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海外株価と国内株価の関係

記事作成日:2015年8月23日
最終更新日:2022年3月7日

海外株価と国内株価の関係

各国の経済のつながりが深まっていることや投資家がグローバルな投資を行っていることから各国の株価の動きはある程度連動します。米国や中国など海外株価(外国株価)の動きは日本の株価にも影響を与えます。日本の株価は前日までの米国株価の動きと取引時間中の中国株価の動きの影響を受けやすくなっています。

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各国の企業の業績はある程度連動する

貿易や金融取引の国際化が進んでおり、企業のグローバル展開も進んでいることから、各国の経済や企業業績はある程度連動して動くようになっています。

例えば米国の経済活動が活発化すれば、米国で事業を行っている企業の業績は拡大します。米国企業の株価が好影響を受けるだけではなく、日本の証券取引所に上場している企業でも米国に進出して事業を展開していれば業績面で恩恵を受け株価が上昇します。

ある国の出来事は世界に影響を与える

各国の経済や金融面でのつながりが深まっていることから、ある国の事件やニュースが世界に影響をあたえることがあります。例えば、ある国で金融システムが動揺すると世界的な金融システムに影響が波及することがあります。

代表的な例が2008年のリーマンショックです。サブプライムローン問題に端を発したリーマンブラザーズの破綻による米国発の金融システム不安が各国に波及し国際的な株安を招きました。

投資家は同じような情報で投資判断をする

現在では投資家は国際的な投資を行っているので、世界の主要な国の経済や政治、金融政策などの情報を集めています。特に世界経済に大きな影響を与える米国や中国に関するニュースは世界の投資家が注目しています。

投資家は同じような情報を入手して投資判断をするので、投資行動が似通ってくる部分があります。そのため、ニュースの影響を受けて、世界の投資家の多くがリスク選好的な投資行動をとって各国で株価が上昇したり、投資家の多くがリスク回避的な投資行動をとって各国で株価が下落したりすることがあります。

投資家はグローバルに投資している

規模が大きい投資家は自国の株式や債券だけに投資をしているわけではなく、国際的な投資を行っています。投資家がリスク選好的な動きをする時は特定の国で株式が買われるのではなく、世界的に株式が買われます。

投資家がリスク回避的な動きをする時は特定の国で債券が買われるのではなく、世界的に債券が買われます。投資家がグローバルな投資を行っているので、株価の動きは各国で連動することになります。

国ごとの割高感や割安感が取引に反映される

現在では、投資家は各国に投資を行っているので、割高感がある国の保有比率を減らし、割安感がある国の保有比率を増やすという投資行動が行われます。そのため、主要国の株価はある程度収斂した水準で動く可能性が高まります。

日本の株価に影響しやすいのは米国株価と中国株価

日本の株価に特に強く影響するのは前日までの米国株価の動きと、取引時間中の中国株価の動きです。米国市場が大幅に動いた次の東京市場の取引では米国市場と同じような株価の動きをすることが多いです。

また、取引時間中に中国株価が大きく動いた場合は影響を受ける場合があります。

まとめ

  • 各国の経済のつながりが深まっていることや投資家がグローバルな投資を行っていることから各国の株価の動きはある程度連動します。
  • 日本の株価は前日までの米国株価の動きと取引時間中の中国株価の動きの影響を受けやすい傾向があります。

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【海外株価と国内株価の関係の記事は終わりです】

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