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プレミアムとは

記事作成日:2018年4月29日
最終更新日:2021年9月4日

プレミアムとは

プレミアム(premium)という言葉には、「高級、上質」、「上乗せ価格、割増金」、「おまけ、追加の付属品」、「オプション価格」、「保険料、保証料」などの意味があります。資産運用・投資においては、リスクプレミアム、タームプレミアム、流動性プレミアム、ジャパンプレミアムなどのように「上乗せ価格」という意味でプレミアムが用いられるほか、「オプション価格」の意味でプレミアムが良く用いられます。

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上乗せ価格という意味のプレミアム

プレミアムは資産運用において上乗せという意味で良く用いられます。例えば次のようなものがあります。

価格変動リスクに対する上乗せという意味のプレミアム

資産運用においてリスクプレミアムという言葉がありますが、価格変動があるリスク性資産の価格変動リスクに対する上乗せ収益率という意味になります。投資家は同じ期待収益率の場合には価格変動リスクがない資産を好み、価格変動リスクが大きいほど高い期待収益率を求めます。

価格変動リスクが大きくなることによって投資家が求めるようになる期待収益率がリスクプレミアムなのです。この場合のプレミアムは、収益率の上乗せという意味となります。

流動性・期間・信用に関するリスクに対する上乗せという意味のプレミアム

他にも、流動性が低いことに対する上乗せされる期待収益率を流動性プレミアム、償還期間までの長さ(期間)に応じて上乗せされる収益率をタームプレミアムといいます。

また、過去に日本の金融機関の信用性が低下した時期に、資金調達金利に上乗せされた金利をジャパンプレミアムと呼んだことがあります。

額面金額などに対する上乗せ価格という意味のプレミアム

債券などの有価証券の発行金額と額面金額の差をプレミアムと呼ぶことがあります。額面金額にどれだけ上乗せされて発行金額となったかを示すのがプレミアムです。

地域振興や景気対策として発行される商品券の中には、額面金額よりも安く購入できるため、プレミアム付き商品券、プレミアム商品券と呼ばれます。例えば、1万2,000円分の商品券を1万円で購入できるというような場合です。

オプション価格という意味のプレミアム

金融デリバティブのオプション取引において、コールオプションあるいはプットオプションの権利に対して付けられる価格をプレミアムといいます。オプション価格をプレミアムというのです。

オプション価格はオプションの原資産の価格と権利行使価格の関係によって生じる本質的価値と、権利行使期間の残存期間やボラティリティによって生じる時間的価値で構成されます。

保険料・保証料という意味のプレミアム

プレミアムには保険料・保証料という意味があります。資産運用・投資では、保証料(プレミアム)を支払う代わりに契約期間中に債券等の債権の破産、債務不履行、債務条件の変更が発生した場合に損失の補填が受けられるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)で、プレミアムという言葉が良く用いられます。

まとめ

  • プレミアムという言葉には一般的に、高級、上乗せ価格、おまけ、オプション価格、保証料などの意味があります。
  • 資産運用において、プレミアムという言葉は、上乗せ価格、オプション価格、保証料等の意味で用いられることがあります。

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【プレミアムとはの記事は終わりです】

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