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株式で儲かる仕組みと損する仕組み

記事作成日:2015年8月4日
最終更新日:2021年12月18日

株式で儲かる仕組みと損する仕組み

株式に投資すると儲かることもあれば、損をすることもあります。株式投資で利益を上げる手段は、株式の値上がり益、配当金、株主優待、貸株があります。場合によっては株式分割でも利益を得られる場合があります。株式投資で損失を出してしまう原因としては、株式の値下がり損、売買手数料があります。

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株式投資で儲かる仕組み

株式投資で儲かる方法、利益には主に次の4つがあります。

  • 値上がり益(キャピタルゲイン)
  • 配当金(インカムゲイン)
  • 株主優待
  • 貸株

値上がり益(キャピタルゲイン)

値上がり益とは、購入した株式の株価が値上がりした場合に、売却することによって得られる利益です。別途税金や手数料がかかる場合がありますが、売却価格と購入価格の差が利益となります。

値上がり益は、株式投資における最も基本的で重要な利益を上げる手段となります。売却益と呼ぶ場合もあります。

配当金(インカムゲイン)

配当金とは、権利確定日に株式を保有している場合に、株式数に応じてもらえるお金のことです。配当金は会社から株主に対して利益を還元する主要な方法で、近年では配当金をどのくらいだすかという配当政策が注目されていることもあり、利益を積極的に還元する企業も増えています。

配当は企業業績や経営陣の方針により変化

配当金は企業の業績に応じて変動し、業績が良ければ配当金が増える可能性があり、業績が悪くなると配当金が減るあるいはなくなることもあります。企業は配当金を出す義務があるわけではなく、経営陣の経営方針によっても配当金は変化します。

配当利回り

なお1株当たりの配当を株価で割ったものをパーセント換算したものを配当利回りといいます。1株の配当金÷株価×100が配当利回りになります。例えば、株価が1万円の企業が1株当たり100円の配当金を出せば100÷10000×100=1(%)の配当利回りとなります。

配当落ち

企業が配当金を出すとその分企業の資産が減ることになるため、理論的には配当金の分だけ株価は下がることになります。このことを配当落ちといいます。ただし、実際には必ずしも配当分だけ株価が下落するわけではありません。

株主優待

株主優待とは、権利確定日に株式を保有している場合に、企業の商品やサービスがもらえたり、商品やサービスの割引券などがもらえたりする制度です。金銭ではなく、物やサービス、権利である点が特徴で、外国株式には通常株主優待はありません。株主優待の内容は企業によって様々で独特なものもあります。

株主優待が自分にとって必要ないものである場合は、優待券の場合は金券ショップで換金することができる場合があります。

株主優待が配当金と似ている点

株主優待は権利確定日に株式を保有している必要があります。また、株主優待は企業の業績によっては内容が充実したり、縮小されたり、廃止されたりします。広い意味ではインカムゲインであるため、配当金と株主優待の金銭的価値を合わせて、利回りを考えることもできます。

株主優待が配当金と違う点

株主優待が配当金と違う点は、お金ではなく、企業の商品やサービスかその割引券であるという点と、100株以上1000株未満は1枚の優待券、1000株以上は2枚の優待券というように必ずしも株式数に比例しない点です。

なお、配当金がある企業でも株主優待があるとは限りませんし、株主優待がある企業でも配当金があるとは限りません。

貸株

貸株とは、持っている株式を証券会社に貸し出すことで、証券会社から貸株の金利を得ることです。証券会社は機関投資家が参加する貸株市場で株を貸出すことによって金利を得ます。

長期保有目的の株式や塩漬け株などでも利益を上げられるため状況によっては有益なサービスとなります。

貸株における注意点

通常は、貸株に出していても売買は自由にできるようになっています。ただし、株式を貸し出すと名義が変更されるため、配当金をもらう権利や株主優待を受ける権利、議決権などの権利を得ることはできなくなります。

ただし、配当金に関しては、通常源泉徴収された配当金相当額が支払われます。また、長期保有に対して優待がある場合には、株式を貸し出すことで優待が受けられなくなる場合もあります。

株主優待などが受けられるように自動的に貸株の対象から外すサービスも用意されています。

株式分割でも利益を得られる場合がある

株式分割とは、株式を分割して細分化することです。例えば1株を2株に分割するというようなことが行われます。株式を分割すると1株当たりの株価が下がるため、株式を買いやすくなり、株式市場での売買が活性化する効果が期待できます。

株式分割は単に株式を分割するだけで、資金調達を行っているわけではないですし、株式分割と企業業績は直接的な関係はありませんから、理論的には1株を2株にすれば株価は半分になります。ただし、株式分割は株式の流動性が高まるという点から好感されやすく、株価の上昇要因になることがあります。

さらに1株を2株にした場合、理屈では1株当たりの配当金は半分にすると分割前後で同じ状態といえますが、配当金を据え置く場合もあります。そうなると実質的に増配になることがあります。ただし、必ず増配になるというわけではありません。

株式投資で損する仕組み

株式投資で損をしてしまう場合には主に次の2つがあります。

  • 値下がり損(キャピタルロス)
  • 手数料

値下がり損(キャピタルロス)

値下がり損とは、購入した株式の株価が値下がりしてしまうことによる損失です。実際に売却しなければ、損失額は確定しませんが、株式に投資したお金を動かせなくなり、株式はいわゆる塩漬け株となってしまいます。株式投資で儲けるためには損失のコントロールが大切になります。

手数料

株式の売買には取引手数料が発生します。株式の値上がり益がほとんどない場合に取引を行うと、取引手数料が値上がり益を上回ってしまい、結果として損失を出してしまうことがあります。

株式の売買手数料がなるべく安くなるように証券会社を選ぶことが大切になります。

まとめ

  • 株式投資で利益を上げる手段は、値上がり益、配当金、株主優待、貸株があります。場合によっては株式分割でも利益を得られる場合があります。
  • 株式投資で損失を出してしまう原因は、値下がり損、売買手数料となります。

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【株式で儲かる仕組みと損する仕組みの記事は終わりです】

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