って自分の持ち高を調整することです。
  • 持ち高調整の売り(買い)とはポジション調整のために行われる売り(買い)のことです。

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【持ち高調整(ポジション調整)・持ち高調整の売り(買い)とはの記事は終わりです】

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