ガソリン代の節約
記事作成日:2015年4月21日
自動車関係費の1つ、ガソリン代の節約方法について説明しています。ガソリン代は自動車をたくさん乗る人にとって高額となりやすい費用です。ガソリン代=ガソリン使用量×ガソリン価格です。そして、ガソリン使用量=走行距離×燃費です。走行距離を必要最低限にして、燃費を良くして、安くガソリンを買うことが節約につながります。
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ガソリン価格の特徴
ガソリンの原材料である原油はほとんど輸入のため、国際価格の影響を受けます。ガソリンの多くはドル建て契約のため、為替レートの影響を受けています。円高になれば日本のガソリン価格は下がって、円安になれば上がります。
ただし、ガソリン代は、揮発油税(1リットル=48.6円)、地方揮発油税(1リットル=5.2円)、石油石炭税(2014年4月から1リットル=2.54円、2016年4月からは1リットル=2.8円)が上乗せされていますが、税金部分は変動しません。消費税もかかります。
平均的な1カ月のガソリン代
5年に1度行われている総務省の「全国消費実態調査」(平成21年調査)によると1世帯当たりの1か月のガソリン代全国平均は5,195円です。自動車保有率は72.8%なので、レンタカー利用などを除外して簡便的に自動車がある世帯に割り戻すと7,136円となります。
燃費の改善
まずは燃費を改善する方法です。
基本はエコドライブ!
節約度:★★
エコドライブは、急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルなど、急な動作をしないことが基本です。発進する時は、ゆっくりと発進しましょう。走行中は、車間距離を広めにとって、急ブレーキをしなくてもいいように調整しましょう。下り坂ではなるべくアクセルを踏まないようにすると、エコドライブになります。また、アイドリングはガソリンの無駄づかいなのでやめましょう。
エアコンは適切な温度に設定しよう
節約度:★
車にもエアコン(A/C)がありますが、冷却・除湿する機能しかないそうです。というのも暖房はエンジンの熱を利用しているようなので、A/Cをオフにしても暖かくなるんです。そのため、冬場ではA/Cをオフにしても車は温まるのでA/Cを切っても大丈夫です。ただし、車内と車外の温度差で窓が曇ってしまうので、その場合にA/Cをオンにすると除湿機能で曇りが消えます。運転に支障が無いように場面に応じてA/Cを使い分けましょう。また、適切な温度に設定して、暖めすぎない、冷やしすぎないように注意すると燃費が改善します。
定期的な点検で空気圧をチェック
節約度:★
タイヤの空気圧が不足していると、タイヤが最適な形でなくなってしまい、走る時の抵抗が増えてしまい燃費が悪化します。定期的な点検でタイヤの空気圧をチェックして空気圧が不足しないように気をつけましょう。エンジンに吸い込む空気のフィルターの役割を果たしているエアクリーナーエレメント、エンジンの回転をスムーズに行うためのエンジンオイル、エンジンオイルの汚れを取り除くオイルフィルター、エンジンの燃焼室で燃料に着火するスパークフラグなどは、劣化してしまうと燃費悪化につながりますので、定期的な整備で点検しましょう。
車の荷物は最低限に
節約度:★
車が軽いほど、車を動かすためのエネルギーの消費量が減るので、車の荷物は必要最低限にしましょう。不必要な荷物が乗ったままになっていないか、点検してみましょう。また、車の凹凸があると空気の抵抗を大きく受けて燃費が悪化してしまうので、車の上部のルーフキャリアなどに使わない荷物が乗ったままになっている場合、外した方がいいと思います。
計画的なお出かけで渋滞を避ける
節約度:★
ガソリン代を節約するためには、なるべく渋滞に巻き込まれないことが重要です。渋滞に巻き込まれてしまうと、発進とブレーキ、停車の繰り返しになってしまい、燃費が大幅に悪化してしまいます。長距離のお出かけの時には、少し早起きして早めに家を出たり、渋滞シーズンを避けたり、混んでる道を避けたりして、渋滞に巻き込まれない計画的な運転がガソリン代の節約につながります。
リアルタイムな渋滞情報を活用
節約度:★
道路上やナビゲーションなどで表示されている渋滞情報や工事情報などを参考に、なるべく渋滞している道、工事している道などは避けて走りましょう。
時間にゆとりを持って出かける
節約度:★
時間にゆとりがなくて焦ってしまうと、どうしても運転もゆとりがないものになってしまいます。時間に間に合わせようとして、急加速が増えて燃費が悪くなってしまうこともあります。また、焦って運転すると、時間に意識が行ってしまって注意力が低下してしまって、交通事故を起こしやすくなってしまいます。行動にゆとりを持てば、落ち着いて安全でエコなドライブができると思います!
大型車やタクシーの動きに注意
節約度:★
トラック、バスなどの大型車の後ろを走行しているときは、前の道路の状況がよくわからないため注意が必要です。突然、前の車が止まったりすると、急ブレーキを踏まなければならなくなるので、なるべく後ろにつかないように気をつけましょう。トラックは一般車とは目的地が違うので、思いもよらないところで曲がったり減速することもありますから、後ろになってしまったら、十分に注意して車間距離をとりましょう。
走りなれていない道では、バスの停留所の場所が分からないのでバスの停車場所も予測できません。バスの後ろを走る時も車間距離を広めに速度を落として走行しましょう。そして一番注意しなくてはいけないのが、タクシーです。タクシーはお客さんを乗せている時はお客さんを降ろすため、乗せていない時もお客さんを乗せるため、急ハンドル、急停車、急な車線変更などをする場合があります。タクシーの真後ろでなくても、急な車線変更もあるので、タクシーの動きには十分注意しましょう。
走行距離を減らす方法
次に走行距離を減らす方法です。
事前に走行経路をよく考えておく
節約度:★
目的地まで最短距離でつくために、事前にルートを調べて、迷わないようにすることが大切です。道に迷ってしまうと動揺してしまいますし、時間ももったいないと思います。何か所か立ち寄る場合もどのルートを通ると効率的に走行できるか、事前に調べておくことが重要です。行き当たりばったりの旅も楽しいですが、目的地がはっきりしている場合は計画的なドライブが大切です。
車の利用を必要最低限にする
節約度:★
自転車や徒歩でいける距離であれば、車の使用を控えるという手もあります。身体を動かすのは健康のためにもなると思います。