がん保険のがん診断給付金とは
記事作成日:2015年6月26日
がん保険のがん診断給付金について説明しています。がん診断給付金とは、がんと診断された時にまとまった金額が支払われる給付金です。診断一時金や治療給付金などの名前が付いている場合があります。がん診断給付金は、1回限りか複数回もらえるのか、入院が条件になっているかなど細かな支払い条件に注意が必要です。
スポンサーリンク
がん診断給付金とは
がん診断給付金とはがんと診断された場合に100万円などまとまった金額が支払われる給付金です。診断一時金、治療給付金といったような名前の場合もあります。基本的な保障に含まれている場合と、特約で付加する場合があります。がん保険の基本的な保障内容の1つとなります。
がん診断給付金の支払い条件
がん診断給付金は各社によって細かい支払い条件が異なっています。保険料の違いが細かい条件の違いになっている場合もありますので、最低限次のようなポイントには注意しましょう。
1回限りか複数回か
がん診断給付金は1回限りの給付となっている場合と、複数回給付される場合があります。複数回給付される場合でも回数に上限がある場合と無制限の場合があります。
また、複数回の場合でも、何年に1回までというように年数制限が付いています。再発や転移などのことを考えると1回限りよりは複数回支払われた方が心強いといえます。何回もがんになるような場合は経済的な負担が膨らみやすいからです。
複数回の場合の年数制限
がん診断給付金が複数回支給される場合でも、通常は何年に1回までというように年数の制限が付いています。1年に1回までのものや2年に1回までのものがあります。
診断だけで給付されるかどうか
以前は初回のがん診断給付金は入院や手術、治療などをすることが給付の条件となっているタイプもありましたが、現在ではがんと診断されるだけで給付されるものが主流です。
ただし、一部では手術や治療などが条件となっているものもあります。2回目以降のがん診断給付金は入院の治療を条件としている場合もあります。
継続治療でも複数回支払われるか
2年に1回、がん診断給付金が支払われるタイプの場合、最初のがんが長引いて2年間治療を継続している場合、2年たってから再度がん診断給付金が支払われる場合と、支払われない場合があります。
再発や転移でなくても支払われる場合は保障が手厚いといえます。治療が長引いている時ほど、保険は重要になるためです。
年数制限内に発見したら支払われるか
2年に1回までの条件のがん診断給付金を例にすると、最初のがん診断給付金が支払われたがんが完治して、別のがんが2年を経過する前に見つかった場合に、2年後の時点で支払われる場合と支払われない場合があります。
あくまで2年過ぎてからがんを発見して診断されないといけない場合は条件が厳しくなります。
上皮内新生物でも支給されるか
上皮内新生物とは上皮内にとどまっている初期のがんとされています。基底膜と呼ばれる部分を超えていないので他の組織に転移している可能性がなく、その部分を除去できれば治療することができます。
上皮内新生物でも通常のがん診断給付金が支払われる場合と、減額支払われる場合と、全く支払われない場合があります。
まとめ
- がん診断給付金とは、がんと診断された時にまとまった金額が支払われる給付金です。診断一時金や治療給付金などの名前が付いている場合があります。
- がん診断給付金は、1回限りか複数回もらえるのか、入院が条件になっているかなど細かな支払い条件に注意が必要です。