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コモディティ・リンク債とは

記事作成日:2019年9月2日
最終更新日:2021年9月18日

コモディティ・リンク債とは

コモディティ・リンク債(commodity linked note、コモディティ連動債、商品連動債)とは、クーポンの利払いの利率や満期での償還金額が、参照する商品指数(コモディティ指数)や商品価格(コモディティ価格)に連動して変化する仕組債のことを意味します。コモディティ価格の変化に応じて、コモディティ・リンク債の債券価格が変動します。コモディティ・リンク債に投資をすれば、コモディティに投資しているのと同じような効果が得られるのがコモディティ・リンク債です。

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コモディティ・リンク債の特徴

コモディティ・リンク債は、クーポンの利率や満期での償還金額が、参照対象の商品指数や商品価格に連動して変化します。満期での償還金額が商品指数や商品価格に連動するような仕組みになっていることが多いです。利払いの利率を変化されるタイプのものもあります。

コモディティ・リンク債とコモディティの債券価格は連動

コモディティ・リンク債は連動している商品指数や商品価格が上昇すれば債券価格が上昇し、商品指数や商品価格が下落すれば債券価格が下落するように設計されています。

コモディティ・リンク債が連動するコモディティの価格は商品指数(コモディティ指数)である場合もあれば、金や銀、プラチナ、原油など個別の商品価格(先物価格)である場合もあります。

コモディティ(商品)自体は、債券のように金利による利息が発生しないため、参照対象のコモディティ価格が変化しなければコモディティ・リンク債の債券価格は基本的に大きく変化しないことになります。

コモディティ・リンク債の債券価格はコモディティ価格に連動するため、債券と名前がついていますが、リスクが高い投資対象となります。コモディティ価格の変動幅は大きく、リスクが高い投資対象であるためです。

コモディティ・リンク債投資の目的

コモディティ・リンク債に投資する目的は大きく分けると、純粋や投資を目的とするものと、商品取引のリスクヘッジを目的とするものがあります。

日本では、コモディティ・リンク債に直接投資するというよりも、商品指数や商品価格に連動するコモディティ・リンク債を保有している投資信託を購入することで、間接的に商品(コモディティ)投資を行うような場合に活用されることが多いです。

コモディティ・ファンド(コモディティに投資する投資信託など)に投資する場合、コモディティ・リンク債に投資することによってコモディティに間接的に投資していることがよくあります。コモディティ・リンク債ということを知らなくても、結果的にコモディティ・リンク債に投資していることが比較的よくあるのです。

コモディティに直接投資するよりも、コモディティ価格に連動するコモディティ・リンク債に投資する方がファンド運営上の利便性が高いと判断される場合は、コモディティ・リンク債が活用されます。

まとめ

  • コモディティ・リンク債とは、コモディティ価格の変化によってクーポンの利率や元本の償還金額が変化する仕組債で、コモディティ価格と債券価格が連動するような設計となっています。
  • ファンドがコモディティに投資をする場合は、コモディティに直接投資をするのではなく、コモディティ・リンク債を通じて間接的に投資をすることがあります。

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【コモディティ・リンク債とはの記事は終わりです】

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