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ロールオーバーとは

記事作成日:2020年5月7日

ロールオーバー(rollover、roll over)とは、金融では満期が到来しようとしているものを満期が到来していない別のものに移す、乗り換えるという意味があります。先物取引やオプション取引での限月の乗り換え、FXにおけるポジションの受渡日の先送り、返済期日が迫った債務の借り換え、NISAの満期が到来する投資枠の乗り換えなどの場合にロールオーバーという言葉が使われます。

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先物取引やオプション取引でのロールオーバー

先物取引やオプション取引でのロールオーバーとは、現在ポジションを持っている限月の最終の取引日までに反対売買を行うことで現在のポジションを決済して、次の限月以降のポジションに乗り換えること、移し替えることを意味します。先物取引やオプション取引には満期があり、満期日の前日までに反対売買を行わないとSQによる清算などによって消滅することになります。そのため、満期日以降もポジションを維持する場合は、ロールオーバーをすることになります。買いポジションであれば期日が到来する期近の売りと期先の買い、売りポジションであれば期日が到来する期近の買いと期先の売りを行うことになります。

解消する現在のポジションと新たに持つ期先のポジションの価格は通常異なるため価格差の分だけコストが発生することになり、限月の乗り換え(ロールオーバー)に伴って発生するコストをロールオーバーコストと呼びます。

FXでのロールオーバー

FX(外国為替証拠金取引)でのロールオーバーとは、スワップ取引を行うことによって決済が行われていない取引の受渡日を先延ばしすることを意味します。

スポット取引(直物為替)では、取引が成立した約定日から2営業日後が受渡日となるためドルや円などの資金の受渡が行われ、決済されることになります。FX取引でもスポット取引が行われますが、一般の投資家がFXでポジションを持つ場合は2営業日に受け渡しということを行っていると煩雑になってしまいます。そのため、FX業者がスワップ取引を行い受渡日の繰り延べを自動的に繰り返して行うことで一般の投資家はポジションの決済日を気にせず取引ができるようになっています。FXでポジション(買い持ち高、売り持ち高)を維持できるのは、FX業者がロールオーバーを行っているからなのです。

なお、受渡日の繰り延べのためのスワップ取引(ロールオーバー)を行うことによって発生するのがスワップポイントで、スワップ取引に伴い2通貨間の金利差を調整するためにスワップポイントが発生します。

債務のロールオーバー

債務のロールオーバーとは、借入金を別の借入金で返済して借り換えを行うことを意味します。企業財務などで借入のロールオーバーという言葉を使うことがあります。期限が迫っている借入金を返済する余力がない場合、まだ返済したくない場合は別の借り入れを行い、その借り入れたお金で元の借入金を返済すれば、返済期限を先送りすることができます。ただし、新たに借入ができる場合に限られます。

NISAのロールオーバー

NISAのロールオーバーとは、非課税期間の満期を迎える投資枠を別の非課税期間の満期が到来していない投資枠に移し替えることを意味します。非課税期間が終わる投資枠の資金の非課税での投資を継続したい場合に、ロールオーバーが行われます。

まとめ

  • 金融でのロールオーバーとは、満期などが到来するものを別の満期などが到来していないものに移すことを意味します。
  • 金融でのロールオーバーは、先物取引やオプション取引、FX、企業財務、NISAなどで使われます。

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【ロールオーバーとはの記事は終わりです】

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