生活に役立つお金の知識と情報です。
※本サイトは広告を掲載しています。

低位株やボロ株とは・低位株やボロ株投資のメリットとデメリット

記事作成日:2020年1月20日
最終更新日:2021年11月23日

低位株やボロ株とは

低位株とは株価の水準が低い株式の銘柄のことを意味します。低位株のうち特に株価水準が低いものを超低位株と言うことがあります。また、低位株、特に超低位株をボロ株と呼ぶことがあります。

低位株・ボロ株投資は、小さな株価の変動でも元々の株価水準が低いため騰落率が大きくなりやすいという特徴があり、値上がりした時は大きな利益を得られる可能性があることから個人投資家の一部に人気があります。

スポンサーリンク

低位株とは

低位株とは、株価水準が低い株式の銘柄のことを意味します。株価水準が高いか低いかは、絶対的な水準か相対的な水準のどちらかで分けることができますが、日本では絶対的な水準で分けることが多いです。例えば、日本で低位株といった場合は株価が500円以下、あるいは300円以下の銘柄を指すことが多いです。

また、相対的な水準で決める場合は、株式市場全体で下位10%、下位20%といったように全銘柄の中で相対的に株価が低いものを低位株と呼びます。

低位株とは反対に株価が高いものを値嵩株(ねがさかぶ)と言います。中間的な株価水準のものを中位株と呼ぶこともあります。

超低位株・ボロ株とは

低位株のうち、日本では株価が100円以下の株式の銘柄を超低位株と呼ぶこともあります。低位株の中でも特に株価が低い銘柄ということになります。

また、低位株はボロ株と呼ばれることがあります。株価が安く冴えないのでボロ株ということになります。特に低位株の中でも株価が低い銘柄、株価が100円以下の超低位株の銘柄をボロ株と呼ぶことがあります。

低位株・ボロ株の特徴

低位株・ボロ株の特徴として少しの株価変動でも騰落率が大きくなる、業績が振るわないか発行済み株式数が多い、ということが挙げられます。

少しの株価変動でも騰落率が大きい

低位株・ボロ株は株価水準が低いため僅かな株価の変動でも騰落率は大きくなることに注意が必要です。例えば10円株価が変動する場合、100円の銘柄は10÷100=10%の騰落率となりますが、1000円の銘柄の場合は10÷1000=1%です。株価が上昇する場合は良いかもしれませんが、株価が下落する場合は株価がそれほど下がっていないように思えても騰落率で見ると大きなマイナスとなってしまうことがあるため注意が必要です。

少額の資金で投資できる

低位株・ボロ株は株価水準が低いため、同じ売買単位(1単元100株)で比較すると少額から投資を行うことができるという特徴があります。手元資金が少なくても投資が可能であるのが低位株・ボロ株の魅力の1つです。株価水準が高い銘柄と比べると買いやすいため、個人投資家が売買に参入しやすくなります。低位株・ボロ株は売買のしやすさから個人投資家に人気がある銘柄もあります。

発行済み株式数が多い場合がある

低位株・ボロ株になっている理由として発行済み株式数が多いからという場合があります。業績が悪いというよりも株式数が多いため株価が安くなっているという場合です。発行済み株式が多いということは市場で流通している株式数が多く、流動性も高い傾向があるため、少額の売買注文では株価があまり動かないことに中が必要です。低位株・ボロ株の中には発行済み株式数が多いため値動きが重い銘柄があります。

業績が悪い場合がある

低位株・ボロ株になっている理由として業績が悪い場合があります。株価はEPS(1株当たり利益)×PER(株価収益率)で決まりますが、業績が悪ければEPSの面から株価は下がっていきますし、業績が悪ければ投資家の期待もしぼむためPERの面からも株価は下がっていきます。理由なく株価が安ければ値上がりが期待できる割安な銘柄と言えますが、業績が悪いという明確な理由があって株価が低迷している銘柄は買っても株価が上がらないことがあるため注意が必要です。

倒産リスクが高い場合がある

低位株・ボロ株の中には業績が振るわないため、株価が低水準となっている場合があります。そのため、低位株・ボロ株は相対的に倒産のリスクが高い可能性があることに注意が必要です。低位株・ボロ株に投資をする場合には、業績の悪化が続いて倒産する可能性がないか注意深く調べることが大切です。好景気の時は何とか耐えていても、不景気になると耐え切れなくなって倒産してしまう銘柄も出てくるので要注意です。

低位株・ボロ株投資のメリット

低位株・ボロ株は株価水準が低いため資金が少なくても参入しやすいというメリットがあります。そして、株価が動き始めれば大きな騰落率となっても受けられる可能性があることもメリットです。低位株・ボロ株は、業績が振るわないか発行済み株式数が多いため株価が低迷していることが多いですが、何らかのきっかけで株価が上がり始めた場合、大きな利益を得られる可能性があるのです。そのため、低位株・ボロ株投資は個人投資家の一部に人気があります。

低位株・ボロ株投資のデメリット

低位株・ボロ株投資のデメリットとして株価が僅かに動いても下落率が大きくなるということが挙げられます。また、安いものには安い理由があるはずで、低位株・ボロ株の株価が低いことにも通常は何か理由があります。そのため、値上がりを期待して購入しても業績が改善しない、発行済み株式数が多く株価の動きが悪い、といったようなことから株価が思ったように上昇しない場合もあります。値上がりをすれば大きな利益を得られる可能性がありますが、低位株・ボロ株は株価上昇を期待しづらい場合があるということがデメリットとなります。

まとめ

  • 低位株とは、株価水準が低い株式の銘柄を意味します。ボロ株とは低位株のうち、特に株価が安くなっているものを指します。低位株・ボロ株になっている背景として、業績が振るわない、発行済み株式数が多いといったことが挙げられます。
  • 低位株・ボロ株投資では小さな株価の変化でも騰落率が大きくなることが特徴です。

スポンサーリンク

【低位株やボロ株とは・低位株やボロ株投資のメリットとデメリットの記事は終わりです】

「資産運用|お金を増やす」のページに戻る



SNSでシェア・ブックマーク・後で読む

Twitter Facebook LINE はてな Pocket
最近よく読まれているページ
家計・節約のおすすめページ

ページの先頭へ