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保険のメリットとデメリット

記事作成日:2018年11月13日

保険に加入するメリットとデメリットについてです。保険に加入することで、病気やケガ、自然災害、自動車事故などいざという時のための金銭的な備えをすることができることなどが、保険のメリットとなります。一方で、保険はただという訳にはいかず、保険料がかかるため家計の負担になります。また、保険会社が保険金を出し渋る可能性がある、思ったように保険金が支払われないこと上がるということもデメリットになりえます。

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保険に加入するメリット

保険に加入するメリットは、いざという時の金銭的な備えになるということです。保険に加入しておくことで、金銭的な負担が発生するような事態に陥った時でも、お金に困らなくて済むのです。

いざという時の金銭面での備えになる

保険はいざという時の備えになります。人生のリスクに備えることができるようになり、保険を活用することでリスク管理を上手にできるようになります。

生命保険に加入していれば、不慮の事故に遭ってしまっても、遺族に保険金が残るため、生活の不安を取り除くことができます。火災保険に加入していれば、自宅が大雨などで浸水しても保険金を受け取ることができ、生活の再建を図ることができます。自動車保険に加入していれば、自動車事故を起こしてしまい、賠償責任が発生した場合でも、保険金で事故の相手に賠償金を支払うことができます。

保険に加入することで、金銭的な負担が発生する事故に備えることができ、実際に金銭的な負担が発生する保険事故が発生しても、お金のやりくりに困ることなく、保険からの保険金で支払うことができるようになり、生活を脅かされるようなことがなくなるのです。

精神的な安心感が得られる

保険を活用することで、リスクが現実となった場合でも金銭的な心配をする必要がなくなり、安心感を得ることができます。保険に加入しても保険事故のリスクそのものを減らすことができないため、安全になるとは言えませんが、安心することはできます。例えば、自動車保険に加入しても自動車事故に遭うリスクを下げられる訳ではないのです。ただし、事故をしてお金が必要になった時には保険があるから安心と感じることができます。

保険に加入することで、リスクへの備えができ、安心感を得られることは保険のメリットの1つです。

なお、保険事故発生後に関しては保険金がたくさんあれば、安全な住居の確保など安全を確保するためにお金を使えるため、安全につながると考えることができます。例えば、大雨による洪水で自宅が流された場合、保険金を得られれば安全な住居を確保しやすくなります。保険金がなければ、お金がないため安全な住居を確保しづらく、避難所での生活を強いられるということにもなりえます。

税金面で優遇されることがある

一部の保険料は所得税や住民税等の計算上優遇措置が講じられていることがあります。例えば、生命保険や医療保険の保険料は所得税や住民税の計算において生命保険料控除として所得控除が可能です。地震保険の保険料を支払った場合は同様に地震保険料控除として所得控除を受けることができます。

リスクへの備えをしながら、税金面で優遇を得られることになるのです。特に個人年金保険の保険料の一部は生命保険料として所得控除を受けることができますが、税金が減った分を利益を考えると、高い利回りとなることがあります。

保険に加入するデメリット

保険に加入するデメリットは保険料がかかるため、保険でリスクを管理することにも限界があるということなどがあります。高額の保険料が負担となり家計を圧迫することもあります。

保険料がかかる

保険はいざという時の備えになりますが、保険料の支払いが必要になります。充実した保障を得ようとすればするほど、多額の保険料が必要となるため、あれもこれもと保障を充実させようとすると、高額な保険料を支払わなければいけなくなってしまいます。

保険は安心にはつながりますが、安全が得られるわけではありません。いざという時のためのお金だからと保険が家計の中で聖域化してしまうこともありますが、保険の掛け過ぎに注意しなければいけません。

保険でリスクに備えることはとても重要ですが、どこまで保険で備えるのか、どこから自分で備えるのかという線引きが必要で、家計で負担できる保険料と保障の充実度合いのバランスを取る必要があります。

際限なく保険を充実させていこうとすると、保険料が家計の負担となってしまい、保険貧乏となってしまいます。保険は貯金とは違って、保険事故が発生しなかった場合にはお金が戻ってこない場合もあります。保険で将来に備えたつもりでも、今の家計がつらくなってしまっては本末転倒になってしまうこともあります。

発生する確率が高いリスクには備えづらい

保険は仕組み上、発生する確率が高いリスクに備えづらいという性質があります。例えば、50%の確率で発生し保険金が100万円必要となるリスクに保険で備えることを想定します。簡便のため、保険の運用費用や保険会社の利益を考慮しないで計算すると、50%の確率なので、2人に1人は保険事故が発生し、保険金が必要となります。保険金100万円を2人で支えるので、1人の保険料は50万円になります。

50万円の保険料が発生して、50%の確率で保険事故が発生すると100万円で、発生しないと0万円の受け取りとなります。保険金÷保険料=2(倍)となりますが、保険料の2倍までの金銭的な備えしかできません。高額の保障を準備しようとすると、保険料が割高になります。

続いて、0.1%の確率で発生し保険金が1億円必要となるリスクに保険で備えることを想定します。0.1%の確率なので、1000人に1人の割合で保険事故が発生します。1000人で1億円の保険金の原資を用意するため1億円÷1000人=10万円の保険料が必要となります。保険金÷保険料=1000(倍)となり、保険料の1000倍までの金銭的な備えができます。

つまり、発生確率が高い保険事故に備えようとすると、保険料に対する保険金の倍率が低くなり、保険のありがたみが薄くなります。保険料を払うより、自分で備えた方が良いこともあります。

医療保険やがん保険は病気やけがに備えるものですが、病気やけがには誰もがなる可能性があります。がんにかかる割合も高いです。誰もががんにかかるから保険で備えを、とよく言われますが、誰もがかかる病気であればこそ、保険以外の方法で備えるべきと考えることもできるのです。

保険金の支払いには不確実さがある

保険はリスクに備える仕組みです。実際に保険の対象としていた保険事故が発生した場合、保険金を受け取ることになるのですが、保険会社の判断次第で、保険事故に該当しないとされたり、被害額を過少に見積もられたり、契約の条項に反したため保険金を支払わないとされたりするなど、不確実さがあります。

保険の仕組みは保険金詐欺などに利用されることもあるため、悪用されないよう厳格な判断が求められます。また、保険の運営会社も利益を上げなければいけない場合があり、保険会社と保険加入者で利益が対立するため、保険金を出し渋ろうとすることがあります。

そのため、保険事故発生=保険金支払いとならない場合があり、不確実な部分があるのです。本来は保険で安心できるはずなのに、保険金を貰おうとした段階で、保険会社ともめてしまい、何のために保険に入ったのか分からなくなってしまうことがあるのです。

保険金の支払いまでの手続きに時間や手間がかかる

保険の対象となるような事故が発生した場合、被災者・被害者となってしまった人は一刻も早くお金を受け取って、生活を立て直したいと考えるのが普通です。しかし、保険金を受け取ろうと思っても、保険会社に提出しなければいけない書類の準備に手間や時間がかかったり、保険会社内の審査や事務手続きに時間がかかったりして、保険金の受け取りまで長い時間が必要になることがあります。

そもそも、保険事故に見舞われるような状況では、保険に加入している人が病気になっていたり、けがをしていたり、自宅が被災していたりする可能性があります。そのような中で、保険金を貰うための書類を準備することが負担になってしまうことがあります。

保険金を一刻も早くもらいたいのに、支払いまでの手続きで時間や手間がかかってしまうことがあるのが保険なのです。自分でお金を貯めて準備していれば、お金を引き出せば自由に使うことができます。保険に頼り過ぎると、お金が必要な時にお金がないという事態に陥ってしまうことがあります。

事故のリスクが減るわけではない

保険に加入すると、保険事故が発生した時にお金を受け取ることができるため、安心や保険事故発生後の生活の安全にはつながるかもしれません。しかし、保険事故そのもののリスクを減らせるわけではありません。

医療保険に入ったからといって病気にならないわけではありません。がん保険に入ったらがんにならないということもありません。火災保険に入ったからといって自然災害に遭わないということはありません。自動車保険に入っても事故を起こしてしまうことがあります。

保険に入ると、安心な気持ちにはなれても、直接的には安全にはつながらないのです。もちろん、事故発生後に保険金を得られることで、事故発生後の安全にはつながります。例えば、地震で被災して家を失った場合、地震保険でお金を受け取ることができれば、被災後の生活や安全のためにお金を使えるため、住む場所や食事を確保でき身を守ることにつながります。しかし、地震そのものは防げません。

保険に入ると、安心は得られますが、直接的には安全は得られないのです。

保険で貯蓄するのは効率が悪くなる

保険の中には、貯蓄性がある保険があり、保険の本来の機能である保障部分と貯蓄部分から構成されていて、貯蓄部分で貯められたお金が将来戻ってくることを特徴に挙げているものがあります。

しかし、保険はあくまで保険と考えるべきであり、貯蓄の機能を求める必要はないのです。保険に貯蓄部分があっても、貯蓄部分を含めて保険の運営をするためには、運営費がかかります。例えば、保険会社の人件費、設備の費用などですが、保険会社に貯蓄を依頼するということはその分手数料、コストがかかっているのです。

また保険にお金を入れてしまうと、その部分は自由に引き出して使うことや投資先を変更することが困難になります。途中でお金を引き出して使いたいと思っても、思うように引き出せなかったり、途中で引き出すと損をしたりすることもあります。

保険で貯蓄をするのは効率が悪くなることがあるため、お金を貯めたいのであれば、保険以外の仕組みを活用した方が良いことが多いです。

保険では備えられないリスクもある

保険では備えることができないリスクもあります。生きていく上では様々なリスクがありますが、日常生活や仕事などで直面する可能性があるすべてのリスクに保険が対応しているわけではありません。保険では備えられないリスクもあります。

自分自身が加入している保険の約款をよく確認して、どういう場合に保険の対象となっていて、どういう場合に対象外となっているのか調べておきましょう。

保険では備えられないこともあるので、自分自身でお金の備えをしておくことが重要になります。

保険が適用対象外となる例外は案外多い

保険が適用されると思っていても、実は保障対象外の例外となってしまい保険金がもらえないということは案外多いので注意が必要です。有名なのは火災保険で地震は補償されないということですが、地震が原因で火災が発生した場合、火災であっても通常は火災保険では補償されず、地震保険でないと補償されないのです。他にも自動車保険では、基本的に地震や津波は補償対象外となっていて、特約を付けないと補償されないというような例があります。

まとめ

  • 保険に加入するメリットは、いざという時の金銭的な備えになるということ、安心感が得られるということ、一部税金面での優遇措置があることなどが挙げられます。
  • 保険に加入するデメリットは、保険料がかかるため家計の負担になること、保険金が支払われるか分からない事態に陥ることがあること、保険金を受け取るまでに手間や時間がかかることがあることなどが挙げられます。

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【保険のメリットとデメリットの記事は終わりです】

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