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プロラタ方式とは(債務返済や資産配分での使用例)

記事作成日:2018年4月16日

プロラタ(pro rata)方式とは、残高に応じて比例配分する方式のことをいいます。プロラタ(pro rata)とはラテン語に由来する言葉で(残高に応じた)比例配分という意味があります。プロラタ方式は事業再生などにおける返済額の決定方式等として用いられることがあります。全ての債務を返済するだけの金額はないものの、一部債務の返済が可能な場合、債務ごとの残高に応じて返済額を比例配分する時によく用いられます。プロラタという言葉は融資を行う金融機関でよく用いられる言葉ですが、資産運用・投資における場面でも耳にすることがあります。

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債務の返済で用いられるプロラタ方式

債務が巨額のため全額を返済することは難しいものの、一部の返済が可能な場合、特定の金融機関だけ優先的に返済しようとすると法的なものも含めて様々な問題が生じる場合があります。そのため、金融機関の融資残高に応じて比例配分によって返済額を決定することが一般的に行われており、比例配分によることをプロラタ方式といいます。

プロラタ方式による返済例

具体的な例として、ある企業が5つの金融機関(銀行)から合計で10,000万円(1億円)の融資を受けているとします。しかし、金融機関によって融資残高は異なります。ここでこの企業が融資全額の返済は難しいものの、2,000万円の返済が可能であるとします。

この時、何らかの優先権がないにもかかわらず、特定の金融機関だけに優先的に返済を行うと金融機関の間で不公平が生じます。そこで、金融機関の融資残高に比例配分して返済額を案分するのです。

返済可能額の2,000万円を5つの銀行の融資残高に応じて割り当てると次のような形になります。このような返済方式がプロラタ方式なのです。

プロラタ方式による返済例
融資元融資残高残高ウエイト2000返済
(プロラタ)
一部返済後残高
A銀行1,00010%200800
B銀行2,00020%4001,600
C銀行2,00020%4001,600
D銀行1,00010%200800
E銀行4,00040%8003,200
合計10,000100%2,0008,000

(出典)fromportal.comの担当者が作成

資産運用・投資で用いられるプロラタ方式

資産運用・投資の場面でも金融機関が関わる場面では業界用語のような形で、プロラタ方式という言葉が用いられる場合があります。よくあるのが、資産配分比率に関してです。

プロラタ方式による資産配分

5つの銘柄で構成されていたファンドがあったとします。ここで、業績不振など何らかの理由で銘柄Eが投資不適格となりファンドから除外されることになったと想定します。

この時、銘柄Eを売ってそのまま現金(キャッシュ)で保有するという方法もありますが、キャッシュの期待収益率(期待リターン)は一般的に相当低いため、収益を追求するのであれば何らかの再投資が必要になります。

ここで、新たな銘柄の組み入れなどを行う前に、当面の対応策として残された4つの銘柄(A~D)に追加投資をする場合があります。その場合、投資判断に基づいて特定の銘柄のみを追加投資する場合もありますが、とりあえず銘柄の残高に応じて比例配分をする場合があり、そのような資産配分比率の決め方をプロラタ方式といいます。

プロラタ方式による資産配分
投資先当初のウエイトEをプロラタ方式で比例配分E除外後のウエイト
銘柄A20.0%20×(20/80)=5.0%25.0%
銘柄B20.0%20×(20/80)=5.0%25.0%
銘柄C10.0%20×(10/80)=2.5%12.5%
銘柄D30.0%20×(30/80)=7.5%37.5%
銘柄E20.0%-0.0%

(出典)fromportal.comの担当者が作成

まとめ

  • 債務の返済(借金返済)や資産配分においてプロラタ方式という言葉が用いられることがあります。
  • プロラタとは比例配分という意味で、プロラタ方式とはそれぞれの残高に応じて比例配分することを意味します。

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【プロラタ方式とは(債務返済や資産配分での使用例)の記事は終わりです】

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