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パーソナルファイナンスの意味や意義と実践の手順

記事作成日:2017年5月8日

パーソナルファイナンスとは個人のお金の計画や管理・やりくりのことです。幸せな人生を送るために大切なパーソナルファイナンスの意味や意義、パーソナルファイナンスの実践のために必要な知識、パーソナルファイナンスを実践するための手順・方法について説明しています。人生の設計を基にファイナンシャルプランニングを行った上で、収入・支出や資産・負債について見直し、いざという時への備えは十分かを検討します。

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パーソナルファイナンスの意味

パーソナルファイナンスとは個人のお金の計画や管理・やりくりのことです。パーソナル(personal)は日本語で個人的な、ファイナンス(finance)は日本語で金融となり、直訳すると個人的な金融ですが、金融には財政、財務、資金調達というような意味があり、個人の財政、つまり個人のお金の計画や管理・やりくりに関する活動全般を意味します。家計管理という言葉もパーソナルファイナンスに近い意味になると考えられます。

パーソナルファイナンスとは個人のお金の計画や管理ということになりますが、家族がいる場合には個人ではなく世帯単位でのお金の管理になり、世帯のお金の計画や管理ということになります。

パーソナルファイナンスの意義・重要性

パーソナルファイナンスは幸せな人生を送るためにとても重要なものです。生きていくためにはお金が必要で、お金がないとできないこともあります。

まず、お金がないと欲しいものが買えません。食べ物や住まいにはお金がかかるのでお金を稼がなければいけません。そして、収入に見合ったお金の使い方をしないとお金を使い過ぎてしまい、必要な時に必要なものが買えなくなります。

お金のやりくりができないと家賃や光熱費などを滞納してしまったり、借金に頼った生活に陥ったりしてしまう可能性があります。酷い場合にはお金のやりくりが行き詰って自己破産をしなければいけなくなるかもしれません。

お金は人生のイベントとも関係があります。お金が足りないと結婚や子どもを生むことを迷ってしまったり、遅らせてしまったり、断念してしまう可能性があります。高額なものを買うためにはお金を計画的に貯める必要がありますが、住宅を購入するためには計画的にお金を貯め、無理がない住宅ローンの返済計画を立てる必要があります。退職する前にお金を貯めておかなければ、老後生活が厳しいものになるかもしれません。

お金はいざという時にも重要になります。災害や事故などの場合に貯金があるか、保険で備えているかによって生活への影響度合いが違ってきます。不況時にリストラや倒産で職を失った場合でも蓄えが十分なら、次の仕事を見つけるまで生活の質を落とさなくても済みます。

また、取引や契約のルールを知らなければ、悪徳商法に引っかかってしまったり、約束を守れず他人に損害を与えてしまい損害賠償の責任を負ってしまったりする可能性があります。

幸せな人生を送るためには、適切なパーソナルファイナンスの実践によって必要な時に必要なお金、あるいは保険などの備えが準備できていることが大切なのです。

パーソナルファイナンスの実践にはお金の知識が必要

パーソナルファイナンスを実践するためにはお金の知識が必要です。お金の管理という点では日常的な視点では、日々の家計のやりくりの方法、家計簿のつけ方、口座管理の方法などが大切です。長い視点では人生のイベントを踏まえたライフプランニング・ファイナンシャルプランニングに関する知識が重要です。

世の中のお金の流れを知るためには大前提として経済や金融の仕組みを知る必要があります。そして、トラブルに巻き込まれない様に生活していくためには、クーリングオフなどの契約や取引などに関して消費者として知っておくべき法的な知識があります。

お金を稼ぐためには働くことに関する知識も重要です。どのような働き方があるか、労働に関する法制度はどうなっているかを知ることはとても大切です。また、個人のお金に関しても税金はとても重要で、税金の内容や手続きを知ることで正しく納税をすることができますし、減税措置を受けることもできます。稼いだお金を増やすためには株式などの金融商品に関する投資・資産運用の知識も大切です。

人生にはリスクがつきものですが、人生のリスクの損害をどのように小さくするのかというリスクや保険に関する知識は大切ですし、どのような公的な給付・援助が受けられるのかということを知るために社会保障の知識も大切です。年金に関する知識は退職後の人生設計を考えるためにも重要です。

参考:お金の知識

お金の知識とは

パーソナルファイナンスを実践するための手順・方法

パーソナルファイナンスを行うためには、現状を把握した上で、人生の目標から人生の設計(ライフデザイン)を行い、人生のお金の計画を作り(ライフプランニング(人生の計画)・ファイナンシャルプランニング(人生の資金面での計画))、長い目で見て、家計の状態がどうなっているかを検討します。

その上で、収入、支出、資産(貯金、投資・資産運用)、負債(借金・返済)などについて改善点を探っていきます。また、リスクに関してどうやって備えるかということも考えます。

家計の状態の現状を把握する

パーソナルファイナンスを考えるためにはまず個人のお金、家計の現状を把握することから始まります。家族構成(子供の数や進学などの進路、両親の介護の必要性、相続の予定など)、収入(職業・キャリアプランなども含む)、支出(家族などへの仕送りなども含む)、資産(貯金や投資)、負債(キャッシング、カードローン、住宅ローンなど)、保険(公的保険、勤務先の保障制度、民間保険など)などについて把握します。

年間の収支(キャッシュフロー、家計の損益計算書)や資産負債残高(家計の貸借対照表、バランスシート)を示した表を可能であれば作成します。

ライフプランニング・ファイナンシャルプランニング

人生の目標を考えます。仕事や家族、お金などの面を中心に将来どうなっていたいかというイメージを作ります(ライフデザイン)。その上で、把握した家計の現状を基に、将来の収入や支出を予測し、長期的なお金の計画をシミュレーションします(ライフプランニング(人生の計画)・ファイナンシャルプランニング(人生の資金面での計画))。

結婚、出産、住宅購入、子どもの入園・入学・進学、退職、介護、相続など人生の重要なイベントの時に必要なお金が準備されているかを意識して計画を作ります。

厳しめに見積もって人生の全期間を通じ資産が尽きることがなければとりあえずは金銭面では問題が少ないとみられますが、子供が大学に進学する頃や、退職後の老後生活の時点で、家計の資産が尽きてしまう可能性があります。金銭面で問題があれば、収入・支出(フロー)、資産・負債(残高)について改善点を探っていきます。

お金を稼ぐこと(収入面)の見直し

収入が少ないと考えられる場合はお金を稼ぐこと(収入面)の見直しについて考えます。まず仕事を頑張って収入が増えるように努力することが大切です。相対的に収入が低い職業についている場合には高収入の職業に転職できないかを検討します。非正規社員として働いている場合には正社員として働けないか検討します。夫婦で片方しか働いていない場合には共働きができないか検討します。状況が許せば副業を行うことも検討の価値があります。

つまり、キャリアデザイン・キャリアプランについて考えるということになります。

お金を使うこと(支出面)の見直し

支出が多い場合にはお金を使うこと(支出面)の見直しについて考えます。家計を圧迫しやすいのは住居費、自動車関係費、教育費、保険料、通信費、食費・外食費などですが、家計簿などを参考に無駄な支出がないか振り返っていきます。

特に固定費は一度見直しを行うと節約効果が続くため支出の見直しをする場合には固定費を削れないかということから検討しましょう。税金の面から減税措置が受けられないかなどについても検討しましょう。

お金を貯めること・増やすこと(資産面)の見直し

貯金が少ないという場合やお金はあるけど投資をしていないというような場合には、お金を貯めることやお金を増やすことといった資産面の見直しを考えます。家計管理の改善も重要となることがあります。貯金がなかなかできないという場合には、先取り貯金でお金を積み立てるようにすると貯金できるようになります。

資産運用を行っていない場合には、どのくらいリスクを取れるのかということを意識しながら、株式や投資信託、不動産などに投資を行うことを検討します。預金保険制度などを理解した上でお金を守ることについても検討が必要です。

お金を借りること・返すこと(負債面)の見直し

借金がある場合にはお金を借りることや返すことといった負債面の見直しを考えます。借金の残高や利息を考えて返済が困難であれば自己破産などの債務整理の可能性について専門家に相談するなどして検討します。

借金の利息が高い場合には、借り換えによって負担が軽くならないか検討します。手元の資金に余裕があれば繰り上げ返済について考えます。これから住宅購入をするといったような場合には、無理のない借り入れ・返済計画になっているか検討します。

いざという時への備えを見直す

人生のリスクへの備えが出来ているかどうかについても見直します。病気やけが、その他の突然の支出に備えて非常用のお金が準備できているかどうか検討します。もし、お金が足りないようであれば、社会保障制度や勤務先での保障制度、民間保険などで補えないか検討します。

また、自然災害や事故、損害賠償責任などによる損害に対して必要な保険を準備しているか検討します。また、介護・相続・事業承継等について計画的に備えておくことも必要です。

見直しを実践し定期的に振り返り修正する

パーソナルファイナンスの実践は1度行えば終わりというわけではなく、長い人生の間、意識して実践していくものです。計画や見直しは1度限りのものではなく、定期的に振り返って、現状に合わないものになってきたら修正していくことが大切です。

パーソナルファイナンスはファイナンシャルプランナーのアドバイスも参考になる

ファイナンシャルプランナー(FP)は人生の資金計画について助言を行う専門家です。パーソナルファイナンスの実践が難しいと感じる場合には、ファイナンシャルプランナーに相談することで、的確な助言が得られる場合があります。

まとめ

  • パーソナルファイナンスとは個人のお金の計画や管理・やりくりのことです。
  • パーソナルファイナンスを実践するためにはお金に関する知識が必要で、ファイナンシャルプランニングを行った上で、収入・支出や資産・負債について見直し、いざという時への備えは十分かを検討します。

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【パーソナルファイナンスの意味や意義と実践の手順の記事は終わりです】

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