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地すべり・がけ崩れ・土石流(土砂災害)の防災・減災

記事作成日:2016年9月14日

斜面の地表面が移動する「地すべり」、土砂災害には崖になっている部分が崩れ落ちる「がけ崩れ」、土砂が川などに沿って大量に流れてくる「土石流」があります。いずれも大雨が発生の引き金となることが多く、地震によっても発生することがあります。土砂災害は地形や地質などによって特に発生の危険性が高い地域があります。

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土砂災害の種類と特徴

地すべり

土砂災害・地すべり

地すべりとは斜面の地表面の土砂が地下水などの影響によって斜面に沿って移動する現象で、大雨・豪雨や地震が原因となって発生します。斜面の表面の土砂が広い範囲にわたって移動し、家屋などが広い範囲にわたって押し流されてしまうことがあります。

地すべりの予兆現象

地すべりは地滑りが発生しやすい地形・地質の地域に大雨が降った場合や地震によって振動が発生した場合に発生しますが、次のような前兆となる現象が観察される場合があります。

  • 地面にひび割れが発生する
  • 地面が陥没する
  • 地面から水が噴き出す・湧き出す
  • 井戸や沢の水が濁る
  • 木が揺れる・傾く
  • 地鳴り(地面から音が鳴る)がする
  • 人工物にひびなどが出来る

斜面の地域で警戒が必要

斜面に家屋が立ち並んでいるような地域は地すべりの危険が潜んでいる場合があります。また、地下水のくみ上げが行われていて地下水の流れが変化しているような地域や不自然な土砂の採掘が行われたことがある地域では地すべりの危険性が高い場合もあります。

がけ崩れ

土砂災害・がけ崩れ

がけ崩れはがけになっている部分に雨が降って水分が染み込むことで緩んでしまい崩れ落ちる現象です。短時間で急に発生することから避難する時間がないままがけ崩れの土砂に巻き込まれてしまうことがあります。地震の振動によってがけ崩れが発生することもあります。

がけ崩れの予兆現象

がけ崩れは雨水によって地盤が緩むことによって発生しますが、次のような前兆現象が観察されることがあります。普段と見慣れているのと違う様子が観察されたらがけ崩れを警戒し、すぐに安全な場所に避難するようにすべきです。

  • がけから水が流れ出す
  • がけから砂や小石などが落ちてくる
  • がけにひび割れが見られる
  • 地鳴り(地面から音が鳴る)がする
  • 木が揺れる・傾く

がけ崩れは都市部でも発生する

がけ崩れは山間部で起きる土砂災害で都市部では発生しないと思っていませんか?都市部でも高台になっている部分の端ではがけ・急斜面になっている場合があり、危険性が高い地域があります。

土石流

土砂災害・土石流

土石流とは、大量の土砂が水と混ざって押し流されてくる現象を言います。水の割合が多いと鉄砲水と呼ばれます。土石流は、とても速い速度で流れてくるのであっという間に家屋が土砂に埋もれて流されてしまいます。

土石流の予兆現象

土石流は山や川の土砂・石が集中豪雨によって川に沿って一気に流されることで発生することが多くなっています。土石流の前兆現象として次のような現象が観察される場合があります。

  • 川の流れが濁る
  • 川の流れに木が多く混じる
  • 腐った土のにおいがする
  • 山鳴り(山から音が鳴る)がする
  • 大雨の後なのに川の水位が急に下がる
  • 木が裂ける音や石がぶつかる音がする

土砂災害の防災・減災・予防

土砂災害の危険性が高い地域には住まない

がけ崩れ・地すべり・土石流といった土砂災害の防災・減災に効果的なのは、土砂災害の危険性が高い地域にすまないということです。土砂災害は、がけがある、斜面である、山が近い、川が近いなど発生しやすい地形的な条件があります。危険な地域に住まない、危険な地域に住んでいる場合には引っ越しを検討するということが、土砂災害の予防に効果的です。

事前に土砂災害が発生しやすい地域を知っておく

自治体では土砂災害が発生しやすい場所を「土砂災害危険箇所」や「土砂災害警戒区域」として公表しているため自分が住んでいる地域、住むことを検討している地域の土砂災害の危険性を把握しておきましょう。

また、自宅周辺を歩いてみて回って地形を把握しておくことも意味があります。土砂災害は直感的に危険そうな場所が分かるからです。自宅の付近に山がある、がけがあるなどといった場合には注意が必要です。

土砂災害防止には対策工事も有効

土砂災害の防止には対策工事が有効です。ただし、個人の費用負担で行うことは難しいため、行政頼みとならざるを得ません。危険性が高いと考えられる場所では、行政に相談して対策工事を要請することになります。ただし、行政の判断によります。

土砂災害は大量の雨が原因となるので大雨・豪雨・台風に警戒する

土砂災害は地震などによっても引き起こされますが、多くの土砂災害は大雨が原因になります。雨量が多い場合、短時間で勢いよく雨が降った場合は土砂災害の危険性が高まっているため警戒が必要です。

大雨が予想される場合には、テレビなどを通じて情報を集めることが重要です。土砂災害の危険性が高まっている場合には、「土砂災害警戒情報」が発表されることがあります。ただし、局地的なゲリラ豪雨などはテレビなどで取り上げられる前に災害が発生する場合もあるので注意が必要です。

土砂災害は危ないなと思ったら自発的な避難が重要

土砂災害は局地的に起こる可能性があり、行政が災害の発生の予兆を掴み、避難勧告を出すことができないまま発生する可能性があります。そのため、土砂災害は危ないと感じたら行政が避難勧告を出すのを待たずに自主的に避難することが重要です。

事前に自宅周辺の危険性を把握しておいて、過去にないような大雨が予想される場合や大雨が降っている場合には早めの避難が大切です。土砂災害の予兆現象が見られた場合も早めの避難が重要です。

避難し遅れたら家の中でも安全と思われる場所に移動する

土砂災害に巻き込まれないためには早めの避難が重要ですが、逃げ遅れてしまった場合は家の近くの頑丈そうな建物・高い建物か家の中でもなるべく安全だと思われる場所に移動します。家が2階建てなら2階に避難すると土砂に埋もれる可能性を下げることができます。がけなどの反対側の部屋に移動すれば助かる可能性を少しでも高めることができます。

雨がやんだ後も発生する可能性がある

土砂災害は雨がやんでからもしばらくの間は発生する可能性があります。大量の雨が地面に染み込んだ場合は雨がやんでから土砂が移動して土砂災害が発生する可能性があります。大量に雨が降った場合には、しばらく警戒を緩めないようにしましょう。

まとめ

  • 土砂災害を防ぐためには、事前に土砂災害の危険性が高い地域を把握しておき、大雨が発生した時には危ないと感じたら早めに避難することが重要です。
  • 土砂災害には予兆現象が見られることがあるため普段とは違う様子を感じ取ったら、安全だと思い込もうとしないで避難することが大切です。

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【地すべり・がけ崩れ・土石流(土砂災害)の防災・減災の記事は終わりです】

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