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がん保険の放射線治療給付金とは

記事作成日:2015年7月1日

がん保険では、がん治療の代表的な治療方法の1つである放射線治療に対する放射線治療給付金が保障に含まれている場合があります。放射線治療は放射線治療給付金ではなく手術給付金として支払われる場合もあります。放射線治療給付金は、通常診断給付金よりも定額になるため、ある程度の貯金があれば重要性は高くないと考えられます。

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放射線治療とは

がんの代表的な治療方法には手術、放射線治療、抗がん剤やホルモン剤による化学療法、免疫療法、温熱療法などがあります。

放射線治療とは、がん患者に対して、がん細胞に放射線を当てて放射線のエネルギーを利用してがん細胞を死滅させる治療法です。

温熱療法とは、がん細胞が熱に弱いことから、がん細胞に熱をあてて治療する方法です。電磁波を利用した局所療法は公的医療保険が適用されます。

がん保険の放射線治療給付金とは

がん保険の放射線治療給付金とは、公的医療保険の医科診療報酬点数表で放射線治療料が算定される放射線照射などの治療に対して支払われる保険金です。また、電磁波温熱療法は放射線治療料が算定されるため支払い対象となります。

放射線治療給付金ではなく、手術給付金として放射線治療が保障対象になっている場合もあります。

がん保険の放射線治療給付金の給付金額

放射線治療給付金の金額は、20万円などのように定額で定められている場合があります。

がん保険の放射線治療給付金の対象となる治療

公的医療保険の医科診療報酬点数表で放射線治療料が算定される放射線治療が支払い対象となります。

照射方法は、外部から放射線を照射する体外照射、組織内に出来たがんに対して組織中に放射線源を刺し入れて照射する組織内照射、子宮がんなど管状の組織に出来たがんなどに対して放射線源を挿入して照射する腔内照射が通常支払い対象となります。

がん保険の放射線治療給付金の対象とならない治療

がん保険の放射線治療給付金の支払い対象とならない場合の例は次のようなものがあります。ただし、保険によって扱いが異なる場合があるため、詳細は保険会社に確認してください。

日数制限に引っかかる場合

放射線治療給付金では、一定期間内に複数回の放射線治療を受けても1回分しか給付しないと定めている場合があります。例えば、60日以内に放射線治療を複数回行っても1回分だけしか給付金を支払わないというような場合です。

血液照射

輸血の際に輸血用血液に対して放射線照射を行う血液照射は放射線治療給付金の支払い対象外となる場合があります。

先進医療

先進医療は公的医療保険が適用されず、費用は自己負担となります。そのため、原則として放射線治療給付金の対象となっていません。ただし、先進医療保険(先進医療特約)で保険金の支払い対象となる場合があります。

がん保険の放射線治療給付金に対する考え方

放射線治療はがん治療の主要な治療方法ですが、放射線治療給付金は支払われる金額はそれほどは多くなく、一定期間内に1回などのように制限もあります。そのため、ある程度の貯金があれば対応できる金額であると考えられ、放射線治療給付金の多い少ないががん保険を選ぶときの決定的な理由にはならないと考えられます。

まとめ

  • がん保険の放射線治療給付金はがん治療の代表的な治療方法の1つである放射線治療に対して支払われます。
  • 放射線治療は放射線治療給付金ではなく手術給付金として支払われる場合もあります。
  • 放射線治療給付金は、ある程度の貯金があれば重要性は高くないと考えられます。

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【がん保険の放射線治療給付金とはの記事は終わりです】

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