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中型株とは・中型株投資のメリットとデメリット

記事作成日:2020年1月7日
最終更新日:2021年11月27日

中型株とは

中型株とは、上場している銘柄を時価総額の大きさで分類した時に、時価総額が中間的な銘柄を意味します。中型株は時価総額が大きい大型株と時価総額が小さい小型株の中間的な性質を持ちます。中型株は、値動きの大きさや流動性が株式市場の銘柄の中では中間的となります。大型株と比べると値動きがあり、小型株ほど流動性が低くはないということになります。

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中型株とは

中型株とは、上場している銘柄のうち、時価総額が中間的な銘柄を意味します。時価総額が大きいものが大型株、小さいものが小型株で、中型株はその間となります。

ただし、中型株といっても上場している時点で大企業ですので、中型株だからといっていわゆる中小企業であるというわけではありません。あくまで上場している企業の中で時価総額が中間的だということです。

また、大型株、中型株、小型株という分け方は相対的なもので、市場によって時価総額の規模は異なります。国内で見れば中型株でも、国際的には小型株になるということもあります。

中型株の特徴

中型株は、大型株と小型株の中間的な性質を持ち、株式の中では値動きの大きさや流動性が中間的なものとなります。

ただし、中型株は小型株とまとめて中小型株として扱われることも多く、一般的には大型株よりも小型株に近い性質を持っていると考えられています。

流動性が小型株よりもある

中型株は時価総額が株式市場の中では中間的なので、株式市場での売買の活発さも大型株と小型株の中間的な位置づけとなります。そのため、大型株ほどの流動性はないものの、小型株よりは流動性があるため、売買注文は大型株ほど容易には成立しませんが、小型株よりは成立しやすいことになります。

値動きの大きさは中間的

中型株の値動きの大きさは大型株と小型株の中間的なものとなります。大型株の値動きは業績が安定していることから比較的小さく、小型株の値動きは業績の不安定さや流動性の低さなどから比較的大きくなります。

中型株は大型株と小型株の中間的なものとなり、値動きは株式の中ではそれなりに大きいということになります。

業界トップではないが2番手・3番手の企業がある

中型株は、時価総額は中間的で企業の規模も上場企業の中では中間的なものとなります。そのため、業界トップではないものの、その業界では2番手、3番手の企業なども多く含まれることになります。知名度が一定程度ある企業も多く、企業の情報が入手しやすい場合もあります。

機関投資家が投資対象としない場合もある

大型株と比べると中型株の時価総額は小さいため、多額の資金を運用する機関投資家が投資対象としていない場合があります。機関投資家は大口の売買を成立させないといけないため、時価総額が小さい銘柄には投資をしない場合があります。そのため、大型株と比べると売買における機関投資家の存在が小さく、個人投資家の影響が大きい場合があります。

割安に放置されている銘柄が見つかることもある

機関投資家が投資対象としている銘柄は注目度が高く、証券会社や運用会社などの多数のアナリストが調査を行うため、割安だと判断されるとすぐに買われてしまい、価格形成の歪みが生じづらくなります。そのため、割安に放置されるような銘柄が少なくなり、いわゆるお宝銘柄を見つけづらくなります。中型株の場合はあまり注目を浴びていない銘柄もあるため、株価の上昇余地があるのに割安に放置されている銘柄を見つけられることもあります。

大型株と比べると倒産リスクが相対的に高い

時価総額が大きいということはそれだけ業績が良好で、財務基盤もしっかりしているということになります。大型株は経営が安定しているので一般的に倒産リスクは低く、小型株は大型株と比べると経営の安定感がなく相対的に倒産リスクは高くなります。中型株の倒産リスクは大型株と小型株の中間となり、小型株と比べると倒産リスクは低くなりますが、大型株と比べると倒産リスクは高くなります。

中型株投資のメリット

中型株は小型株ほどではありませんが値動きが大きいため、銘柄とタイミングを正しく選ぶことが出来れば大きな値上がり益を手にすることができる場合があります。一方で、小型株と比べると時価総額が大きい分だけ経営が安定している傾向があるため、倒産リスクをある程度抑えることができます。つまり、大型株のメリットと小型株のメリットが程よく得られるのが中型株投資のメリットとなります。

中型株投資のデメリット

中型株は小型株と比べると値動きの良さが期待できない場合があり、銘柄やタイミングの選択が良くても大きく儲けることができない場合があります。また、小型株と比べると倒産リスクは低いと考えられますが、それでも大型株と比べると倒産リスクは高いため、判断を誤ると大きな損失を出してしまう恐れがあります。倒産までいかなくても、経営が傾き業績が悪化してしまい株価の大幅な下落に見舞われてしまうリスクもあります。

まとめ

  • 中型株とは、上場株式のうち、時価総額が中間的な銘柄を意味します。
  • 中型株は、大型株と小型株の中間的な性質を持ち、値動きの大きさや流動性などが中間的なものとなります。

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【中型株とは・中型株投資のメリットとデメリットの記事は終わりです】

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