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マイナス金利や低金利環境では保険の貯蓄性が低下する

記事作成日:2016年2月20日

日本銀行は2016年1月29日にマイナス金利導入を内容とする追加金融緩和策を決定しました。マイナス金利や低金利環境においては保険の貯蓄性が低下することに注意しましょう。保険では保険契約者から得た保険料を元に、金融市場で資産運用を行っているので、市場で金利低下が進めば運用益を上げられなくなってしまいます。

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保険は預かったお金を国債などで運用

生命保険会社は保険料として預かったお金を増やすため国債などの国内債券や国内株式、外国債券、外国株式などへの投資を行っています。資産運用を行うことで預かった保険料を増やすことができ、保険契約者への還などに充てることができるためです。

マイナス金利導入で国債利回りは低下

日本銀行がマイナス金利導入を決定したことを受けて、保険料の主な運用先の1つである国債の利回りは大幅に低下しました。償還までの残存年限が短い国債の利回りはマイナスとなっている場合もあります。国債利回りが低下すると、国債での運用成果を上げづらくなってしまいます。

国債中心の運用が厳しく

国債での運用成績を上げづらくなると、国債を中心に資産運用を行っている保険会社の経営は厳しくなります。思ったように運用成績が上がらなければ、保険事故の発生による保険金の支払いの負担が相対的に重くなるからです。そのため、保険の予定利率を引き下げて、保険料を値上げする動きなどが出てきます。また、そもそも運用が困難となるような商品の場合には、販売が停止されます。

株式は価格変動が大きく比率には限界も

預かった保険料の運用先は国債だけではありません。金融商品は様々なものがあるため、国債以外の国内の社債や株式、外国株式、外国債券などでの運用も可能です。しかし、国債以外の金融商品は価格変動が大きいため、比率を増やしすぎると保険料の運用が不安定になってしまいます。例えば、国内や海外の株式を中心に運用を行った場合、リーマンショックのような金融危機が発生し株価が急落すると、一気に深刻な経営危機に陥る可能性があります。

そのため、国債への投資比率を下げて、国債以外への投資比率を上げることについては一定の限界があると考えられます。

マイナス金利や低金利環境では保険の貯蓄性が低下

マイナス金利の場合だけでなく、マイナスではなくても極めて低い金利の環境では、新たに保険に加入しようとすると予定利率が引き下げられて、貯蓄性の保険の貯蓄性が低くなります。そのため保険で貯蓄をすることには慎重になった方が良いと考えられます。さらに保険で貯蓄をしても自由にお金を出し入れできない点からも保険で貯蓄をするのはお勧めできません。もちろん、貯蓄性の保険以外でも保険料の値上げが行われる可能性があります。

まとめ

  • 保険での貯蓄は自由にお金を出し入れないことなどからあまりお勧めできません。
  • さらに保険の貯蓄性が低下するようなマイナス金利・低金利環境下では保険に貯蓄を求めることに慎重になった方が良いでしょう。

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【マイナス金利や低金利環境では保険の貯蓄性が低下するの記事は終わりです】

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