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団体信用生命保険・疾病保障保険とは

記事作成日:2016年7月3日

団体信用生命保険は住宅ローンを借りる際に加入することになる生命保険の一種です。団体信用生命保険は住宅ローンを借りている人が返済期間中に死亡した場合や高度障害の状態となった場合に、住宅ローンの残高分だけ保険金が支払われて、住宅ローン残高がゼロとなる保険です。住宅ローンを借りている人の家族を保護するための保険です。疾病保障保険は団体信用生命保険に上乗せする形で、かかりやすいとされる疾病に保障を拡充するものです。

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団体信用生命保険とは

団体信用生命保険とは住宅ローンを借りる場合に加入する保険で、基本的な保障内容は死亡した時や高度障害の状態になった時に、住宅ローンの残債分の保険金が支払われ住宅ローン残高がゼロとなります。

疾病保障保険とは

疾病保障保険とは団体信用生命保険に上乗せする形で疾病保障を付ける保険です。特定の疾病が保障対象です。

団体信用生命保険は基本的に加入が必須

住宅ローンを借りる場合には基本的に団体信用生命保険の加入が必須で、加入できない場合には住宅ローンの審査が通りません。しかし、フラット35の場合は団体信用生命保険の加入が必須ではありません。

団体信用生命保険・疾病保障保険の保障内容

団体信用生命保険の保障内容は基本となるのが死亡と高度障害で、死亡と高度障害に加えて疾病が保障される保険を付けられる場合があります。

団体信用生命保険の保障対象は死亡と高度障害

団体信用生命保険の保障対象はは死亡や高度障害です。高度障害はかなり高度な障害でないと保障されず、両目の視力を失った、言語やそしゃくの機能を失った、神経や精神等の障害で終身の介護が必要、手足を失ったなどかなり深刻な障害となることが条件となっています。高度障害の条件については、契約時に詳細を必ず確認するようにしましょう。該当するような場合はかなり限られることが理解できるはずです。

疾病保障保険の保障対象(3大疾病・7大疾病・8大疾病)

団体信用生命保険の基本となる保障は死亡と高度障害ですが、団体信用生命保険の基本保障に加えて3大疾病である、がん(悪性新生物)・脳卒中・急性心筋梗塞が保障対象となる3大疾病保障の保険や、高血圧症(高血圧性疾患)・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性すい炎(膵炎)の一部または全部が保障対象となる7大疾病保障や8大疾病保障の保険を団体信用生命保険に付け加えることができる場合があります。

死亡と高度障害は該当すると残債が0になる

団体信用生命保険の基本的な保障内容となる死亡と高度障害の場合は保障条件に該当すると住宅ローンの残債務が0になるように保険金が支払われます。

疾病保障部分の保険は毎月の返済額の保障と残高の保障がある

団体信用生命保険に付ける疾病保障の保険では、一定の条件に該当すると毎月の返済額が一定期間保障される場合と、残高が保障される場合があります。毎月の返済額が一定期間補償される場合は、保障条件に該当している間毎月の返済が不要になります。残高が保障される場合は、保障条件に該当すれば住宅ローンの残債がゼロになり、その後の返済が不要となります。

ワイド団信とは

ワイド団信とは引き受け条件が緩和された団体信用生命保険のことで、通常の団体信用生命保険には加入できない人でも、引き受けの基準が緩められているために加入できる場合がある保険です。既往症などがあっても加入できる可能性がありますが、通常は借入金利が一部上乗せされ負担が重くなります。

団体信用生命保険・疾病保障保険の保険料

死亡・高度障害の保険料は無料でも疾病保障を付ける保険は有料が基本

団体信用生命保険で死亡と高度障害のみを保障する最も基本的な保険は保険料が無料となっていますが、がん・脳卒中・急性心筋梗塞を保障する3大疾病保障を付ける保険や3大疾病に加えて保障される範囲が拡大する7大疾病保障・8大疾病保障を付ける保険は保険料が発生します。ただし、一部の住宅ローンでは疾病保障の保険部分が無料となっている場合があります。

保険料は金利上乗せと毎月支払いの方式がある

保険料の支払い方式には住宅ローンの金利に上乗せして支払う方式と、金利上乗せではなく年齢や借入残高に応じた保険料を毎月支払う方式があります。

団体信用生命保険・疾病保障保険の注意点

所定の状態になることが必要

疾病保障の保険は単に病気であると診断されるだけではなく、病気になってしまった上で、就業不能や後遺障害など所定の状態が一定期間継続しないと保障対象にならない場合があります。病気になったけれど思ったほど長引かなかったという場合には保障対象とならない場合があるので、保障されるための条件の確認が必要です。

免責期間がある

がん保険などでは保険を契約した直後にがんと診断されると保険金が支払われない免責の制度がありますが、疾病保障の保険でも免責の期間、保証対象外となる期間が設けられていることがありますので注意が必要です。いつから保障が開始されるのかは保険によって異なるので確認が必要です。

途中解約ができない場合がある

団体信用生命保険に上乗せする疾病保障の保険については途中解約できる場合と途中解約ができない場合があります。途中解約ができない場合には、家計が苦しくなった場合でも、借り換えなどで一度完済しない限り保険料を支払い続けなければいけない場合があるので、契約するかどうか慎重に検討すべきです。

保障される範囲は案外狭い

団体信用生命保険や疾病保障保険はとても心強い保険ではあるのですが、基本的な保障範囲の死亡と高度障害の場合はもちろんですが、7大疾病・8大疾病などに保障が拡大されいても、保障範囲は案外狭いことに注意が必要です。保障対象の疾病になっても所定の状態が一定期間継続しなければいけない場合があるほか、保障対象外の病気やけがは保障がありません。ちょっとケガをしてしばらくの間働けなかったという場合には特別に保障する保険・特約などがない限り保障対象外です。

団体信用生命保険は告知事項が甘め

団体信用生命保険は、通常の生命保険や医療保険よりも告知内容が簡素化されており、緩めになっています。通常の生命保険や医療保険では審査で断られてしまったというような場合でも、団体信用生命保険の場合には告知事項に該当しない場合さえあります。もし、生命保険や医療保険に加入できなかった人でも、団体信用生命保険であれば加入できる可能性があるので諦めないで申し込んでみましょう。

団体信用生命保険に加入すると生命保険の保険金額を減らせる

団体信用生命保険は名前の通り生命保険です。そのため、別の生命保険に加入している場合、保障が重なります。団体信用生命保険に入っていれば、住宅ローンの残債分の死亡保障を確保する必要がなくなります。また、団体信用生命保険があれば、被保険者が死亡しても住宅ローンの残債が無くなり、住宅は残るので、住居の心配も軽減されます。

団体信用生命保険に加入すると既に加入している生命保険の保障が一部不要となる場合があるため、保険を見直す必要がないか検討すべきです。

疾病保障を付ける保険の保険料は高い

団体信用生命保険の死亡と高度障害の基本保障は無料でも、疾病保障を付ける保険は通常有料です。特に金利に上乗せして保険料を支払う場合には、費用負担を感じづらいことがあるため、自分がどれくらいの保険料を払うことになるのかあるいは払っているのか分かっていないことがあります。

疾病保障を付ける保険の保険料は金利に0.1~0.3%前後に上乗せされますが、2,000万円で利率に0.2%上乗せなら残高の減少などを考慮せず単純計算すると保険料相当分は1年当り2,000万円×0.2%=4万円となります。

基本的に生命保険料控除の対象とならないが例外も

団体信用生命保険料は保険料無料の場合はもちろん生命保険料控除の対象になりません。疾病保障を付ける保険は基本的に生命保険料控除の対象にはなりませんが一部の疾病保障を付ける保険は生命保険料控除(介護医療保険料控除)の対象となる場合があります。

まとめ

  • 団体信用生命保険とは、住宅ローンを借りる場合に加入する保険で、死亡した場合や高度障害となった場合に住宅ローンの残債分だけ保険金が支払われて住宅ローンの残高がゼロとなります。
  • 団体信用生命保険は死亡と高度障害を保障しますが、疾病保障を付けられる保険があります。ただし、保障の対象となる条件が厳しい事や保険料がかかることに注意が必要です。

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【団体信用生命保険・疾病保障保険とはの記事は終わりです】

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