自慢をしないための方法
記事作成日:2018年6月6日
ついつい他の人に自慢をしてしまって、後でやってしまったと後悔した経験があるかもしれません。自慢はあまり良くないことだとわかっていても、ついつい自慢をしてしまうことがあります。自慢をすると他の人から嫌がられることもあるため、自慢をしないようにする方が人間関係が上手くいくことが多いです。自慢をしないためには、自慢を聞いた他の人はどう感じるかということを意識することが重要です。
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他の人の自慢を聞きたいと思うかどうか考える
自慢しないようにするためには、自分が他の人の自慢話を聞きたいかどうかということを考えてみればよいと思います。もちろん、人の自慢話に刺激を受けて、自分も頑張らなくてはというように良い刺激を受けることもあります。
しかし、自慢話を素直に羨ましいとか、良い話だと思える場合ばかりではなくて、心地が良くない、不快であると感じることもあるでしょう。また、自慢話をしている人を面倒な人だなとか、鬱陶しい人だなというように感じてしまうこともあるでしょう。嫉妬や妬み、恨みの感情を持ってしまうこともあるかもしれません。
自分が他人の自慢話を聞かされたとしたらどうか?ということを考えた時に、あまり気分がいいものではないなと感じることができれば、自分も自慢しなくなるのです。人からされたら嫌なだと感じることは、自分もしないということです。
自慢をしてしまうと、他の人を嫌な気持ちにさせてしまったり、他の人から妬みや嫉妬をされてしまったり、他の人から煙たがられたりしてしまい、自慢しても良いことがないと考えるようにするのです。
どうして自慢したくなってしまうのか自分を振り返る
どうして自慢したくなってしまうのか、自慢をするために自分自身で考えてみましょう。他の人に認められたい、羨ましいと思われたい、自分を大きく見せたいと感じているのか、あるいは、どこかで満たされない気持ちがあって、自慢することで自信を持ちたい、満たされたいのか、構ってほしいのか、何らかの感情が背景にある場合があります。
人に自慢したくなってしまった時は、自慢をしてしまう前に一度立ち止まって、なぜ自慢をしたくなってしまっているのか冷静になって落ち着いて振り返ってみましょう。
自信を持つ・満足感や幸せを感じる
もし自分が満足している、幸せだと感じられているのであれば、人に自慢するまでもなく、自分で噛みしめるだけで済んでしまいます。人に自慢したくなってしまうのは、自分が満足していない、幸せだと思っていない、自信がない、劣等感やコンプレックスを感じていることの裏返しでもあります。
何か人に誇れるものがあるのであれば、まずは自分が自信を持つようにしましょう。また、満足感や幸せだということを感じられるように受け止め方を変えるのです。
人の欲は限りないため何かを得ても足りないと思ってしまうことがありますが、今あることから幸せを感じられるようになる、満足だと感じられるようになると、他の人に認めてもらおうと自慢をする必要がなくなるのです。
他人に関心を持つ
自慢ばかりしてしまう人は、自分のことばかり考えていて、他の人にあまり関心がない場合があります。自分が認められたい、自分が構ってほしい、というような感じです。そのため、自分のことばかり話してしまいますが、自慢をしないようにしたいのであれば、自分を伝えることよりも、相手から聞き出すことに意識を集中しましょう。いわゆる聞き上手というものです。
他の人に関心があれば、自分のことを語るのではなく、人の話を聞くようになるため自慢話をしなくなるのです。また、他の人から関心を持ってもらえると心地よく感じることもあるため、円滑な人間関係を構築しやすくなる場合があります。
自慢で人の関心を引こうとしない
寂しさや構って欲しい、凄いと思われたい、認められたいというような心理から自慢をしてしまうことがあります。しかし、自慢話では相手に煩わしいと思われてしまうこともあり、必ずしも臨んだ結果が得られるとは限りません。
表面上、凄いという反応をしてもらえることや、関心を持ってもらえることがあるかもしれませんが、内心は全く別の感情を持たれているかもしれません。
自慢をすることで人の関心を引こうとするのではなく、他の方法で人間関係を構築するようにしましょう。本当に他の人から認められるようなものがあるのであれば、自慢をしないでも自然と評価されて認められるようになります。自慢をしても認められるようなことはほとんどないのです。
他の人を尊重する気持ちや感謝する気持ちを持つ
人間はお互いに支えあって生きています。人生で関わる人とは何かしらの好影響を与えあって過ごしていけることが理想です。お互い嫌な気持ちを与えあうよりも、良い気持ちを与えあえるようになることが望ましいです。
他の人を尊重する気持ち、感謝する気持ちを持つことができれば、他の人に対して自慢しようという気持ちが薄れていきます。自慢する心理には、他の人より優れていることを示したい、劣等感を無くしたいということがありますが、他の人を尊重し、他の人に感謝の気持ちを持っていれば、他の人と優劣をつけることによって自分に自信を持とうとはしなくなります。
過去の自分と比べてどうかを意識し自分で自分を認める
自慢をする気持ちの背景として、自分に自信がない場合があります。自分に自信がない、自分の中身がないことを感じているからこそ、人に自慢をして、認めてもらおうとしてしまうことがあるのです。
また、他の人と比べて優れていることを示して自信を持とうとすることがあります。特に弱い立場の人や自分よりも下だと感じる人に対して自慢をするときはその傾向があります。
しかし、他の人に認めてもらおうとするのではなく、他の人の上に立とうとするのではなく、過去の自分と比べて自分はどうなったかということを自分自身が認めることで、自信を持つようにする、自分を認めるようにするのです。そうすれば人に自慢をする必要性が薄れるのです。
謙虚さを忘れない
世の中には上には上がいますし、人は個性があって良いところも悪いところもあり優劣をつけることが人生の目標ではありません。
また、社会の中で人は助け合って生きているのであって、優越感を感じたり、マウンティング行為をしたりしていると、他の人から嫌われてしまうことがあります。
更に、自分は凄いと自慢をしてしまうことによって傲慢になってしまい、更に良くなるチャンスを見失ってしまうことがあります。
謙虚さを失ってしまうと、自分が凄い人間であるかのように思ってしまって、つい自慢をしたくなってしまいますが、常に謙虚さを忘れないようにすることも自慢をしないためには重要です。
自慢した時の後味の悪さを思い浮かべる
自慢をした時に何となく気まずくなってしまったり、後味が悪いと感じたりすることはないでしょうか。また自慢してしまったとか、言い過ぎてしまったというようなこともあるかもしれません。人の反応が芳しくなければよい気持ちにはならないものです。
もしこれまで過去に自慢をしたことで、気まずさや後味の悪さを感じてしまったことがあるのであれば、その気持ちを心に刻んでおいて繰り返さないように自戒を込めて強く意識することが重要です。
失敗から学ぶということですが、自慢をすると自分自身も複雑な心境になることがあったのであれば、その失敗から学んで自慢をしないように注意するのです。
話す時は言葉の選び方に気を付ける
自慢をしないようにするためには、慎重に言葉を選んで話すことも効果的です。自分の価値観を押し付けるような話し方をしない、相手の意見を汲み取らないような話し方をしない、自分を強く表現するような言葉遣いをしない、柔らかい表現を心がけるなど、相手の心情に配慮した言葉遣いをすることで自慢を減らすことができる場合があります。
自慢といったことに限りませんが、話をするときは人と人との言葉のやり取りになるので、一方的になってはいけません。相手の考えか気持ちを考えながら、相手も自分も楽しめるような言葉のやり取りができるように努力してみましょう。
まとめ
- 自慢をしないためには、まず自慢をされた人がどう思うかということを考えることが大切です。もし自分が他の人から自慢話を聞かされたらどう感じるでしょうか。自慢されても心地よくないだろうと思うことができれば、自分も他の人が嫌がることをしたくないと思えるようになります。
- 他にも自慢をしないためには、自分と他人と比べるのではなく自分と過去の自分を比べるようにする、自分に自信を持つようにする、他の人に関心を持って気持ちを尊重するようにする、謙虚さを忘れないようにする、なども効果的です。