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金利と株価の関係

記事作成日:2015年8月20日

金利と株価の関係についてです。金利と株価の関係については、長い視点から企業業績面に注目すると金利上昇は株価下落要因に、金利低下は株価上昇要因になります。しかし、短い期間の動きでは投資家のリスク選好度合いの変化からリスク選好時は株価と金利の上昇、リスク回避時は株価と金利の下落という動きになります。

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金利上昇と株価

金利上昇は企業業績にマイナスの影響

市場金利が上昇すれば、銀行が企業に融資をする際の金利や企業が社債を発行して資金調達を行う場合の調達金利が上昇することになるため、企業の金利負担が重くなり、資金調達を抑制するようになります。

企業が借り入れなどを減らせば、設備投資や研究開発などが伸びなくなるため、企業業績が停滞するようになります。企業業績が停滞すれば株価の下落要因となります。

金利上昇で株価から債券への資金移動

また、市場金利が上昇すれば、預金金利が上昇するほか、国債や社債など債券の利回りも高くなります。預金は金融機関が破綻しない限り元本価格は下落しませんし、債券は株式と比べると価格変動が小さくなっています。

そのため、預金や債券投資は価格変動リスクが大きい株式投資よりも有利だと感じるようになるくらいまで金利が上がれば、株式から債券や預金に資金が動き株価の下落要因となります。

金利低下と株価

金利低下は企業業績にプラスの影響

市場金利が低下すれば、銀行が企業に融資をする時の金利や企業が社債を発行する時の金利が下がるため、資金調達を行っても金利負担が軽くて済み、収益性が高い投資案件があれば積極的な資金調達が行われるようになります。

企業が借り入れを増やせば設備投資や研究開発などが活発になり、企業業績が拡大に向かうようになります。企業業績が伸びれば株価の上昇要因になります。

金利低下で債券から株価への資金移動

また、市場金利が低下すれば、預金金利や国債や社債など債券の利回りが低下します。預金として銀行にお金を預けてもほとんど利子がもらえない、国債や社債も利回りが低くてメリットが少ないとなれば、株式への資金シフトが起こるようになります。

市場金利が低い時は先行き企業業績が改善することが期待される環境なので、なおさら株式への投資が進みやすくなり、株価上昇要因となります。

財政悪化懸念の金利上昇と株価

市場である国の財政悪化懸念が高まると国債利回りが急上昇することがあります。増税の見送りや歳出の拡大、改革路線の放棄、格付け会社による格下げなどを背景として財政悪化懸念が高まることがあります。

財政悪化懸念を背景に金利上昇が発生した場合、一般的には株価の下落要因となります。緊縮財政の実施による景気悪化や、財政破綻による経済の混乱などへの懸念が強まり、嫌気されるされるためです。

短期的なリスク選好度合いの変化による動き

基本的には金利上昇は株価下落要因、金利低下は株価上昇要因ですが、日々の市場では違った動きをします。投資家のリスク選好度合いの変化によってリスク選好時は株式が買われ債券が売られ(金利上昇)、リスク回避時は株式が売られ債券が買われる(金利低下)ためです。

投資家のマインドが好転し、リスク選好的な投資行動をとる場合には、株式を買って債券を売る(金利上昇)という動きになるため株価と金利がともに上昇するという動きがみられます。

逆に投資家のマインドが悪化する場面では、リスク回避的な投資行動となり、株式を売って債券を買う(金利低下)という動きになるため株価と金利がともに低下します。いわゆる質への逃避と呼ばれる現象ですが、悪いニュースが出て先行き不透明感が強まっている場合に発生します。

まとめ

  • 企業業績の視点では、金利上昇は株価下落要因、金利低下は株価上昇要因となります。
  • ただし、短期的な動きとしてリスク選好の相場環境では株価と金利がともに上昇し、リスク回避的な相場環境では株価と金利がともに低下します。

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【金利と株価の関係の記事は終わりです】

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