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譲渡性預金(CD)とは

記事作成日:2020年9月1日
最終更新日:2021年9月12日

譲渡性預金(CD)とは

譲渡性預金とは、他人と売買することができる預金のことを意味します。預け入れた金融機関で一定の手続きを行うことによって他人に譲渡することができます。譲渡性預金は譲渡可能定期預金証書とも呼ばれ、英語では「certificate of deposit」となるため「CD」とも呼ばれます。日本銀行のマネーストック統計(経済に供給されている通貨量)に含まれるものとしてCDを目にすることがあるかもしれません。市場で自由に売買することができるCDの取引金利は短期金利の指標(目安)とされることもあります。

譲渡性預金は基本的に企業が利用の中心になっていますが、個人も利用することができます。ただし、大口の資金が必要となるため、個人での利用は一般的ではないと考えられます。

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譲渡性預金の特徴

譲渡性預金の特徴についてです。

譲渡性預金は他人に譲渡できる

普通預金や定期預金は原則として預金の名義人のみが引き出すことができますが、譲渡性預金は所定の手続きを経て他人に譲渡するができ、譲渡された人が引き出すことができます。譲渡する場合は預入金融機関が示す手続きを行います。

譲渡性預金は金額や期間などを柔軟に決められる

譲渡性預金は、預入金額や満期日といった条件を定められた範囲内で決めることができます。譲渡性預金の金利は市場実勢を反映して決められます。

譲渡性預金は普通預金より金利が高いことがある

金利環境によっても状況は変わってきますが、譲渡性預金は普通預金より金利が高い場合があり、資金を運用する上で有利になる場合があります。

最低預入金額が大きい

1万円とか10万円といったような小口の資金を譲渡可能にしても、コストに見合わないため譲渡性預金は通常1,000万円以上預け入れる必要があります。超低金利環境下では1,000万円でも利子があまりつかないため5,000万円以上の預け入れが必要な場合があります。

譲渡性預金は定期預金の性質がある

譲渡性預金は、基本的に満期日が決まっている定期預金の性質があります。譲渡できる定期預金というイメージが近いでしょう。ただし、譲渡性預金は譲渡することによって換金できるため、原則中途解約はできないことに注意が必要です。また、基本的に満期日の後は利息がつきません。

基本的に中途解約はできない

譲渡性預金は基本的に中途解約ができない仕組みとなっています。ただし、換金の方法がないわけではなく、譲渡することにより換金が可能です。ただし、譲渡する相手がいることが前提です。

満期前に譲渡すると元本割れする場合がある

あまり一般的ではありませんが、譲渡性預金を譲渡する場合は市場価格での譲渡となるため、市場の金利が上昇した場合などは元本割れの価格でないと譲渡ができない場合があります。また、預入金融機関の信用不安が生じた場合にも譲渡価格が下落し、元本割れするリスクがあります。

預金保険制度の保護対象外

譲渡性預金は預金保険制度によける保護の対象外となります。そのため、預入金融機関が破綻した場合には金融機関の財産状況によって投資元本や利子の一部または全部支払われない可能性があります。

元本と利息を分離して譲渡することはできない

譲渡性預金は基本的に元本と利息を分離して譲渡することは想定されておらず、元本と利息を一体のものとして譲渡しなければいけません。そのため保有することによって経過した期間の利息は元本と合わせて譲渡することになるため、経過利息は譲渡価格で調整することになります。

譲渡性預金のメリット

譲渡性預金のメリットには次のようなものがあります。

普通預金より金利が高いことがある

譲渡性預金は普通預金よりは金利が高いことがあるため、相対的に利回りが高い短期資金の運用先となる可能性があります。通常の定期預金は中途解約すると通常利子の利率が下がるペナルティがありますが、譲渡性預金は譲渡によって換金できるので中途解約によって利子の利率が下がるということはありません。

譲渡が可能

譲渡性預金は通常の預金と異なり譲渡することが可能です。換金の必要が生じた場合、通常の定期預金にすると中途解約によって利子の利率が下がるため換金しづらい側面がありますが、譲渡性預金は譲渡すると中途解約とはならないため、利率が下がるペナルティを受けなくても済みます。流動性や換金性の面でメリットがあるのが譲渡性預金です。

譲渡性預金のデメリット

譲渡性預金には次のようなデメリットがあります。

金融機関の破綻リスクがある

譲渡性預金は預金保険制度で保護されないため、金融機関が破綻すると大きな損失が生じてしまう可能性があります。金融環境が安定している時は金融機関の破綻は想像できないかもしれませんが、満期になるまで金融機関が破綻しないような安全な金融環境が続くとは限らないのです。

満期前の換金が難しい場合がある

譲渡性預金は譲渡によって満期前に換金ができますが、基本的に中途解約ができなくなっています。金融市場が通常通り機能していれば換金したい時に譲渡相手となる買い手が見つかるかもしれませんが、金融市場が混乱した時は買い手がつかないか、安い価格でしか譲渡できなくなる恐れがあります。そのため、換金ができないリスク、思った価格で換金出来ないリスクがあることになります。

大口の資金が必要になる

譲渡性預金は最低預入金額が高く、低いものでも1,000万円からで、5,000万円からという金融機関もあります。そのため、運用するためにはある程度まとまった大口の資金が必要となります。そのため、資産規模が大きくならないと活用が難しく、個人での利用はあまり一般的ではないと考えられます。

インフレに弱い

譲渡性預金は、基本的に預入時に決められた金利で利息が発生する固定金利となるため、預入期間中に預金金利を上回る物価の上昇が発生した場合には、実質的な価値が目減りすることになります。インフレ環境下では不利な金融商品となる可能性があります。ただし、満期までの期間が短いこと、譲渡が可能であるため、大きな弱点にはならないと思われます。

まとめ

  • 譲渡性預金(CD)とは、他人と売買ができる預金です。預入金融機関で一定の手続きをすることにより他人に譲渡できます。
  • 譲渡性預金(CD)はマネーストック統計の流通通貨量と数えられるほか、取引金利は短期金利の指標となることがあります。

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【譲渡性預金(CD)とはの記事は終わりです】

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