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株式とは何か

記事作成日:2015年7月20日
最終更新日:2021年12月21日

株式とは何か

株式投資を行う上で最低限知っておいた方が良い、株式とは何かについての基礎知識です。株式とは会社の経営権の一部で、株式を買うということは部分的に会社を買う、会社の部分的なオーナーになるということを意味しています。株式を買うことで会社の利益の一部を配当として受け取ることもできます。

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株式とは

株式とは、配当を受け取ったり議決権を行使したりする会社の社員としての地位を割合的に細分化したものです。株式を取得することで会社の株主となり会社の社員としての地位を得ることができます。

なお、普通に使われる会社の「社員」という言葉は単に会社に雇われている人、従業員という意味で用いられます。一方で、株式について会社の「社員」という場合にはいわゆる「株主」という意味で、会社の構成員となり、会社に対して様々な権利を行使することができる地位を指しています。

株式は会社が資金を調達するために発行され、出資者は原則として出資の金額に応じて株式を取得します。株式を発行して得た資金は会社が活動するために使われます。

株式にはいろいろな種類があり、配当の受け取りに関して制限がある株式や議決権の行使に関して制限がある株式などがあります。

会社はなぜ株式を発行するのか

会社が株式を発行する理由についてです。

株式発行は会社の活動資金を集める方法の1つ

会社はお金が無ければ活動ができません。会社が活動するためには事務所が必要ですし、生産活動をするなら工場が必要です。物を販売するなら店舗が必要です。活動を広げようとするなら人も雇わなければいけません。物やサービスをたくさん販売するためには広告が必要になります。企業のこれらの活動にはお金がかかります。

企業がお金を集めるためには、銀行から借りるという方法と株式を発行して出資してもらう方法があります。しかし、銀行からお金を借りる場合には、期限までに返済しなければいけませんし、利子も支払わなければなりません。

一方、株式は支払われた出資金を返す義務はありません。会社が儲かった場合には配当としてお金を還元することになりますが、特別に定めない限り配当金の金額についても義務としては定められていません。

会社は銀行から融資を受けて活動資金とすることもできますが返済義務があります。一方で株式を発行すれば返済義務がない活動資金を得られます。そのため、企業が資金調達をするために株式を発行して活動資金を集めます。

株式にすると会社を小さく分けられる

企業が活動するために必要なお金は多額なものになってしまいます。ある企業が活動資金として10億必要だと思っていても、1人の投資家が10億を出すことは難しい場合があります。そのため、株式を使って会社に対する権利を小さく分けることで多くの人から資金を集めることができるようにしたのです。

10億円は1人から集めれば1人当たり10億円必要ですが、10人から集めれば1人当たり1億円、100人からなら1人当たり1000万円、1000人なら1人当たり100万円、1万人なら1人当たり10万円で済みます。株式によって権利を小さく分けると、1株あたりの出資額が下がり、投資をしてもらいやすくなります。

ただし、株式は会社の地位を細分化して売っていることになるので発行しすぎると別の人に会社の経営権が渡ってしまうという問題もあります。

まとめ

  • 株式とは、会社から配当を得たり議決権を行使したりする権利を割合的に細かく分けたものです。
  • 株式を買うということは部分的に会社を買う、会社の部分的なオーナーになるということを意味しています。

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【株式とは何かの記事は終わりです】

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