証券会社の選び方
記事作成日:2015年8月8日
最終更新日:2021年12月13日
株式を購入するためには証券会社に口座を開設しなければいけません。最近では手続きが基本的にネットで完結するようになっているネット証券もあるので非常に便利になっています。資産運用・投資における証券会社の選び方は次の5つのポイントが重要になります。
- 手数料
- 取扱商品
- 情報提供・分析ツール
- 取引ツール
- 信用状況
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手数料
証券会社を選ぶときに最も重要なのは手数料です。手数料は必ずかかってくる収益にとってのマイナス要因です。手数料が多いとその分、株価の取引で得た収益が目減りしてしまいます。
手数料は各社で異なっているため自分が行おうとしている取引で最も有利となるような証券会社を選びましょう。ただし、手数料以外にも情報料などがかかる場合があり、かかる費用全体で比較するようにしましょう。
取扱商品
証券会社を選ぶときに次に重要になるのは取扱商品です。証券会社の口座を複数開設するのも破綻に備えたリスク分散という点では意味もありますが、あまりに多くても管理が難しくなりますし、資金の移動も手間がかかります。そのため、なるべく多くの商品を取り扱っている証券会社を選んだ方が良いです。
外国株式や投資信託、FX、IPO(新規株式公開)、信用取引などの充実度合いを確認しましょう。
情報提供・分析ツール
証券会社の情報提供内容も重要な選択基準の1つです。証券会社から提供される無料の情報にはどのようなものがあるのか、有料の情報にはどのようなものがあっていくらかかるのか確認しましょう。
基本的には株価などの相場の情報とニュース、財務情報によるスクリーニングなどがあれば十分だと思います。アナリストレポートは凄い情報が書いてあるように思えますが、一定の立場の下で書かれているものなので自分の判断を迷わせてしまう危険があることには注意しましょう。
また、銘柄選択などの際に利用できる分析ツールが充実しているかどうかも選択基準となります。
取引ツール
証券会社選びでは取引ツールは重要です。取引画面などが分かりやすく使いやすいと感じるかどうかや、自動売買などの注文方法が充実しているかなどがポイントです。現在では逆指値注文は当たり前になっていますが、日中忙しい人でも自動的に売買ができるような注文方法が出てきているため有効活用しましょう。
信用状況
最後に証券会社の信用状況にも気を付けなければいけません。証券会社はお客さんから預かっている株式や債券は証券会社の資産とは区別して管理することが求められていますし、投資信託は信託銀行が管理しているので、証券会社が破綻しても資産は基本的に保護されます。
ただし、一部の取引では証券会社が管理している場合があり破綻した場合は影響を受けるので注意が必要です。また、証券会社が破綻した場合、株式や債券などを別の証券会社に移すなどの手続きが必要になることが想定されるため、売買が一定期間制約を受ける可能性があります。
まとめ
- 株式などを売買するためには証券会社に口座を開設する必要があります。
- 証券会社を選ぶポイントは、手数料、取扱商品、情報提供・分析ツール、取引ツール、信用状況です。