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車両保険の免責金額ありで負担がない場合

記事作成日:2015年6月21日
最終更新日:2015年7月9日

車両保険は他の車と衝突したり、車が盗難されたり、自分から物にぶつかってしまったり、火災にあってしまったりしたときに修理代を補償するためものですが、免責金額を設定することができます。車両保険の免責金額は自己負担額ということになりますが、免責金額が設定されていても自己負担がない場合があります。

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免責金額とは

車両保険の免責金額とは、保険金が支払われる際に差し引かれる金額で、要は自己負担額のことです。例えば、200万円の車両保険契約をしていて100万円の損害額があったとします。この場合免責金額が0円の場合は100万円の保険金が支払われますが、免責金額を10万円としていた場合は、100-10=90万円の保険金が支払われます。

免責金額は「0-0万円」、「0-5万円」、「0-10万円」、「5-10万円」、「10-10万円」などの設定方法があります。左側の最初の数字が1回目の事故の免責金額を示していて、右側の後ろの数字が2回目以降の事故の免責金額を示しています。「5-10万円」などと設定している場合でも車と車の事故だけを免責金額をゼロ円とするような設定ができる場合があります。

免責金額を多くすると保険料が安く

免責金額を多くすればするほど車両保険の保険料が安くなります。一般条件で車両保険に加入しているような場合、設定されている保険金額が多い場合ほど安くなりやすいです。そのため、自動車保険の負担を軽くする方法として免責金額の設定は重要です。

免責金額を付けても負担がない場合

車両保険の免責金額をつけるとどんな場合でも車両保険には自己負担が発生すると思っている人も多いかと思います。しかし、実際には免責金額を付けても自己負担が発生しない場合があるんです。それは車と車の事故で相手から損害賠償金がある場合と全損の場合です。

  • 損害賠償金が回収できた場合
  • 全損の場合

損害賠償金が回収できた場合

車と車の事故で相手が特定できていて、相手から損害賠償金がある場合は免責金額を負担しなくても済む場合があります。

相手からの回収金は自己負担に優先的に充当

保険の約款には車両保険の部分で「損害や費用に関して第三者から回収したお金がある場合で、回収したお金が自己負担額を超えている場合は車両保険の保険金は自己負担額の超過分の金額を差し引いて支払う」というような趣旨の記載がありますが、要は相手がある事故で相手から車両に関して受け取った損害賠償金は自己負担に先に充当するということを意味しています。

自己負担がなくなる例

例を挙げて説明します。

単独事故の場合

Aさんの保険金額は150万円、損害は100万円、免責金額は10-10万円とします。Aさんの車が単独事故なら車両保険から支払われる保険金は100万円-10万円=90万円です。

車対車の事故の場合

次にAさんの車とBさんの車の車同士の事故で過失割合が50:50だとします。

Aさんの保険会社から支払われる車両保険金は損害額100万円-免責金額10万円=90万円のはずです。

Bさんの保険会社から支払われる車両保険金は損害額100万円×過失割合50%=50万円となります。

この場合Aさんの保険会社90万円+Bさんの保険会社50万円=140万円をAさんが受け取ると損害額100万円に対して受け取り過ぎなのでAさんの保険会社から支払われる保険金が調整されます。

回収したお金が50万円なので回収金50万円-免責金額10万円=超過分40万円が差し引かれて保険金が支払われます。つまりAの保険金90万円-超過分40万円=50万円がAさんの保険会社から支払われ、Bさんの保険会社からの50万円と合わせると100万円が支払われるため、結果的に自己負担額は0円となります。

自己負担がゼロになる条件

つまり自分の車の損害額×相手の過失割合が免責金額を超えると自己負担はゼロになります。

過失割合は間接的に車両保険の保険金に影響

保険金を支払わない場合に該当しない場合を除いて、自分の過失割合は直接的には車両保険の保険金に影響しません。ただし、上記の例のように間接的に免責金額の負担を通じて保険金支払額に影響します。

自己負担が無くならない場合

上記の例は相手から損害賠償金が回収できた場合の話なので、単独事故や火災や水災などで相手がいない場合、当て逃げで相手が分からない場合、相手が分かっていても回収されたお金がない場合などの場合には当てはまりません。

全損の場合

全損となった場合には免責金額は差し引かれないことになっています。全損とは車の修理費が協定保険価額以上となった場合や車が修理できないような場合、盗難されてそのまま戻ってこなかった場合を言います。要は車が完全に壊れてしまったかなくなってしまったような場合です。ちなみに全損ではない場合を分損と言います。

不幸にも全損となった場合は、免責金額の負担はなく協定された保険価額の保険金が支払われます。

まとめ

  • 自動車保険の車両保険では免責金額を多くすると保険料が下がります。
  • 車対車で相手からの損害賠償金が回収できる場合には免責金額を設定していても自己負担額がゼロになる場合があります。
  • 自動車が全損となった場合も免責金額が設定されていても自己負担額はゼロとなります。

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【車両保険の免責金額ありで負担がない場合の記事は終わりです】

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