自由に生きるために必要なこと
記事作成日:2016年9月6日
日々の生活が辛いと感じる時や、縛られていると感じる時は、自由に生きたいと思うことがあります。自由に生きていくとは、ある人にとっては会社に縛られないということを意味しますし、ある人にとっては自分が好きなことをするということを意味します。人によって自由に生きることの意味は違いますが、自由を得るために必要なことを紹介します。
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自由に生きられないのはなぜ?
自由に生きたいと思うということは、今自由に生きていられないということです。ではなぜ自由に生きていないのでしょうか?自由ではないということは何かが足りないか、何かに縛られているということです。自由に生きていくためにお金が足りない、時間が足りない、会社に縛られている、人間関係に縛られている、などなど何か自由に生きることができない理由があります。
自由に生きるためには、自由に生きていくことができない理由を取り除いていくことが必要です。
お金から自由に生きる
人間が現代の社会で生きていくためにはどうしてもお金の問題を避けて通れません。自由に生きていくためにはお金に困らないことが大前提ですが、お金が十分あることで困らないようになるか、お金が必要ない生き方をすることで困らないようになる方法があります。
十分なお金を用意する
自由に生きていくためには十分なお金があることが重要です。お金が十分にあれば、お金が無いからやりたいことを断念するということは無くなりますし、会社にしがみつかなくてもよくなります。住む場所や働き方の選択肢が広がります。
お金を貯めるためには、高収入の仕事で稼ぐ、副業などで収入源を増やして稼ぐ、投資でリスクを取って運用する、夫婦共働きになる、支出を切り詰めるなどの方法があります。自由に生きていくためには、お金を貯めるために努力したり、耐えたりする期間が必要になる場合があります。
お金が必要ない生き方をする
どうしてもお金をたくさん用意できないような場合でも、お金から自由になることはできます。人によっては自給自足の生活をすることで最低限のお金だけで生活をしていく人がいます。また、自給自足の生活をしなくても極端な節約をすることでお金がほとんどなくても生活していく人がいます。
お金が無くても充実した生き方ができるというのは、ある意味悟りを開いたような素晴らしい生き方だと思いますが、仙人のような生き方で、なかなか実行できるものでもありません。
時間に縛られずに自由に生きる
時間が足りないと自由に生きることが難しいと感じるかもしれません。何かをするためにはお金だけでなく時間が必要になるからです。お金や仕事には不満を感じていなくても、時間が足りないために自分が思うような生き方ができないことがあります。時間はお金と同じかお金以上に大切なものです。
大事だと感じない事はやめるか減らす
お金と違って時間はみんな平等に1日24時間と決まっています。1日を24時間よりも増やすことはできません。1人1人に与えられている24時間をどんなことに使っていくかという時間の配分が重要になります。
睡眠や休息は削らない
よくありがちなのが時間がないから、睡眠時間を削るということがありますが、睡眠時間を削ると健康が損なわれ、起きている間の集中力が低下して、結果として効率が悪くなり時間の無駄遣いにつながります。十分な睡眠や休息をとらないと時間を有効に使えなくなってしまうので、時間がないからと言って安易に睡眠や休息を削ってはいけません。適度な気分転換も重要です。
何が大事かを考えて大事でないことは諦める
あれもこれもやりたいと思っていても、時間は限られているのでやりたいと思ったことを全てできないこともあります。何かを選ぶということは、何かを選ばないということでもありますが、何が自分にとって大事なのかを見極めることができれば、大事なもの以外を諦めて、大事なことに自分の時間を集中させることができます。
定年退職になった人が、仕事ばかりしていて家族との時間を大事にしなかったことを後悔するというようなことがありますが、仕事と家族で時間の配分が上手くいかなかったことを示しています。
会社から自由に生きる
自由に生きるというと、起業やフリーランスということを真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、必ずしも会社=不自由ではありません。会社で働いていても自由に生きることはできます。
起業をして個人事業主になったり、会社経営者になったりしても、お金や時間が足りずにかえって不自由な生き方をしてしまうことさえあります。フリーランスは、収入がいつか途絶えるのではないかという不安に向き合い続けなければいけないこともあります。
会社で働きながら自由を獲得する
会社で働いていることが直ちに不自由を意味するわけではありません。会社の資金力やブランド力を活用することで自分がやりたかったことを自由にできる場合があります。会社で働きながら自由を獲得するためには、会社が自分の生き方を認めている必要があります。会社から必要な人材だと認められることによって、会社が自由な生き方を容認することがあるのです。
会社に縛られない働き方をする
しかし規律を重視するような会社や、ブラック企業では会社員のままでは自由な生き方ができないことがあるのも事実です。
アイデア・意見の自由がない場合
規律やルール、上下関係が重視されるあまり、自由な意見を言うことが困難であったり、創意工夫を凝らした仕事が難しかったり、大胆なアイデアが潰されてしまったりすることがあり、自由な生き方が難しい場合があります。
行動の自由がない場合
また、ブラック企業で長時間労働を強いられたり、休日出勤をしいられたり、休みの時でも電話やメールの応対を求められたりすると、時間の自由が無くなります。肉体や精神を病んでしまっては、行動の自由が奪われてしまいます。
フリーランスや起業は自由とは限らない
会社に所属していると自由な生き方ができない場合は、フリーランスとして働くか、起業・独立をすることで会社に縛られない働き方が出来る場合があります。ただし、会社員よりも不自由になってしまう場合もあります。
副業が自由のきっかけになる場合も
最近ではインターネットなどを活用して副業が行いやすくなっているので、副業をすることで会社に縛られない働き方を実現する人もいます。副業をすれば収入が増えますし、副業を通じて新たな自分の可能性を発見したり、新しい人間関係が得られたりします。
他人から自由に生きる
自由に生きるとは会社に縛られているかどうかとういうことだけではありません。自分が望んだように自然とした生き方ができているかがどうかも大切です。もし、他人の意見に左右されたり、他人の評判を気にしたりしていては、いくら会社を辞めて、自分が好きな事で生計を立てていても自由に生きているとは言えません。
自分の価値観を大切にする
自分が望むものがない空っぽの人間であれば、他人に影響されやすくなってしまい、軸が定まらない人生になります。人生の経験が十分でない時点では、何がしたいのか、何を大切にしたいのか、見えない部分も大きいと思いますが、自分は何を大事にして生きていきたいのか、幹となる考え方を意識して行動するようにしましょう。
他人の意見に振り回されない
自由に生きるためには他人の意見に振り回されないことが大切です。もちろん、他人の意見や忠告を無視するということではなく、必要以上に他人の意見に振り回されないということです。
自分の考えに自信がないと他人の意見を聞くと不安になったり、心配になったりしますが、他人の意見に左右されるのではなく、他人の意見を聞いて受け入れるべき意見なのかどうか冷静に判断できるようになることが大切です。
他人と比べて羨ましがらない
自分の生き方に自信があれば他人がどんな生き方をしていても気にならないはずですが、他人と比べてしまって、羨ましいという気持ちや妬ましいという気持ちが芽生えてしまうと他人に縛られた生き方になってしまいます。自由に生きるためには、他人と自分を比べて何が足りないかを考えるのではなく、自分と他人が違っていることを尊重して自然に受け入れられるようになることが大切です。
他人に認められることを求めない
他の人から認められたい、評価されたい、良く思われたいという気持ちがあると、他人にどうやったら良く思われるかということばかり考えてしまう人生になってしまいます。他人から認められて初めて自分の価値を感じられるようになるのではなく、自分が自分自身を認めることが大切です。
人間関係で八方美人になり過ぎない
他の人から嫌われたくない、悪く思われたくないという気持ちが強いあまり、人間関係で八方美人になり過ぎてしまうと、人間関係にやきもきする生き方になってしまいます。
もちろん、人として付き合っていきたいと思う人との人間関係は大切にした方が人生が豊かになりますが、無理矢理人間関係を維持しようとしたり、悪く思われたくないために過度な気配りをしたりしていると、人間関係に振り回されるような生き方になってしまいます。
家族に縛られている?
人によっては家族に縛られていると感じる人がいるかもしれません。本来家族は助け合って生きていくことができる大変ありがたい存在ですが、関係がこじれてしまっている場合は縛られていると感じるかもしれません。
まずは、冷静に話し合って関係の修復を試みることが重要ですが、関係が冷え切ってしまっている夫婦の場合には夫婦を続けることがかえってお互いの人生にマイナスとなってしまっていることもあります。
ただし、本来は家族は縛られるものではなく、お互いに支え合うことができて、人生を豊かにしてくれる存在です。自由に生きることと不自由は隣り合わせ
自由に生きるということは素晴らしいように思えますが、一歩間違えるとかえって不自由になってしまうこともあります。仕事や会社に縛られたくないからと言って、安易に会社を辞めたとしても、収入が減ってしまって、お金で苦労してしまうようであれば、自由に離れない可能性が高いからです。
フリーター、フリーランスなどは自由な働き方というイメージを持たれてしまうこともありますが、生きていく上ではお金を確保するということはとても重要です。収入がいつまでも不安定な働き方は自由どころか不自由な生き方になってしまうことがあるので注意しましょう。
まとめ
- 自由に生きるためには、十分なお金を準備する、時間を確保する、仕事に縛られない、他人に振り回されないということが大事になります。
- 会社を辞めることが直ちに自由に生きるということではありません。お金に困らないようになって初めて自由な生き方ができるようになります。