立地や利便性が良くない駐車場で気を付けるべきリスク
記事作成日:2016年9月7日
地域の中心部から離れていたり、裏道にあったりする立地が良くない駐車場や、使いづらい駐車場は駐車場代を安く抑えることができますが、安い賃料にはやはり安い理由があります。都市部などでは駐車場代が高くなることがあるので、駐車場代が安くなるのは嬉しいことですが、賃料が安いことで注意した方が良い事について紹介します。
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人の目が届かない駐車場
奥まった場所にあるような立地が悪い駐車場は賃料が安くなる傾向にありますが、リスクも考慮する必要があります。人の目に就きづらい場所では車が盗難されてしまったり、車上荒らしにあったり、いたずらされたりする可能性が高まります。
また人気がないような場所では夜道が怖く感じる事があり、夜に車を使いづらくなってしまうことも考えられます。Uターンのためなどで契約していない車が自由に入ってくることもあります。
入庫しづらい駐車場
入庫しづらい駐車場は入庫の際に車を傷つけてしまう可能性が高まります。駐車場までの道が狭い、余裕がない曲がり角がある、バックで入庫しなければいけない、交通量が多い路上で入庫操作をしなければいけない、切り返しの余裕がないなど使いづらい駐車場はいくら賃料が安くても契約を避けた方が良い場合もあります。
駐車スペースが狭い駐車場
駐車場は同じ広さであれば出来るだけたくさんの車を止められた方が賃料を多くもらうことができます。そのため、駐車スペースを狭く設定し、両隣の車との余裕があまりない駐車場になってしまっていることもあります。車への出入りに気を遣うようになってしまいますし、ドアの開閉時に自分の車が傷つけられてしまう可能性もあります。安い駐車場にしても修理費がかかってしまっては意味がありません。
舗装されていない砂利の駐車場
コンクリートで舗装されていない砂利の駐車場は賃料が安くなる傾向があります。砂利の駐車場といっても状態は様々で地面の凹凸があるような駐車場もあれば、コンクリートと変わらないような使いやすい駐車場もあります。
あまり十分な管理がされていない未舗装の砂利などの駐車場は凹凸で入庫しづらかったり、水たまりができやすかったり、走行時に小石が飛びやすくなっていたり、夏などは雑草が生い茂ったりして使いづらいことがあるので注意が必要です。泥水がはねて足回りが汚れやすくなることもあります。
家の駐車場を貸し出している場合
自宅の駐車場を使わなくなったので貸出すというような場合があります。賃料は安く設定される場合もあるのですが、人の家の目の前の駐車場の場合には、さすがに使いづらいことがあるので注意が必要です。また、不動産屋などを仲介しないで契約した場合には、トラブルが発生した場合に解決に手間暇がかかってしまうことがあるので注意が必要です。
機械式駐車場
機械式駐車場は、出し入れに時間がかかるため賃料が割安に設定されることがあります。しかし、機械式駐車場は出し入れに時間がかかるということ以外に、メンテナンスの場合には出庫できなかったり一時的に別の場所に止めるように求められたりすることがある、機械が故障してしまうと長時間出庫できないことがある、地震が発生すると点検で安全が確認できるまで操作できなくなることがあるなど自由に出し入れができないリスクがあることに注意が必要です。
屋根がない青空駐車場
賃貸で借りる場合には屋根がない青空駐車場が普通ですが、屋根がない駐車場と屋根がある駐車場では車の汚れやすさがかなり違ってきます。車は汚れても気にしないという人は良いのですが、屋根がない駐車場を利用していて、ほとんど洗車をしないままにしていると汚れが取れづらくなってしまうことがあります。
まとめ
- 立地や利便性が良くない駐車場は賃料を抑えることができて節約につながりますが、気を付けなければいけないことがあります。
- 駐車場の使い勝手が悪くて車を壁面などにぶつけてしまったり、整地されていないために自動車が汚れやすくなったりしてしまっては、かえって高くついてしまうことがあります。