保険だけでなく人間関係はもしもの備えに大切
記事作成日:2015年10月17日
最終更新日:2017年5月1日
もしもの事態に備えて保険に加入することで、金銭面からはいざという時に備えることができるようになります。しかし、保険に入っていれば安心かといえばそうではありません。保険が解決してくれるのは金銭面だけなので、金銭面以外の安心にはつながりません。人と人とのつながり、人間関係ももしもの時の備えになることを意識しておきましょう。
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保険事故が起きたら手続きをしてくれる人が必要
軽い保険事故で、保険に加入した本人が保険金の請求手続きをすることができるのであれば問題はありませんが、死亡や高度障害、重度の病気やケガなどの場合は保険契約者が保険金の請求を行うことができません。そのような場合に保険に加入している事実を本人以外が知らないと、保険金請求が行われないままになってしまうという可能性があります。
保険会社からの事務連絡が保険契約者に定期的に行われることから、周囲の人でも保険契約の存在に気づくチャンスはあるのですが、保険事故の発生を機に、家を使わなくなり、売却してしまったり、引っ越してしまったりするような場合もあります。そうなると本契約の存在がなかなか気づかれないということがあります。
周囲の信頼ができる人に保険契約の存在を伝えておいて、いざという時は手続きをしてくれるようにお願いしておかないと保険の意味がなくなってしまう場合があります。
トラブルの時には誰かの助けが必要となることも
保険は金銭面の問題の解決には役立ちますが、保険事故が発生すると金銭以外の面でも問題が生じます。例えば、死亡したりや高度障害になったりする保険事故が発生し、子供など何らかの保護を必要とする人が残された場合、身寄りがないととても苦労することになります。
保険で保障・補償されるようなトラブルであっても、保険だけですべてが解決することばかりではありません。保険は金銭的な問題は解決してくれるかもしれませんが、人間社会は人と人との関わりでできているため、人間関係が大切になる場合があります。
また、世の中には保険ではそもそも保障・補償されないトラブルがあります。保険で対処できないトラブルの場合には、自分の貯金で何とかするか、周りの誰かに助けを求めるしかありません。
人に頼ってばかりではいけないのですが、人生で遭遇する様々なトラブルの中においては、家族など親しい人間関係に助けてもらえることがあります。お互いさまという気持ちで普段から家族など自分に近い人とは良好な人間関係を築いておかないと、いざという時に困ってしまうことがあります。
保険を契約するだけでなく人間関係も大切に
リスクに備える手段として保険は大切ですが、人間関係も大切です。誰も頼れる人がいないと、いざ困った時に誰からも助けてもらえません。身寄りがない、困った時に頼れる人がいないというのは、保険を契約していないことや貯金がないことと同じようにとても危険な状態です。
まとめ
- リスクへの備えとして保険は重要ですが、家族などとの人間関係を大切にすることも重要です。
- いざという時に保険では解決できない問題もありますが、周囲の誰かが助けてくれることもあります。
- 身寄りがない、誰も頼れる人がいないという状態はとても危険です。