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アクティブファンドは運用スキルへの投資

記事作成日:2015年7月27日

アクティブファンドへの投資はファンドマネージャーの運用スキルに投資していることになります。しかし、ファンドマネージャーの運用スキルを評価するのはとても難しいです。ファンドマネージャーの運用スキルを評価して、将来良いパフォーマンスを上げるファンドを見つけ出すのは、入手可能な情報からは一般的に困難だと考えられます。

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アクティブファンドとは

アクティブファンドとは、いわゆるファンドマネージャーと呼ばれる運用の担当者が投資する株式や債券などの銘柄や投資比率を決めるファンドをいいます。多くの場合、アクティブファンドには株式指数や債券指数などのインデックスをベンチマークとして設定し銘柄選択や投資比率の変更によってベンチマークを上回る運用を目指すとしています。また、ベンチマークを設定することが可能な場合でも、ベンチマークを設定しないで運用する場合もあります。

アクティブファンドは運用スキルへの投資

アクティブファンドは自分で株式や債券などの銘柄を選んで投資する場合とは異なり、ファンドマネージャーの運用スキルに投資することになります。

もちろんアクティブファンドには、何らかの投資戦略に基づいて設定されるため、投資戦略の考え方、投資理論に投資するということにもなりますが、基本的にはファンドマネージャーの判断に投資することになります。

クオンツと呼ばれる高度な数学的・統計的な手法を用いて構築された定量的な投資モデルを用いて機械的に投資をする場合でも、投資モデルを構築するところにファンドマネージャーの判断が入っています。

企業の成長性や財務内容、株価の水準などから判断する個別銘柄への投資とは全く趣が変わってきます。

運用スキルは評価できるか?

結論から先に説明しますと、ファンドマネージャの運用スキルを評価するのはかなり難しく、事実上困難だと考えられます。アクティブファンドは投資戦略の概略や過去の運用実績、運用体制、運用担当者(ファンドマネージャー)の運用経験などは明らかにされますが、ファンドマネージャの個々の投資判断をすべて見て是非を判断することはできません。

投資戦略の概略、過去の運用実績、運用体制、ファンドマネージャーの運用経験などからアクティブファンドを判断することになりますが、これだけの情報ではよく分からないのではないでしょうか。資産運用の基本はよく分からない金融商品には投資しないということになりますが、アクティブファンドのファンドマネージャーの運用スキルを理解して投資するということはなかなか難しいです。

アクティブファンドを評価する要素について

投資戦略の概略

アクティブファンドの投資戦略は、アクティブファンドを評価する上で一番参考になる部分だと思われます。しかし、成長株投資なのか割安株投資なのかなど基本的な部分は分かっても、細かい部分は企業秘密的な運用ノウハウとも言えるので、詳細に開示されることは稀でしょう。

個々の銘柄の選択理由や売買タイミングの選択理由などがよく分からないので、大体こんな感じでおまかせ、というような形になってしまわざるを得ません。詳細を理解して投資するという状況になるかどうか疑問です。

また、相場環境に適していて高いパフォーマンスを得られる投資戦略は、経験的には毎年のように入れ替わっています。そのため、投資戦略の優劣を判断することも難しく、投資戦略からアクティブファンドを評価するのは簡単なことではないでしょう。

少なくとも長年にわたって良好なパフォーマンスを上げるアクティブファンドを見つけ出すのは至難の業です。

過去の実績

過去の実績はアクティブファンドのファンドマネージャーの運用スキルの評価に使えそうな気がします。

しかし、運用実績はあくまでも過去のものにすぎず、将来を保障してくれるわけではないため、アクティブファンドを評価する決定的な要因にはなりづらいのではないかと考えられます。

また、相場局面によって戦略が良く当てはまっている当てはまっていないがあります。もし直近3年間や5年間がパフォーマンスが良かったとしても、どのような場面でもパフォーマンスが良いということではありません。たまたま、直近3年間や直近5年間の相場がそのアクティブファンドの投資戦略にマッチしていただけかもしれません。

そのため、よほど長期間にわたって安定した実績を上げていて、それが偶然ではないということに強い説得性がない限り、実績からアクティブファンドを評価するのは難しいのではないでしょうか。

運用体制や運用者の経験

アクティブファンドの判断材料として運用体制や運用者の経験などを評価する場合があります。運用者の運用経験は多少運用スキルに関連がありそうな気がします。

一般的に運用者の運用経験が長いほど運用スキルはあると考えられますが、長く投資をしていれば上手になって稼げるようになると言われてもピンとこないのではないでしょうか。上手くいかない場合には、経験が長くても上手くいかないものです。

なお、運用体制はミスや不正を防いだり、運用のリスクを抑えるという面ではある程度効果があると考えられますが、パフォーマンスにどのように影響があるかは不透明です。

運用体制や運用者の経験からも運用スキルを明確に評価することは難しいのではないでしょうか。単に経験がある人で固めたからいいアクティブファンドになるわけではないでしょう。

まとめ

  • アクティブファンドは、ファンドマネージャーの運用スキルへの投資になります。
  • ファンドマネージャーの運用スキルを評価して、将来良いパフォーマンスを上げるファンドを見つけ出すのは、入手可能な情報からは一般的に困難だと考えられます。

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【アクティブファンドは運用スキルへの投資の記事は終わりです】

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